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(びん沼川)バス釣りレポート
1999年4月

Contents

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【霞ヶ浦】寒くて風が強くて人が多い土浦

1999年4月29日木曜日みどりの日、霞ヶ浦で釣りをした。

前日の天気予報によると寒冷前線が通過して寒気が入ってくるということだったが、空模様は雨のち晴れだったので、なんとなく、釣りできるような気がして、霞ヶ浦に行くことにした。予想気圧配置を見ると等圧線が縦縞になってたけど、それでもなんとなく、船を出せるかもと楽観していた。

4時20分ごろ、霞ヶ浦湖畔に到着。マルトボートに行く前に湖面の様子を見ておこうと思って、とりあえず、土手に上がって湖面を眺める。と、そこは、海のよう。まるで真冬の日本海のようだ。といっても、ほんとは、日本海を見たことはない。なのでこれは空想。

まぁそれが空想であろうがなかろうが、とにかく、さすがにこれじゃぁ明らかに船は出せない。なのでマルトには立ち寄らず、前回に引き続きオカッパリをすることにする。場所は前回と同じあたり。スピニングロッドを1本持って、4時半ごろ、釣り始める。


今日はクロシャとかボディシャとかリーパーじゃなくて、アライブシャッドでやってみる。アライブシャッドでは生まれてこのかたまだ1匹しか釣ったことがないから、今日はこれで釣って信頼度を向上させる作戦だ。別に戦うわけじゃないけど。

アライブシャッド・3インチ・グリーンウィニー・1/16オンスネイルボムでやってみる。とりあえずヘチを通すがノーバイト。ヘチから1mくらいのところを通してもダメ。斜めに投げて引いてくる。とかしばらくやってたらギルが釣れた。さらに続けてやってると、また釣れた。もひとつ釣れて、ギル3匹。やれやれ。

さらに続けてやってると、コッとほのかに伝わるようなバイトがあった。こんどのはバスっぽい。ジワーっとゆっくりロッドを動かし聞いてみると、生命感がある。そのまま大きくゆっくりフッキングして、乗った。けど、バレた。ぅふぅ。

同じところを通した数投目、またもや軽い感じのバイト。乗った。バレた。げげ。

さらにしつこく同じところにワームを通す。数投後、またもやバイト。一瞬乗ったがまたバレた。なんというか、ヘタだ。


それでもめげずにしつこくやり続ける。同じように軽いバイトがり、同じように乗り、同じようにバレることはなく、ようやく釣れた。ちょうど1000gのけっこうな魚だ。このとき5時15分

このサイズが1本出れば帰ってもいいや、とも、かすかに思ったが、続ける。が、バイトがない。ちょっと歩いて移動するとKawanaさん発見。今日は坊ちゃんと一緒だ。はじめましてカワナユウキです、きちんと挨拶をする立派なお子さんだ。おいらが子どものころなんて、知らないおじさんに向かって出る言葉なんてひとつもなかったけどなぁ。いや、ほんとに、立派なものだ。

で、Kawanaさんとムダ話しをしながら釣りをしていた5時45分、また釣れた。が、300gと小さい。でも釣れただけいいや。ユウキくんに見せたとき、彼はニコっと微笑んだ。もうその笑顔を見れただけで、今日の釣りは十分だね。とも思ったが、案の定、さらに続ける。しばらく雨の混じった冷たい強風の中がんばっていたが、いいかげん寒くなってきて、体がガクガク震えてきたのでちょっと車の中で休憩。エンジンをかけて暖房を入れて手を温める。この間約10分。


新港の奥のほうに車ごと移動して、もう一度やってみる。ワームはさっきまでと同じアライブシャッド・3インチ・グリーンウィニーだが、リグはツネに変えた。やっぱりこっちのほうが慣れてて釣りやすい。

ヘチとか岸寄りはイマイチっぽいので、沖目のブレークを重点的に狙う。アクションはいつものようにズル引き。

がんばったカイあって、なんとか3つ追加できた。

6時30分、500g
6時50分、900g
6時55分、500g


8時だか8時半だかよく覚えてないがたぶんそれくらいのころ、Kawana父子ともども移動することにした。アタリもないし、人が多くて移動できないしで、いいかげん、釣れるような感じがしなくなってきた。しかしほんとに人が多いね。あんな寒い中で普段着程度のかっこうでよく釣りなんてやってるな。小雨が混じってるというのに雨具を着てないやつまでいたよ。風邪ひくと思うよ。知ったこっちゃないのだが、見てるこっちが寒々とした気分になってくる。いろんな意味で。

それはともかく、次は備前川。ここもまた子どもバサーの多いこと。おいらは10投くらいして、あとはKawana父子の見学。釣れるような気がしなかったもので。しばらく見学したところでまた移動。今度は大岩田。ここも人が多いなぁ。20投くらいした10時ごろ、おいらはおしまい。Kawana父子に別れを告げて、くすん、帰ってきた。


そんなわけで、結果5匹。ザブザブの中、これだけ釣れれば十分ですわ。しかし人が多すぎ。こんな日は、家でのんびり、ゲームでもしてたほうがいいんじゃないのか? ポーラテック着てても寒いくらいだったのに。よくがんばるねぇ、きみたち。

目的どおり、アライブシャッドで釣れたのはよかったっすよ。良く釣れるとはかねがね聞いてはいたけど、実際、良く釣れるような実感が湧いてきた。今日からレギュラー入りだ。ここで、ツネワームランキング。

1.リーパー・パープルウィニー
2.クロステールシャッド・アユ
3.ボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッド
4.アライブシャッド3インチ・グリーンウィニー

