勇者ミーコの冒険 #41(2017/05/15)

3つの質問は残り1つになってしまった。

ミーコ「おいしいもの以外のことで、きくことなんてあったかな?」



ルンタ「思いつかないわね」



ミーコ「えーと」

ルンタ「えーと」

弟チャッピー「アイムウェイティーン。最後の質問を待ってますよー」



ミーコ「えーと、おいしいものがダメなら、しょうがないから」

ルンタ「しょうがないから、なんだっけ」

ミーコ「そうだ、まかい! まかいってどこにあるの?」

ルンタ「そうそう、まかい」

弟チャ「ははあ、まかい」

ミーコ「うん」

弟チャ「まかい、まかいとみなさんおっしゃいますが、そんなものほんとうにあるのやら」

ミーコ「えっ」



ルンタ「えっ」



弟チャ「これまでに、まかいをみたり、さわったり、かじったりしたネコがいますか?」

ミーコ「それは…」

弟チャ「いないでしょう。そのような不確実な存在についてはざんねんながらおこたえすることができません!」

ミーコ「なにそれ!」

弟チャ「そういうわけで、しゅうりょー!!」

ミーコ「どういうこと! 」

怒れるミーコ。つづく。
勇者ミーコの冒険 #42(2017/05/16)

3つの質問は結局ムダになってしまった。

ミーコ「ちょっとどういうこと! しゃくぜんとしないわ。時間をムダにしたわ」

弟チャ「またまたー。ぼくとの会話はたいへんゆういぎな時間だったはずですよ!」



ミーコ「ルンちゃん、もう行こう」



ルンタ「そうねー」



弟チャ「おっとお待ちください。ここで実務家としてのぼくからアドバイスです!」

ミーコ「えーべつにいらないよー」

弟チャ「きいておいて損はないよ」

ミーコ「ミーコそんなにヒマじゃないのよ。ヒマそうにみえるかもしれないけど」

弟チャ「きくは一時のはじ。きかぬは一生のはじ。むかしのネコはそう言いました!」

ミーコ「そんなのしらないよ」

弟チャ「まかい。そのような、あるかどうかもわからない場所をさがすのは、はっきり言ってネコじんせいの浪費です。であればなぜあなたはとかいをめざさない」

ミーコ「とかい?」

弟チャ「とかいは実在しますよ」

ルンタ「と言われても」

弟チャ「そしてとかいには、夢、きぼう、就労機会、保育所問題、ざせつ、ぜつぼうがあふれています」

ミーコ「それっていいところなの?」

弟チャ「いいところです。だからみんな、とかいをめざすんですよ」

ミーコ「ふうん」

弟チャ「ミーコさんも行ったほうがいいです。何かみつかるかもしれないよ」

ミーコ「どうかなあ」

ルンタ「どうかしら」

弟チャ「まあ、ミーコさんなんて典型的ないなかものですからね。とかいにはちょっとなじめないかもしれないな」

ミーコ「なんですって!」

弟チャ「カモにされないように気をつけることだね」

ミーコ「いまはっきりしたわ! こいつは最初からミーコをおちょくるために呼び止めたのよ」

弟チャ「いやいやまさかー。いまの話はぼくのまったくの好意によるものですよ!」

ミーコ「どうかなあ」

ルンタ「どうかしら」

弟チャ「良薬くちににがし。むかしのネコは言いました!」

ミーコ「だからしらないってば」

弟チャ「あ、いいですいいですお礼なんて! ではぼくはこれで!」

ミーコ「ハイハイ。やれやれ、やっといなくなった」

ルンタ「変なネコだったわね」

ミーコ「しつれいなネコだったよ!」

怒りのさめやらないミーコであった。つづく。
勇者ミーコの冒険 #43(2017/05/17)

ミーコは悄然として歩いていた。

ミーコ「あんなやつの言うこと気にするわけじゃないけど、まかいがほんとうにあるか、ミンミン自信がなくなってきたわ」



ルンタ「ルンちゃんも、話にきいただけで、みたことないわね」



ミーコ「まかいのとびらをひらくカギもけっきょく、みつかっていないし…」

ルンタ「そうねえ」

ミーコ「こんなことで、ミーコもくてきをたっせいできるのかしら。なんだか不安になってきたな…」

ルンタ「まあ、不安だなんて、ミーコちゃんらしくないわね」

ミーコ「…」

ルンタ「ミーコちゃん? うつむいちゃって、だいじょうぶ?」

ミーコ「……」

ルンタ「ミーコちゃん!」

ミーコ「…なんちゃってぇ」

ルンタ「!」

ミーコ「えへへー。ミンミンだいじょうぶ。めげてないよー」

ルンタ「もうっ。ミーコちゃんてば」

ミーコ「ごめんー」

ルンタ「もうー」

ミーコ「ミンミンね、実はこういうマップを手にいれたのよ」



ルンタ「まあ。とかいにはおいしいものがあるの?」

ミーコ「たくさんありそうよ! これでみる感じだと、3分おきにおいしいものにそうぐうしそう」

ルンタ「それはすてきね!」

ミーコ「あんなやつの言うとおりになるのはしゃくなんだけど、そんなわけで、とりあえずとかいをめざそうと思うの」

ルンタ「そうね、めざしましょ!」

ミーコ「うん!」

新たな目的を見つけたミーコ。つづく。
勇者ミーコの冒険 #44(2017/05/18)

