2001年6月
インターネットは便利だ。ちょっと知りたいことが簡単に見つかる、ことがけっこう多い。「ことわざ 英語」で検索したら、英語のことわざ一覧が載っているページがいくつか見つかった。いやちょっと、英語のことわざを調べてみようかと思いついたもので。
さてその一覧のなかから、道具好きな人に送ることわざをひとつ。
A bad workman always blames his tools.
下手な職人は道具のせいにする。
ああ耳が痛いですね。
妻は日記のコーナーを持っている。毎日のようには更新されないので日記とは言いがたいかもしれないが、特にテーマを設定せずにダラダラ書くという点で、少なくとも日記系ではある。なんてことはどうでもいいが、いま背後で妻はその日記の文章を書いている、というか、打ち込んでいる。
妻が更新しおいらが更新しなかった場合、妻は鼻高々だ。たまにしか更新しないくせに、たまに更新すると、おいらの怠慢を批判がましくいう。「なんだ、きみは更新しないのかね、え、え?」などと意気揚揚と詰め寄ったりする。
なんだかそれがいやなので、しかたなく書いている。なにを書こうか?
さいきん写真熱よりも釣り熱が上昇しているのは、夏だからだ。夏は鳥の種類が少ない。ちょっとした鳥が見られたとしても、木々が生い茂っていて写真が撮れない。暗かったり、開けた場所に出てきてくれなかったりで、シャッターチャンスが冬よりも少ない。しかも暑い。写真は光がないと撮れない。日があたる場所にいる鳥を狙うことになる。必然的に、人間も日が当たる場所に出ることが多くなる。湖上にいる釣りのときよりも、蒸し蒸しする分辛く感じる。サングラスをかけられないので眩しさも辛い。というわけで、夏は釣りが優勢。勢力を増すという点でたとえると、写真がシベリア高気圧で釣りが太平洋高気圧だ。
ラバージグのなにがいいかって、ラバーがいい。あれがなければただのジグヘッドだ。しかしアシの奥とかゴミの下を撃つような場合は、テキサスリグのほうが根掛かりが少なくフッキングがいいという点で使いやすいような気がする。しかしテキサスリグにはラバーがない。そこで、昨日はフラグラブを使ってみた。ラバーではないがヒラヒラが付いている分ラバージグに近い。実際これで釣れたので、フラグラブは大好きだ。
しかし値段が高いのが気に食わない。昨日だけで5個だめにした。10本入り1490円だったので5本で745円なり。ちと高い。なので、フラスカートを購入してみようかと思ったのだけど、それもなんとなく気が引ける。新しいものをあまり買いたくはない。既に持っているもので間に合わせたい。
そこで考えた。ラバージグ用のラバーをフラスカート状に巻く、というのはどうだろう。さっき試しに巻いてみた。ラバーを束ねてスレッドでグルグル巻きにし、それをフックとシンカーの間に挟み込んで使う。
自分の素晴らしい発案に歓喜しつつ試したが、開き具合がショボくてイマイチだった。使う気にはなれない。開き具合をよくするような芯が必要だ。なにかいい材料はないだろうか。とりあえず、なにも思いつかない。
ほんとはそんな面倒なことはせずに、オフセットフックのラバージグがあればいいのにと思っているのだけど、そういうのってないですかね? 太軸2/0フックのアーキータイプジグヘッド、というのがあればいいだけのことなんですがねぇ。とりあえず、そんなものは見当たらないようです。どなたか作れませんか? 原価プラスアルファで20個ほど購入したいです。
頼んでもいないのに、あるとき妻がバナーを作った。いい感じに思えたのでトップページに貼ってみた。貼ったところで、使ってもらえるとは思っていなかった。なにしろおいら自身はバナーというものを自分のページに貼ったことがない。かつてリンクページを持っていたころも、貼ろうと思ったことがない。ガチャガチャして鬱陶しいとすら思っていた。
ところが予想に反して、3キロバナーは何人かの人に使ってもらえている。びっくりした。同時に、なんだか嬉しいや。
というわけで、3キロ関係者のみなさんもそうでないみなさんも、バナーを貼るのがいやじゃないなら、ぜひぜひ使ってみてください。おいらのページのどこにリンクしてもらってもかまいませんよ。トップページでも釣りのページでも、もちろん3キロのページでもかまいません。なんなら、鳥のページに飛ばしてもらってもいいですよ。