まぁこんなとこですか。第1位のリーパーは最近あんまり使ってないので、そこんとこを不可解に思う人もいるでしょう。いないのか? いるとしてだ、その理由は、リーパーはとっておきだから。とっておきだから、どうしようもなくなるまで、とっておくことにしているのです。なにやっても釣れなくて、もうダメだぁとヘコみそうになったとき、最後に一縷の望みをリーパーに託すと、そんなわけです。

そんなことはどおでもいいか。まぁでもそういうことなんで。どういうことなんです? さあ。

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【霞ヶ浦】たまにはいいかも

1999年4月25日日曜日霞ヶ浦で釣りをした。久しぶりにオカッパリだったんだけど、たまにはいいかも。

2時に起きた時点で昨日からの雨は相変わらず降り続いていて、しかもけっこう風が強かったけど、もしかしたら船を出せるかもと思って一応マルトボートに行ってみることにした。3時ちょっと過ぎに出発し4時半ごろに到着。車を降りてみるとけっこう風が強い。こりゃ船はダメだなぁと思ったけど念のため受け付けの建物に入っておじさんに聞いてみる。するとやっぱりダメだった。

今日のポイント/4kb

マルトボート受け付け前の道路でKawanaさんのレガシーを探してみたら案の定あった。しばし雑談。今日はダメだねぇ。こんだけ風吹いたら出せないよね。オカッパリでもして行きましょうか? などと喋っているとKawanaさんの携帯にatomさんから電話があり、15分ほどでやってくるという。atomさんが到着するまでのあいだ、さらにしばし雑談。ほどなくatomさん到着。さて、そういうわけで、3人でオカッパリ開始。

場所は右の図のところ。マルトボートから歩いてちょっといったあたり。といっても車で行ったけど。で、このへんで、6時ちょっと前くらいだったかな、それぞれ思い思いに釣り始める。おいらはとりあえずツネで始める。というか、オカッパリの場合ほかの選択は、ほぼ、考えられない。ハードルアーは回収できないからダメでしょ、そしたらワームなんだけど、一番よく釣れるのはやっぱりツネでしょ、なので考えるまでもなくツネ。

フック&シンカー用ケースとワーム数種とペンチとバネ秤をデイパックに積め込みスピニングロッドを1本持って護岸に降りる。

釣り始めて数投で、いきなり釣れた。護岸の際をズル引いてたら簡単に食ってきた。200gと小さいけどね。さらに続けて、ヘチと、ヘチから1mくらい離れたところで、それぞれ釣れた。400g300g

これが1300gだ/6kb

ちょっと移動して、10mくらい先に立っている杭のあたりに投げてみる。そしたらいきなりギルが釣れた。さらに同じ杭に向かって投げ、ズルズルやってたらあたった。どんなアタリだったか忘れたけど、とにかく、分かりやすいアタリだった。今日のアタリはどれもこれも、コとかコココとかココーンといった分かりやすいものだった。で、この杭際で釣れた魚がデカかった。いやぁ驚いた。こんなデカいのがいるのね。1300g。嬉しいなぁもぉ。ボートでやるより釣れるんじゃないの? Kawanaさんに写真を撮ってもらってリリース。Kawanaさんのホームページに写真が載ってるんじゃないのかな? これを書いている時点では不明だ。まぁそれはともかく、まだ釣り始めて30分とかだったと思うんだけど、もお帰ってもいいやと思いましたね(談)。とかいいながら、続けてやってたんだけど。

※この釣行記を書きアップロードした翌日、Kawanaさんから4枚分の写真データが送られてきました。Kawanaさん、ありがとう。というわけで、そのうちの1枚、1300gのものを掲載しときます。残りの3枚はKawanaさんのホームページにあるんで、見たい人はそっちを見てください。

そうこうしているとKawanaさんがシャロークランクで釣っている。ほ、ほう、クランクかぁ。ちょっと飽きてきたこともあってベイトタックルに変更。結びかえるのが面倒だったのであらかじめ結んであったファットペッパーをそのまま投げる。数投してみたが潜り過ぎて使いづらい。スピナベに変更。しばしスピナベのスローロールで様子をうかがう。ダメみたいね。スピナベを2つロストした時点でハードルアータイムは終了。再びスピニングに戻す。

最初と同じようにツネにして、ヘチギリギリ、ヘチから1mくらい離れたところ、真正面、斜め45度くらいと、いろんなところにワームを投げてひらすらズル引く。しばらくして600g。まぁまぁだね。さらにしばらくして1100g。おいおいマジかよ、また釣れちゃったよ。なんだかずいぶん楽しいなぁ。寒いけど。さらに続けてやってるとこんどは400g。このサイズがふつうだね。おいおい、なんだかエラそうだなぁ。

以上の釣果はすべて、クロステールシャッド・アユ・ツネによるもの。恐るべしクロステールシャッド。おいらが経営者でクロステールシャッドが従業員なら、特別ボーナスをあげたいものだ。経営状況にもよるが、10万円くらい。

地形/6kb

さて話題を変えて、このあたりは以前船で釣りをしていたときに通りかかったことがある。そのときはちょっとだけしか釣りはしなかったのだが、そのとき見た魚探映像の(あやふやな)記憶と、今日これまでに釣ってきた(定かではない)感じからすると、だいたい、右の図のような地形なんだと思う。足元の水深はせいぜい50cm程度と浅い。そこから5mだか10mだかよくは分からんが、ワームが届く範囲に第1のブレークがあるように思う。そこのブレークで落ちても、それでもせいぜい1mくらいなんじゃなかったかな。さらに沖に行くともう1段ブレークがあって、その下は2mとかになっている。しかし岸からだとこの第2のブレークまでは届かない。

全然確信は持てないけど、なんとなく、そんな感じの地形なんだと思う。というか、今日釣りをしているあいだは、ずっとそういうイメージを抱きつつ、やっていた。それで、今日釣れたのは、図で、魚の絵のあるところ。すなわち、ヘチと第1ブレークの角と第1ブレークの落ちきったところ(もしくは斜面)。これもまたほんとかどうかは知らないが、なんとなく、そんなところで釣れたんじゃないかなぁ。ま、これは、参考までに。

で、これで終わりじゃなくて、まだ続きがある。ここまでコンスタントに釣れてきたが、ちょっとアタリが遠のいた。そこでワームをボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッドに変えてみた。ついでにリグもスプリットショットリグに変えてみた。バスも飽きただろうということで、ワームもリグも変えてみた。まぁバスが実際どう思うかは知らないが、釣りをしているおいらの気分は変わる。それだいじ。ほんとか? さぁ・・・。

仕掛けを変えた効果かどうかは不明だが2つ追加。500g300g

このあとしばらくがんばったけど、風は一向に収まらないし、雨が強くなってきたし、寒くなってきたので、8時半ごろだったかな、釣りはおしまい。3人でファミレスに行って朝食を食べて、1時間半くらい雑談して、帰ってきた。Kawanaさんとatomさんはそのあとまた釣りに行ったけど、どうでした?

そんなわけで、2時間半くらいしか釣りはしなかったけど、なんだかずいぶん釣れちゃいましたよ。オカッパリをするのは久しぶりだったけど、たまにはいいかも。まずなによりも、ボートの釣りと違って底がとりやすい。足場が固定されてるから軽いシンカーでも底が取れる。ズル引きも、ボートの上でするのに比べて、格段にゆっくりやれる。アタリも非常にとりやすい。魚がいる場所に行けさえすれば、オカッパリのほうが格段に釣りやすいと思う。おかげで今日は釣れました。

ボートを出せなかったのは残念ではあるけれど、結果としては楽しく充実した釣行でしたよ。ほんとに、たまには、オカッパリも、いいかも。


200g/クロステールシャッド・アユ/常吉
400g/クロステールシャッド・アユ/常吉
300g/クロステールシャッド・アユ/常吉
1300g/クロステールシャッド・アユ/常吉
600g/クロステールシャッド・アユ/常吉
1100g/クロステールシャッド・アユ/常吉
400g/クロステールシャッド・アユ/常吉
500g/ボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッド/スプリット
300g/ボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッド/スプリット
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5100g


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【亀山湖】小さいよ

1999年4月22日木曜日、会社を休んで亀山湖に行ってきた。亀山湖に行くのは今日で2回目で、前回はノーバイト・ノーフィッシュだった。なので今日の目標は“とりあえず1匹釣る”。

6時30分、ダムサイトの近くの水産センターというボート屋さんから出船。桟橋周辺の水温は15.8度。風はほとんどない。

以下、釣果を、簡単に、まとめます。あまり時間がないので。

6時35分、300g、スピナベ
ボートポジションの水深は1.5m。浅いワンドの中で、小魚がチャピチャピやってた。そこにスピナベを投げて底を取って、ゆっくり巻いていたらあたった。とりあえず、目標達成。でも小さいね。

10時25分、300g、リーパー・パープルウィニー・ツネ
ボートポジションの水深は2m。ワンドというほどじゃないけど、いくらかくぼんだシャローに向かって投げて、ズル引きしてたらあたった。まさか2匹目が釣れるとは驚いた。でも小さいね。

釣れたところ

11時20分、500g、ボディーシャッド・パープルホログラムシャッド・ツネ
右の図のように、岬とワンドが合わさっているところのワンドの方。ボートポジションの水深は4mくらい。ズル引いてて、あたりがなくて、ピックアップするつもりで巻いてきたら、ボートのすぐ近くで食った。食ったのが見えた。びっくり。でも小さいね。

11時40分、450g、ボディーシャッド・パープルホログラムシャッド・ツネ
さらに同じ場所でがんばってたら釣れた。ズル引きしてもアタリがないから、1回だけ、ヒュンと素早く動かしてみた。そしたら釣れた。ラッキー。でも小さいね。

12時45分、400g、ボディーシャッド・パープルホログラムシャッド・ツネ
右の図とは別の岬。岬の側面とでもいうのかな、先端じゃなくて、横の部分で釣れた。釣れたあたりの水深はたぶん2mくらい。ズル引きしてたらグゥ〜と重くなるようなバイトがあって、釣れた。でも小さいね。くどいよ。

13時05分、300g、ボディーシャッド・パープルホログラムシャッド・ジグヘッド
川みたいなエリア。ちょっとだけくぼんでるところがあって、そこに投げ入れ、底をとって、ズル引きしてたら、グゥ〜と重くなるようなバイトがあって、釣れた。いうまでもないが、小さい。

14時、釣り終了。以上6匹。すべて小さい。アタリはほとんど、グゥ〜と重くなるだけ。コココンとかクククとはあたらなかった。なんで? それはそうと、でかいのは釣れないね。でかいのが釣れるので有名だけど、アベレージはかなり小さいんじゃないのか? おいらの釣り方が小バス用だったからなのかなぁ。とにかく、でかい魚はいることはいるにしても、少ないのかも。あるいは、でかいのは、滅多なことじゃルアーなんて食わないのかも。

まぁでも釣れたからいいや。


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【霞ヶ浦】今日はワームの日

1999年4月17日土曜日を連れて霞ヶ浦に行ってきた。最近は暖かくなってきたから妻もついてくる気になったらしい。彼女は同船しても釣りはせず、おいらの釣果の記録をとったり写真を撮ったりスケッチしたり眠ったりしていた。揺れる船の上でスケッチしていると気分が悪くなるそうで、気分が悪くなるたびに、眠っていた。せっかく眠っていても、釣れるたびに起こして記録と写真をとってもらった。釣れたよ、と声をかけ、写真をとってもらい、魚をリリースし、記録開始。500グラム、クロシャ・ツネって書いといて、などとおいらが言ったとおりにノートに書き込んでもらった。おいらとしては、非常にラクでいい。来週も一緒に行くか? ついてきてもいいぞ。

パジェロミニにエレキ等釣り道具一式を積み込み3時に出発し4時半には土浦のマルトボートに到着。受け付け前の道路には既に何台かの車が停まっていたが受け付けを一番にしたのはおいらだ。おいらが車から降りて受け付けの建物に入っていくとあとからぞろぞろ、人々がやってきた。みんな、誰かが建物に入るのを車の中から虎視眈々とうかがっていたようだ。建物の灯りがついてるんだから、とっとと入ればいいのに。みんな、照れ屋さんなのか?