どうもさいきん気力がなくて、会社を休みたい気分になりがちだ。あさってとかも休みたいなぁ。休んで牛久に行きたい。行って、マコモを撃ちたいよ。アシでもガマでもなくて、マコモね。ああなんだかにわかに牛久通ですなぁ。しかしこれはもの言いを通ぶってるだけでしてね、ほんとはマコモがどういう植物なのか知らんのです。
牛久で自分が釣りをしたあとに読むなぐさんの釣行記は、牛久を知らなかったこれまでよりもぐっと臨場感が増しますなぁ。たとえば、「対岸に渡った」とか書いてあるだけでも現場のイメージが湧いてきて、「オレもこんどは対岸に渡ってみよう」とか思ったりして、一段と楽しく読めるものです。「ここぞというアシを何度も行ったり来たりした」とかいうくだりなんかも、「どこだろう、こんど探してみよう」とか思ったりしますな。「ほほう、石田の3番に何度も入りなおす、みたいなもんか?」などと西浦の釣りにあてはめてみたりするのもまた一興。
牛久の釣り、というかアシの釣りというのも、これまでイメージしてたのよりもずっと多くの要素から成り立ってるらしいことがさいきんようやく分かってきて、なんだかそれをちょっとは解明したい気分です。「アシなんてジグ落とすだけじゃないか、誰がやっても同じだよ」とか思っていた自分が恥ずかしいですなぁ。ああ練習したい。
雨だけならともかく風も強いようなので、明日休むのはやめた。とぼとぼと会社にでも行くつもりだ。
多くのアメリカ人は左利きだろう。したがって、シャローを流す場合左にシャローを見つつ流すと思われる。左手のサイドハンドキャストで左側のシャローに向かって投げるのがいちばんやりやすそうだ。なのでバズベイトは左に曲がる仕様になっているのだろう。そのほうがシャローの障害物にコンタクトする率が高い。
上の段落を読んだ妻は、「アメリカ人に左利きが多いというのはほんとうか」と疑問を呈した。そういわれてみると、自信がない。しかしこの前提が崩れるとこの話し全体が無意味になってしまうので、アメリカ人は左利きだということにしておいてください。しかし実際どうなんだろう?
しかしそう考えると、右利きが多い日本においては右側に曲がるバズベイトのほうが需要があるじゃなかろうか。とはいえおいらの場合サイドハンドキャストはできないので別にどっちでもいいといえばどっちでもいい。ただ、流す方向が決められちゃうのがときに面倒に思われる。その場から流していきたいのに、最初にわざわざ向こうのほうまでいかなきゃならんのが面倒だ。エンジン船ならともかく、エレキだけだとわずらわしい。やはり、右曲がりのバズも買っておくべきだ。
と、ここまで書いたところで思うには、それほどバズを多用するわけでもないので別に右曲がりを持ってなくても困りはしない。
さて、ルアー列伝。今日はスピナベ3種。
ボッシュのスピナベ。柳の葉が2枚付いている。引き味が軽いのでシャローを流すのがラクでいい。いまのところ、これがいちばん好きだ。しかし在庫が1個しかない。
F5・タムロン90mm F/2.8 MACRO RHP3 f4.5・640
OSPのスピナベ。柳の葉が1枚だけ付いている。1枚だけなので引き味が軽かろうと思って買ったのだけど、ずいぶんと重かった。ロッドの先がブルブルと振動するくらいに重い。それはそれで魚へのアピールが強いという美点でもあるのだろうけど、巻くのに疲れる。そういう点で、シャローを流すような釣りには向かん。しかしブレークのスローロールにはよさそうだ。といっても、スローロールなんてめったにやらんので結局おいらにとっては失敗だったかもしれん。まあでもヘッドの切れ込みがおしゃれでいい。
F5・タムロン90mm F/2.8 MACRO RHP3 f4.2・400
ケイテックのスピナベ。柳の葉が2枚付いている。引き味はボッシュとOSPの中間。重すぎず軽すぎず。ケイテックの製品全般に感じるのだけど、なんというか、優等生っぽい。ソツのない作りでケチのつけようがないのだけど、個性が感じられないというか、なんというか。日本の学校教育が目指している理想の人、とかを思わせる。いい意味でも悪い意味でも、有能な官吏という感じがしてしかたがない。そんなわけで、これがハズレってことはないと思うのだけど、愛することができない。
F5・タムロン90mm F/2.8 MACRO RHP3 f4.5・500
鳥の写真を更新したのは久しぶりだ。鳥よりもバスに気分が傾いていることが、Webの更新頻度に表れている。
さて、ルアー列伝。今日のルアーはバズベイト。
ゲイリーのバズベイト。これ以外のバズで釣ったことはない。これ以外のものはほとんど投げたこともないので、これ以外のバズで釣ったことがないのは当然だ。ご覧のとおり貧相な作りだが、問題なくよく釣れる、と思われる。