今日は妻と二人で同船なのでいつもの一人用手漕ぎボートじゃなくて、もうひとまわりかふたまわり大きな、F-12という戦闘機のような名前の船を借りる。3人乗りのこの船にエレキを付けて荷物を積み込み4時50分出船。マルト前の表水温は15.8度。風はほとんどない。これからいかにも晴れてくるような気配がある。水は濁っているような感じで、エレキの泡が消えにくい。前回にくらべて、沖で跳ねている魚が少ない。前回とは雰囲気が違うような感触を得る。

■ まずは乱グイ

前回と同様、ボート乗り場横の乱グイをスピナベで流す。昨日の時点の計画では、朝イチ、この乱グイでバズベイトを投げるつもりだったが、なんとなく、出るような気が全然しなくて、スピナベを投げた。が、スピナベにも出なかった。とっとと移動。

■ 波よけ→新川河口

前回は乱グイのあと桜川に入っていったが今回は逆方向に進む。波よけ堤防際とその沖側の水深1.5mのあたりを流す。波よけ際はおもにスピナベでやる。沖側はスピナベもしくはCB-200でやる。が、アタリがない。バスのアタリは無いが、ボラは多い。そこらじゅうボラだらけで、船が近づくと水面直下を走りまわり、ときどきジャンプする。ボラだらけで、バスっけが感じられない。

波よけ前を流したら新港方面に入り杭の様子を見るつもりだったが既に人が入っていたので行くのをやめた。新港をつっきって、新川河口方面のドシャローに行ってみる。こっちにはときどき来るのだが、そのたびに、釣れるような気がしない。今日もまた、釣れるような気配が感じられなかった。こっちもボラは湧くほどいるが、バスの気配が感じられない。

オダバス500g/11kb

■ 困ったときのオダ

あちこちやってみてもアタリすらないので、まだ時間は早いがもっとも確実だと思われるオダに行くことにした。オダはほんとは、日中、日差しが強くなってバスの活性が下がる時間帯までとっておきたいところだが、こうなってくるとそんな悠長なことは言ってられない。とりあえず1匹釣っておきたいところだ。

オダの真上にマーカーを落として、まずはスピナベでオダを直撃してみる。10投くらいしてみたがアタリがない。次に、オダの周囲に向かってファットペッパーを投げる。こぼれオダらしきものにときどきコンタクトさせながら探ってみる。数投後、ようやく今日初めてのアタリがあった。7時20分。こぼれオダと思しきものにあたったので巻くのを一瞬止めて再び巻き始めて数秒後にクククとあたった。400g。小さいけど釣れてひと安心。

引き続きファットペッパーを数投してみたがあたらない。これまでの感触として、今日は食いが渋いように思われる。なんとなく、今日のバスはスローで、速い動きにはついてこれなくて、ワームでゆっくりやったほうがよさそうだ、というような気がした。気がしたので、ここでワーム中心に切りかえる。

オダバス450g/10kb

クロステールシャッド・ツネに変え、オダの中心からいくらか離れたところのこぼれオダを狙ってみる。ズル引いて、引っ掛かるようならちょっとステイさせたりシェイクを入れてみたり。そんな感じでやり始める。

数投後、早くもアタリがあり、以後立て続けに釣れてきた。サイズは小さいが、まあ釣れないよりはずっといい。スピナベやクランクをさんざん投げたのにあたらず、ワームに変えたとたん釣れてきて、なんだか、作戦どおりな感じで気分がいい。以下、ここでの釣果。すべてクロステールシャッド・アユ・ツネでの釣果。

7時25分、200g、ちっこいなぁ。
7時26分、500g、連続で釣れた。サイズはふつう。最初の写真。
7時37分、450g、ちょっと間をおき、また釣れた。2番目の写真。
7時40分、450g、1投置いてまた釣れた。今日はこのサイズばっかりだ。

■ ひさびさのスプリット

30cm程度の魚を連続で釣って気分的にかなり余裕が出てきた。余裕が出てくると、なにかを考えつくものだ。ツネで4つ釣った時点で、根掛かりの多さに自分が辟易していることに気づいた。それと、ちょっとアタリが遠のいたこともあって、スプリットショットリグに変えてみた。ツネのほうがシンカーが枝の隙間に挟まりやすくて、スプリットのほうがわずかに根掛かりしにくいような気がしたもので。リグを変えたついでに、ワームも変えた。これも別にたいした意図はないのだけど気分を変えるために、ボディーシャッド3インチにしてみた。

根掛かりがほんとに減ったかどうかは定かでないが、ボディシャ・スプリットに変えてしばらくして、アタリがあった。8時23分。ゴリっと枝を越えたところであたった。一瞬枝に巻かれたような感触があったがなんとか、出てきてくれた。ボートのすぐ近くまで寄せてきてネットで掬おうと思ったとき下に突っ込まれたが無事取り込めた。800gのまずまずのサイズ。

マルト前700g/10kb

■ 風が出てきた

このころから風が出てきた。ステイするのが難しい。そこで、マルト前1.5mでドラッギングすることにした。ボディシャ・スプリットを後ろに投げて、風にまかせて流したり、風に逆らって進んだり。

そんなこんなでまず600g9時30分。なんだかわからないが、ドラッギングしているとときどき、ゴリゴリ感の激しいところがあって、ゴリゴリと引きずってたらひったくるようなアタリがあった。

引き続きドラッギングをしばらくやっていたがアタリがないものだから飽きてきた。パンを食べるためにアンカーを降ろして休憩。しばしくつろぐ。

アンカーを降ろしたまま釣りを始める。テキトウに投げてズル引きしてたら、ゴリゴリ感の激しい部分を発見し、そこを重点的にやってみる。と、ギルが釣れた。っつーことは、バスもいるかも。ギルが釣れた次の1投で、案の定、バスが釣れた。ほらね、と妻に言う。9時57分700g。3番目の写真。

しばらく続けていると、いつしか、船の位置が動いていた。アンカーが外れていたらしい。ちなみにマルトのアンカーは、長さ2mくらいの鉄の棒を地面に差し込む方式になっている。なので、水深が3mとかだと刺さらなくて、船を固定できない。深いところに船を止めたければ、自前のアンカーを持っていく必要がある。

アンカーが外れたので、再びドラッギングすることにした。10時30分600g。このときの水温は16.9度。これが今日最後の釣果。その後しばらくやっていたが、あまりに風が強くなってきて波もけっこう出てきて釣りをするのがたいへんなので11時、おしまい。


ではまとめ。

07:20/400g/ファットペッパー
07:25/200g/クロステールシャッド・ツネ
07:26/500g/クロステールシャッド・ツネ
07:37/450g/クロステールシャッド・ツネ
07:40/450g/クロステールシャッド・ツネ
08:23/800g/ボディーシャッド3インチ・スプリット
09:30/600g/ボディーシャッド3インチ・スプリット
09:57/700g/ボディーシャッド3インチ・スプリット
10:30/600g/ボディーシャッド3インチ・スプリット
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4700g

というわけで、サイズはイマイチだったけど、数は出たんで、けっこう、楽しかったです。ワームに切り替えて正解だったような気がします。まぁ、なんとか、うまいこと釣れて、満足です。が、やっぱり、もうちょっと大きいのが混じるといいんだけどと、思わんでもないですね。

だいたい30cm程度の魚ばっかりだったんですが、冬に比べて、よく泳ぐようになってきました。冬にくらべて、引きが強くなったように思います。最初の数匹をけかたとき、これけっこうデカいんじゃないのか、とか思いましたからね。内心期待しつつやりとりしてたんですが、釣り上げてみると案外小さくて、ちょっと拍子抜けしましたから。

まぁとにかく、良い釣行だったといえましょう。同行した妻の体調も別に悪くはならなくて良かったです。んなとこですか。


■ おまけ

同行した妻に聞いてみた。

夫:なんでついてくる気になったの?
妻:そうですね、やっぱり、なんというか、春のせいでしょうか。
夫:あったくなってきたからってこと?
妻:そう。
夫:(虫みたいなもんか)
  たいくつしなかった?

妻:今回はたいくつではなかったですね。ほとんど寝てましたから。
夫:人が釣りしてるのを見てて、自分は釣りしたくならなかった?
妻:うーん、眠かったから、そんなことはなかったです。
夫:(信じられん)
  また行きたい?

妻:天気が良かったら考えます。
夫:(うん、それは大事だな)
  ところで、今回はハンカチを忘れたね。

妻:そういうことも、たまにはありますね。
夫:(よくあるよな)
  スケッチしてて船酔いしたそうだけど、次回は何をするつもり?

妻:うーん、考えごとでもしますかね。
夫:考えるって、なにを?
妻:それも考えます。
夫:(つまり寝るってことね)
  次回なんだけど、どこの湖に行きたい?

妻:山中湖とか、いいですね。津久井湖も、行ったことないから、行ってみたいです。
  今回の霞ヶ浦はよかったから、また霞ヶ浦でもいいですね。
夫:結局どこよ?
妻:芦ノ湖かな。それで温泉に行きます。
夫:(おいおい、そうくるか)
  まぁ温泉も、悪くはないわな。

妻:悪くないです。
夫:では。
妻:では。

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【霞ヶ浦】最高の釣りだったかも

1999年4月10日土曜日霞ヶ浦に行ってきた。ここのところいつだって誰かと一緒に釣りをしていたが今日は久しぶりに一人だ。うまく釣れないとき、どうやったらいいのか聞けないのが難点だが、たまには人に頼らずに釣りをするのもいいだろう。でもほんとはちょっと寂しい。それに、でかいの釣ったときに見せれないのが残念。まぁこれは、釣れればの、話しだが。とかいって、釣れたんだけどね。ふふ。

2時に起きて3時に出発するつもりだったが1時に自然と目が覚めた。できるだけゆっくり仕度をしたが時間を持て余し2時半に出発。できるだけゆっくり走り、その上、守谷SAと谷田部東PAの2箇所で休憩したので、うまい具合に4時半ごろ土浦のマルトボートに到着。ちょうどそのころマルトのおじさんがやってきて、受付をしてもらう。予約をしていなかったがローボートなら大丈夫だという。よかった。今日はこれまでに貯めた10枚のサービス券を持っていったのでボート代は無し。

メモ:予約したほうが無難。

とっととセッティングを済ませ5時出船。風はほとんどない。曇り。マルト前の表水温12.7度

■ 朝はドシャロー

とりあえず最初にボート乗り場のすぐ横の乱グイのところでやってみる。かなり浅くて、杭のところの水深はたぶん50cm程度。スピナベをチョイ投げしながらゆっくり進む。しばらく進んだとき早くも今日の1匹目。1100g。いきなりいいのが釣れてラッキー。まだ5時15分