左側に曲がるので、アシを左手に見る方向で流していかないと使いづらい。右側に曲がるバージョンもあればいいのにと思うのだけど、見つからなかった。逆向きのペラ単品も見つからなかった。ペラをペンチで曲げてやろうかと考えたこともあったが、折れそうだったので断念した。逆向きのペラって、世の中に存在してますか? ただし、Patent No. 4201008のじゃなきゃだめですよ。
F5・タムロン90mm F/2.8 MACRO RHP3 f4.5・640
シャロー撃ちに行きたい気分だ。明日中に片付けばあさって休むかもしれん。しかし明日中には片付かない。明日・あさって中になら、片付くかもしれない。そしたら金曜日に休むかもしれない。休めたら、牛久に行く。ひょっとしたら、津久井湖とか相模湖に行くかもしれないが、牛久率80%くらいだ。
ガード付きのラバージグといったら、これまではずっと1/2オンスのものを使っていた。しかしなぐさんはもっと軽いのをよく使うらしい。そこでこないだの牛久では1/4オンスを使ってみた。おとといのカスミでは3/8オンスを使ってみた。これまでは、そんな軽いのは投げられないよ、とか思っていたが、やってみたら別にふつうに投げられた。なのでこれからはそういった軽いものも使う頻度が増えそうだ。
タックルボックスを開いてみると、1/4オンスはまだいくつかストックがあるが、3/8オンスは1個しか残っていない。そこで、今日、風来堂に買いに行ってきた。これまでと同様ケイテックのを買うつもりだったのだけど、3/8オンス(11g)のやつが売ってなかった。ちょっと歩いてサンスイまで行けば売ってるかもしれないが、サンスイに入るのはイヤだ。いや、別に、いやな思い出とかがあるわけじゃないのだけど、なんとなく、入りたくない。
で、どうしたものかと、風来堂の中にあるラバージグを眺めつつ考えていたらいいものを見つけた。それは、サクマジグの作者と同じ人が作っているガード付きのラバージグ、サクマガードだ。これの3/8オンスのが売っていたので買ってみた。フットボールタイプのサクマジグと同様、フックの先が少し内側に曲がっている。これだけで釣れそうな気分が湧いてくる。ケイテックのに比べてラバーが少ないのもいい感じだ。ケイテックのって、ちょっとラバーが多いよね。最近それがちょっと気になっていた。あと、ブラシも少なくていい感じだ。ケイテックのって、ちょっとブラシが多いよね。最近それがちょっと気になっていた。というほどではないのだけど、新しいものは積極的に評価して自分の気分を高めなければならん。そういう自己暗示が釣果アップの秘訣だ。
というわけで、買い物のはなしでした。ついでにいうなら、サクマジグも何個か補充しておきました。ウェッピング用のいいロッドがあればついでに買っちゃうか、とも思っていたのですが、よさげなものは見当たりませんでした。D1Hとかに比べたら、釣り道具は安いものですね。ああ、でも今やぼくは、D1Hを買うつもりはほとんどありません。
KC-66Hの使い心地をためすために会社を休んで釣りに行こうかと思ったが、明日は天気が悪いので断念。雨だけならともかく、風もそこそこ吹くとなるとさすがに滅入る。あさって木曜日はもしかしたら休んで牛久沼に行くかも。しかしあさって、たまやボートはお休みだ。ほかのボート屋さんは営業してるんだろうか。とかなんとか、慣れないところは心配が多くてたいへんだ。いっそのこと、西浦南岸のアシでも撃ちにいこうかしら。
しかしここで、「吉乃屋ボート」で検索してみたら耳寄りな情報を発見。「たまやボートが休みなので今日は吉乃屋ボートから出船」というようなことがどこかに書いてあった。この情報の断片を頼りに牛久に向かう可能性大。
さて今日は花の写真でも。5月29日、軽井沢で撮影。
これは、オオバジャノヒゲ、だろうか。いつも花の部分のクローズアップしか撮らないので、あとから判別するのは難しい。ちゃんと現場に図鑑を持っていって、その場でよくよく照合しないことには判然としない。しかしそこまでして植物の名前を知りたいとは思っていない。とはいえ、やはり名前すら分からないというのは気持ちが悪い。
F5・タムロン90mm F/2.8 MACRO RHP3 f5.6・640