そのままシャローを打ちながら桜川に入って行く。北岸のシャローを流しながら上流に向かう。常磐線の鉄橋のところまで行って引き返す。今度は南岸を打ちながら進む。河口から100mくらいのところまで戻ってきたとき、ずっと投げ続けているスピナベにようやくバイト。岸際に投げてほんの50cmくらい引いたところで食ってきた。700gのふつうの魚。桜川の水温は12度。このとき6時半

■ マルト前2m

マルト前に戻り、水深1.5〜2mのハードボトムをやってみる。水温13.3度。とりあえずスピナベ、クランク、常でざっとやってみたが反応が無いので、サスペンドミノーを試してみることにした。マジェンダ60SPのストップ&ゴーで3匹。いずれも止めてるときにコンとあたった。ここでの釣果は以下のとおり。

650g(7時30分)
700g(7時50分)
300g(7時55分)

ちなみに、これらのほかにバラシが2つ。ひとつは合わせても乗らなくて、もうひとつは、ボートの近くで外れた。釣れた魚も掛かりが浅くてヒヤヒヤ。ただ3匹目の300gはガッポリ食ってた。小さいけど元気でよろしい。とにかく、3つ釣れたからよし。

■ オダ爆発

いつものオダの様子を見に行く。根拠はないがなんとなくオダにはあまり期待してなかったのだが、とりあえず様子だけでも見ておこう、というような気分で行ってみる。

いつもならここでいきなりツネを投げるところだが今日は違う。ちょっと前に見たビデオ『スピナーベイトはボトムを感じとれ』の印象がまだ残っている。なのでここはやっぱりスピナベ。ビデオでやっていたように、オダのちょっと先あたりに投げて着底を待つ。底に着いたらワームをズル引きするときと同様、ボトムの感触を楽しみながら引いてくる。ただしロッドワームで引くんじゃなくてリールをゆっくり巻いて引く。これもビデオどおり。1投目、不発。2投目、バイト。まじで?

プルプルプルとブレードが回転しているのが分かる。コトっと枝に当たる。枝を乗り越える。さらに引く。ブレードが回る。今ごろオダの上っ面を泳いでるのかな? ククク。バイト? という感じ。まさかほんとに釣れるとは思ってなかったのだが、釣れてしまった。ビデオでやってたのと同じだ。はっきり言って、感動した。900gのまずまずのサイズ。13.5度8時半

さらにスピナベ・スローロールをしばらくやるがあとが続かない。移動しようかと一瞬思ったが思いとどまった。ワームでフォローしとこう。

1/16ozネイルボムクロステールシャッドをセットして、オダに絡むブレークの斜面に向かって投げた1投目、底に着いてちょっとズル引いたときにいきなり根がかった、かと思ったら、なんだか動いてる。釣れてた。このとき8時50分

この釣れちゃってた魚がなんと、44cm、1400g。いやぁ、驚いた。こんなサイズは久しぶりに見たよ。っつーか、見せてもらったことはあるんだ。自分で釣ったのが久しぶり。普段、釣った魚の体長は計らないのだが、この魚に限っては計った。サイズがいいことに加えて、この魚はジグヘッドリグで初めて釣った魚だから、やっぱり記念に計っとかないと。ついでに、“デカバスにはジグヘッドリグ”と手帳に書いといた。これはうそ。

メモ:ワームでフォロー。

しばらくネイルボムであちこち探る。が、根掛かりが激しくてネイルボムがどんどん無くなる。もったいないのでツネに変更。さらにオダ周辺のあちこちをズル引いて探る。

なかなか次のバイトが来なかったが9時30分、ようやくバイト。リーパー・パープルウィニー・ツネをオダ下のブレークの斜面でズル引いてたらクククと当たって釣れた。ちょうど1000g。おなかが膨らみ気味でおしりが赤い。プリ?

次は何を思ったか、クランクを投げてみる気になった。というか、投げる気になった理由が一応ある。オダ周辺でバイトが続かないから、もしかして、ブレークを上がりきった2mフラットの方に魚が移動しちゃったのかも、と、思ったわけだ、一応は。

で、オダの近くにボートポジションをとったまま、2mフラットの方に向かってファットペッパーの黄色いのを投げる。投げ込んだところはオダの中心からは遠いが、それでもところどころ枝とか木とかが沈んでいる。ファットペッパーを引いてくると、ときどき、枝に当たった感触がある。感触が分かったときは巻くのをちょっと止めて引っ掛からないように注意する。そんな感じで、ゴリゴリというよりは静々と、クランクを引く。

何投かしたときのこと。枝に当たったので一瞬止めて再度巻き始めたとき、底を打つ代わりにクククといった感じの、スピナベに出るアタリと似た感触があった。とりあえず合わせを入れると乗ってくれて、釣れた。9時40分600g。生まれて初めて、クランクで釣れた。嬉しい。

ところで、クランクというのは、ガンガン巻いてゴリゴリ叩いて突然ゴツンとデカイのがバーン、なんじゃなかったのか? 今日の釣れ方は聞いていたのとちょっと違ったなぁ。そんなこともあるということか? 手帳には“クランクは微妙”と書いておいた。ワームをズル引くような気分でクランクも引いたらいいかも、というか、おいらにも続けられるかも、と、今ちょっと思っている。

メモ:静々と、クランクを引く。

10時から10時半まで休憩。いったん陸に上がって缶コーヒーを飲みながら湖面をそれとなく眺める。おのずと、これまでの数々の感動が蘇る。

■ オダ不発

まだ午前なのだが気分としては午後の部。

マルト前から新港入り口の曲がり角のあたりまでの水深2mのエリアを流す。主にクランクを引く。ときどきバイブレーションとかサスペンドミノーとかワームとかもやってみる。反応無し。

もう一度、オダでじっくりやることにする。ハードルアー各種をざっと投げてみるがダメみたいなので、リーパー・パープルウィニー・ツネに変える。けっこうギルのアタリはあるがバスは釣れない。ようやく釣れたのは11時40分、オダに引っ掛けたままシェイクしてたら釣れた。400g。さらに続ける。でも釣れない。ギルは3つ釣れた。ギルもかなり本格化してきたらしい。何もないよりはギルのアタリでもあったほうが退屈しなくていいとも思うが、あんまり頻繁にあたると鬱陶しい。

その後、波よけ堤防際などをチョロっとやって、13時、今日の釣りはおしまい。


というわけで、自分でいうのもなんですが、素晴らしいデキでした。今日の釣りは、バス釣りを始めて以来、最高の釣りだったように思います。数も釣れたし、サイズもいいのが混じったし、いろんなルアーで釣れたしで、たいへん充実した気分です。では最後に今日のまとめ。

05:15/1100g/スピナベ
06:30/700g/スピナベ
07:30/650g/マジェンダ60SP
07:50/700g/マジェンダ60SP
07:55/300g/マジェンダ60SP
08:30/900g/スピナベ
08:50/1400g/クロステールシャッド(1/16ozネイルボム)
09:30/1000g/リーパー(ツネ)
09:40/600g/ファットペッパー
11:40/400g/リーパー(ツネ)
---------------------------------------
7750g

メモ:朝が勝負。

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【山中湖】ちびばすCUPで賞品もらった

■ ちびばすCUP

1999年4月3日土曜日、ちびばすMLというメーリングリストのローカルトーナメント「第7回ちびばすCUP in 山中湖」に参加させてもらった。Tacoさんうっしーさんはこのメーリングリストのメンバーで、2人がおいらも誘ってくれた。優勝するとルアーがたくさん貰えるってことだから、優勝したらいいだろうなぁ、と思って、参加してみた。ルールは、3匹の体長の合計が一番大きい人が優勝。釣ったら自分で計ってメモして、魚はその場でリリースする。

おいらの予想としては、大きいのを狙ってどうこうというより、とにかく、3匹釣れれば優勝の可能性が高いとみた。まだまだ山中湖は冬で、そんなに簡単には釣れないだろうという予想。なので今日の目標は「とにかく3匹」。なのだが、今年になって山中湖には3回行っていて、その釣果は210。つまり、山中湖で1日に3匹以上釣ったことはない。それが今日に限って釣れる、なんてことがあるんだろうか? それは考えにくいなぁ。でも一応目標は3匹ということで。

■ 一人とはね

これまで山中湖に一人で行ったことはなかったのだが、今日は一人だ。山彦さんと一緒に行く予定だったのだが、なにやら野暮用ができたらしく、一緒に行けない。Tacoさんはこの土日、車中泊して2日連続で釣りをするという。家庭と体力の事情で、それにはおいらは付き合えない。なので一人。

一人でも往路はたいして困らない。朝早いから道は空いてる。なので気持ち良く運転できる。音楽でもかけておけばそれほど退屈しない。今日も3時に出発して急ぎ目に走ったら5時に着いた。パジェロミニは高速道路であまりスピードが出ないから、2時間半くらいかかるかも、と思っていたが、意外と早かった。

問題は復路。中央高速はそこそこのペースで進むとしても、国立府中なり調布なり、インターを降りてからがたいへんだ。途中何本かの線路を横切って帰らなければならないのだが、どの道を通っても渋滞している。山彦さんコース、Tacoさんコース、高橋さんコースのどれを通っても渋滞している。それに、これら3つのコースをおいらは把握していない。なので帰りはそれらのどれとも違う新たなコースを開拓してみた。

それは、国立駅で中央線を渡るコースだ。が、これが最悪だった。国立府中で降りて甲州街道を立川方面にちょっと進んで右折。北上し国立駅に向かう。この国立に向かう道が大渋滞で、国立駅を超えるのに1時間くらいかかってしまった。やっとれん。しかし国立を超えてからはまずまずだった。駅を超えてさらに北上し府中街道に出て、以後、ずっと府中街道を行く。府中街道の流れはそれほど悪くはなかった。なので今度は、西国分寺のあたりで中央線を越えて府中街道に出る道順を試してみる予定。

なんてことは、埼玉のウチの近所に住んでいる人以外には、どおでもいいことですね。すみません。

■ 今日の山中湖

5時ごろ山中湖ヨットハーバーというボート屋さんに到着。しばらくすると参加者と思われる人たちがやってきた。さらにしばらくすると、うっしー&さやぴん夫妻もやってきて、挨拶して、ボートのセッティングをし、開会のあいさつが行われ、簡単な自己紹介をして、手漕ぎボート→エレキ有りの2人乗り→エレキ有りの1人乗りの順に出船。ちなみにおいらはエレキ有りの1人乗り。

山中湖に指しかかるところの電光掲示板によると朝の気温は4度。1日を通して水温はのきなみ7度。曇りときどき雪。雪といっても積もるような雪じゃなくて、チラチラ舞う程度。これなら雨よりはまだマシ。朝は北西風がそこそこの強さで吹いていたが、10時ごろ(だったかな)、東風に変わってさらに強くなった。終わってみれば、今日もまた、かなり寒い1日だった。もうちょっと暖かい日に行ってみたいものだ。ちなみに、帰りの時点、だいたい15時ごろだったかな、の気温は3度。朝より低い。結局1日中気温3〜4度だったわけか。寒いわけだ。