これは、ナルコユリ、だろうか。あるいは、オオナルコユリ、だろうか。どっちでもないのかもしれない。よくわからんが、少なくともユリ科ではあると思う。しかし図鑑でざっと数えてみるとユリ科の植物は80種以上あるようなので、ユリ科であることが分かってもありがた味が全然ない。まったくの門外漢にとっては多少の役には立つかもしれないが、それ以外の人にとってはほとんど意味をなさない。ファットペッパーの写真を撮って「これはクランクベイトです」と説明するのと似ている。
F5・タムロン90mm F/2.8 MACRO RHP3 f5.6・1000
「第15回 3キロトーナメントのお知らせ」を更新。山登りを愛する青年atomさんのエントリーを追加。これで参加予定者は6組6人。にわか仕立てのわりには人数が集まってきた。
きのう水槽の現状を報じたばかりだというのに、今日早くも様子が変わった。
昨日の段階でクチボソ風と言っていた魚はどうやらただのクチボソらしい。そんな気がする。他の2匹のクチボソに比べてちょっと体高があるものだから別の種類かと思ったのだけど、今日の見解としては、これは抱卵しているクチボソだ。
そう仮定して、水槽の割り当てを今朝妻が変えていた。サブ水槽にいたヘラをメイン水槽に移し、メイン水槽にいた2匹のクチボソをサブ水槽に移した。いまサブ水槽には3匹のクチボソと1匹のエビがいる。そしてサブ水槽にはクチボソが産卵するのに都合がよさそうな素焼きの植木鉢を沈めてある。これにクチボソの卵がびっしりと産みつけられる日を我々は楽しみにしている。
クチボソの稚魚が孵った場合の対処法もすでに考案済みだ。ベランダに置き捨てられていたプランターの排水溝を塞ぎ、ここに水を張り、ホテイアオイをびっしりと浮かべ、ヨシズで太陽光を遮り、ベランダに放置する。これが稚魚育成用の水槽だ。ホテイアオイさえ買ってくれば完成する。ちなみに今年はメダカの稚魚もここで育成する予定。
スピナベのはなし。ボッシュのスローローラー1/2オンスをずっと愛用していたのだけど、あるとき最後の1個を失った。補充しようかと思ったのだけど売ってなかったので、かわりに、ボッシュのスローローラーじゃないスピナベを使っている。しかしこれは1つしか持ってない。そこで先週、新たなスピナベを買ってみた。
まずは、O.S.P.というやつ。ヘッドの形状がボッシュ・スローローラーに似ているのでいいような気がして買ってみた。昨日これを初めて投げてみた。柳の葉のようなブレード(ウイローリーフ、だっけ?)が1枚だけ付いている。1枚だけなので引くのも軽くていいだろうと思っていたのだけど、引いてみると、けっこう重い。バイブレーションが強くて巻くのがたいへん。シャローをサクサク流すようなときには使いづらい。しかしスローロールにはいいかもしれない。というわけで、スローロール用に認定。
O.S.P.のほかに、ケイテックのスピナベも買ってみた。柳の葉が2枚付いてるやつ。これも昨日投げてみた。O.S.P.よりは引き味が軽い。しかしボッシュよりは重い。どっちつかずな感じだ。しかし浅いところのスローロールにはいいか。
というわけで、ほんとはシャロー用のスピナベがほしかったのに、そうじゃない用のものを買ってしまったというおはなしでした。
折れでもしない限りもう竿を買うことはないだろうと思っていたが、昨日買ってしまった。アシ際でラバージグを落としたりするのによさそうなやつ。これまでは5.6フィートの竿を使っていたのだけど、長いほうがフッキングパワーが大きくていいというはなしを聞いて、長くて硬い竿がほしくなった。そこで、カリスマスティックの66Hというやつを買ってみた。アシ際でピッチングしたりフリッピングしたりするのによさそう。といっても、フリッピングなんてうまくできん。あるいは、ヘビキャロにもいいか。といっても、ヘビキャロやらないけど。
まあとにかく、アシ撃ち名人も使っているという誉れ高い釣竿だ。アシ際スペシャルと命名した。
今日ビン沼に小物釣りに行った。小一時間やってみた結果、7cmくらいの小さなヘラブナが釣れた。クチボソに似ているがクチボソとはちょっと違うようにも見える小魚も釣れた。それと、アミでエビを1匹つかまえた。これらを持って帰り、空っぽだったサブ水槽に入れた。このため、ブルーギル飼育計画はなくなった。
ではここで水槽速報。
メイン水槽
メダカ 15くらい
クチボソ 2
モロコ 2
タナゴ 4
ギンブナ 1
エビ 1
サブ水槽
ヘラブナ 1
クチボソ風 1
エビ 1
ヨシノボリがいないのがちょっと寂しい。しかし彼らは高水温に弱いらしく、特にこれからの季節、飼うのが難しい。わずかな手間で水温の上昇を抑えられるうまい方法はないだろうか。
ドジョウもいるといいかも。ドジョウを、釣ることは可能だろうか?