■ 水中島ってどこだ

6時20分出船。多くの人は西に向かっている。なのでおいらは東に向かう。うっしーさんに水中島の場所を教わったのでそれを目指して行ってみる。行きがてら、岸際のほうをスピナベで打っていくつもりだったが、岸際のほうって水深50cmとかで底丸見えなのね。それで魚っけが全然ない。岸際はダメ。

それならってことで、今度は水深3mあたりを魚探を見ながら通ってゆく。そろそろ水中島の近くまで来たかなぁというあたりで、ところどころウィードらしきものが映る。そのへんをちょっとやってみる。クロシャ・ツネをズル引いてみたり、スピナベのスローロールをやってみたり。でも全然ダメ。

さらに深いほうに行ってみると、水深5mのあたりにベイトっぽい影が頻繁に映る。ここにクロシャ・ツネ、メタルジグ、ラバージグ、スピナベを落としてみたが全然当たらない。1時間かそこらがんばってみたのかな。結局これまた全然ダメ。それに水中島がどこなのかも分からなかった。なんだかなぁ。

■ 5匹?

8時だか9時だか忘れたがそれくらいのころ、ボート屋方面に戻るとTacoさんに遭遇。既に40アップを含む5匹を釣っているという。しかもボート屋のすぐ目の前で。これを聞いて優勝の可能性を完全に諦めた。奇跡でも起これば別だけど奇跡は多分起こらない。でもとりあえず1匹でも釣っておきたい。

Tacoさんに釣り方を教わってボート屋前の水深2〜3m、ウィードが点在しているところをツネ中心にやってみる。やってると山彦さんから電話。

山:どう?
や:だめだよぉ。
山:寒い?
や:むちゃくちゃ寒い。風もある。アタリはないけどねぇ。
山:まぁがんばってよ。
や:おうっ。

励まされ、さらにがんばる。10時ごろ、あまりに寒いので休憩。桟橋に戻り、トイレに行き、缶コーヒーを買って、車の中で手を温める。手を温めるだけで、缶コーヒーは飲まない。車の中で暖まりつつ、妻に電話してみる。

妻:どう?
や:だめだよぉ。そっちはどう?
妻:まぁそこそこ。
や:なにが?
妻:いろいろ。
や:今休憩中。
妻:まぁがんばってよ。
や:おうっ。

励まされ、さらにがんばる。再び出船しようと桟橋に戻るとさやぴんさんがいて、行きがけのおいらに向かって言うではないか。「がんばって」。それに応えて言ったものだ。「うん。でも、がんばれるかなぁ?」

■ 小さいよぉ

多くの声援に支えられ、寒い中、さらにがんばってやってみる。ボート屋前2〜3mをリーパー・ツネでひたすらやることに決めた。

11時半、水深2m、リーパー・パープルウィニーのトランプ・アユ漬けのツネ、ズル引きしてウィードに引っ掛かって、それを無理やり外したときに今日始めてのバイト。プツンっと外してリーパーが浮いてるときに、それを思わず追いかけて食ってしまったというように思われる。外してラインにテンションを張った瞬間、クククンといった感じのアタリがあって、それをスィープで合わせ、引き寄せ、万難を排してネットで掬い、ようやく1匹釣れましたとさ。31cm、450g

小さい。これじゃあ3位までに入賞できない。あと1匹釣れれば1位は無理でも2位か3位には入れるかもしれない。っつーことで、終了時間の13時まで続けてみたがダメだった。アタリは結局この1回だけ。厳しいなぁ。でも釣れただけいい。

■ 結果発表

詳しい結果は主催者(なのかな?)のホームページを見てください。ここでは簡単に。

1位はダントツでTacoさん。本人の釣行記が楽しみだ。かなりでかいのを釣ってるからなぁ。しかしほんとによく釣るなぁ。もっと釣り方を見学しなければ。

2位は「ししょう」さん。チューブのジグヘッドで2匹釣ったそうだ。「チューブのジグヘッド」とおいらのノートにメモしておいた。今度やってみる予定。賞品のタックルボックスが羨ましい。終わってみれば、あと1匹釣れてればなぁと悔やまれる。でもそれが釣れれば、苦労はしない。次回ご一緒する機会があれば、今度はもっと釣り方を見学させていただきます。

3位はうっしーさん。何で釣ったって言ってましたっけ? 聞きそびれた。でも本人の釣行記を読めば分かるからいいや。相変わらず、いつでも必ず釣ってくる。さすがだ。もっと釣り方を見学しなければ。

こう考えてみると、おいらは上手なみなさんと一緒に釣りに行く機会が多くて、恵まれてるなぁ、とか思う。見学すれば自分ももうちょっと上手になりそうなものなんだけど、見学しないで自分の釣りに夢中になっちゃうんだよなぁ。釣りが終わってから釣り方とかを聞くことはできるけど、釣り方を実際に見るともっとよく分かると思う。でも自分も釣りしたいしなぁ。このへんが難しい。自分も釣りしながら見れればいいんだけど。無理だ。

■ ちびばす賞

おいらが釣った魚は31cmと小さい。しかし今日に限っては、小さいということも重要だった。この魚が小さかったおかげで「ちびばす賞」をもらえた。2位のししょうさんも31cmのを釣っていたそうだが、ししょうさんは2位だから、ちびばす賞はおいらがもらえた。ラッキー。

ちびばす賞の賞品は「パームスロッドC.C.C.」というロッドケア用スプレーと、日テレ特製腕時計。ここだけのはなし、3位の賞品よりも、おいらとしては、こっちのほうが嬉しい。ラッキー。


というわけで、ノーフィッシュを免れまずはひと安心。さらに、その1匹のおかげで賞品がもらえて運がいい。なんだか、いい1日だったなぁ。

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