ミーコは都会に行く決心をした。

ミーコ「でも考えてみると、まかい同様、とかいもどこにあるか、ミーコわかんないよ」



ルンタ「そうねえ。ルンちゃんもしらないわ」



ミーコ「こまったねー」

ルンタ「どうしましょう」

ミーコ「あれ?」

ルンタ「え?」

ミーコ「あそこ! 道のまんなかでネコがたおれているよ!」

ルンタ「まあたいへん」

ミーコ「もしもし。だいじょうぶ?」

ぎんゆう詩人?チャッピー「うーん。おやこれは。お嬢さんがた、なにかおこまりですか?」

ミーコ「おこまりですかって。たおれていたのはそっちじゃない」

?チャ「いやぼくはただねむくなったので寝ていただけですよ」



ミーコ「あれ? またぎんゆう詩人? それとも弟のほう? どっちにしてもあんまり会いたくなかったネコだわ」

ルンタ「葉っぱとれちゃったの?」

?チャ「弟たちにお会いになったようですね」

ミーコ「弟たち?」

?チャ「ぼくはあいつらの兄だよ」

ぎんゆう詩人の兄を名乗るネコがあらわれた。つづく。
勇者ミーコの冒険 #45(2017/05/22)

ミーコが助け起こしたネコは、ぎんゆう詩人の兄を名乗った。

ミーコ「今度は兄か。このへんはぎんゆう詩人の血縁がはびこるキケン地帯ね!」



ルンタ「お兄さんは何をしているの?」



ぎんゆう詩人?チャッピー改め兄チャッピー「ぼくは無職です。いわゆるプータローだよ」



ミーコ「あらプータローとは気の毒ね。あたしは勇者ミーコよ。こちらのルンちゃんは魔法使い」

ルンタ「はじめまして」

兄チャ「おふたりとも職業があってうらやましい。ぼくも職につきたいな」

ミーコ「うんうん。職業はあったほうがいいわよ」



兄チャ「できのいい弟たちのおかげで生活にはこまっていないんですが」

ミーコ「できがいいかなあ」

兄チャ「にしてもこのままではいけないと思い…」

ルンタ「ええ」

兄チャ「まず、森でどんぐりをたくさんあつめて、それらを売ってもうけることを思いつきました」

ミーコ「ふんふん」

兄チャ「ところが町に売りに行くとちゅうで、めぐまれないネコの集団に出会ってしまい…」

ルンタ「まあ」

兄チャ「どんぐりをぜんぶ、おもちゃ代わりにあたえてしまったのです」

ミーコ「ありゃ」

兄チャ「つぎは、森でまつぼっくりをたくさんあつめて、それらを売ってもうけることを思いつきました」

ミーコ「ふんふん」

兄チャ「ところが町に売りに行くとちゅうでまた、めぐまれないネコの集団に出会ってしまい…」

ルンタ「まあ」

兄チャ「まつぼっくりをぜんぶ、おもちゃ代わりにあたえてしまったのです」

ミーコ「ありゃー」

兄チャ「そういうわけで、つぎは森で何をあつめようか思案しているところです」

ミーコ「いやそれ、もうループに入ってるから! なにあつめてもムダだと思う」

兄チャ「こんなぼくですが、もしお役にたてることがあれば…」

ミーコ「うーん? 気持ちはうれしいけど」

ルンタ「とかいのことをきいてみたら?」

ミーコ「あ、そうそう。お兄さん。とかいっていう場所しってる?」

兄チャ「ははあ、とかい」

ミーコ「うん」

兄チャ「ぼくも以前、職をもとめてとかいをめざしたことがありました。しかしすこし歩くと睡魔におそわれてしまい」

ルンタ「まあ」

兄チャ「結局たどりつけなかったのです」

ミーコ「とかいをめざすと何かがおそってくるの? それはキケンね」

兄チャ「そうなんです」

ミーコ「こまったな」

困惑するミーコ。つづく。
勇者ミーコの冒険 #46(2017/05/23)

ミーコはぎんゆう詩人の兄から都会に関する情報を得ようとしていた。

兄チャ「そんなわけでぼくはとかいをあきらめました。どのみちぼくは、とかいに向いていないと思うんです」



ミーコ「そっかぁ」



ルンタ「ざんねんねー」



ミーコ「ともあれお兄さんありがとう」

兄チャ「待ってください。この話にはつづきがあるんです」

ミーコ「え?」

兄チャ「ある土曜日のこと、職探しにつかれはてたぼくは、なにをする気もおきず、日がないちにちゴロゴロしていました。夜になってウトウトしかけたころ、あのおつげをきいたのです!」

ミーコ「おつげ?」

兄チャ「とかいをめざす若者よ、しんがし川で船にのるがよい。さすればとかいへたどりつくであろう」

ミーコ「船?!」

兄チャ「黒いサングラスをかけたネコがそう言っていました」

ルンタ「まあ」

ミーコ「船って、あの、水にぷかぷかういてるやつ?」

兄チャ「そうです」

ミーコ「おつげによれば、船にのると、とかいにつく、と」

ルンタ「楽そうでいいわね」

ミーコ「これはとてもゆうりょくな手がかりかもしれないわ!」

兄チャ「それはよかった。正直、おつげをきいたからには、ぼくがとかいに行かなければならないのかとモヤモヤしていたところです。せっかくとかいをあきらめたのに」

ミーコ「あんしんして! お兄さんの遺志はミーコがつぐから!」

兄チャ「いやぼくまだ生きてますし」

ルンタ「おかげでわたしたち、とかいに行けそうだわ」

兄チャ「はい。これでぼくも気がねなくまた森へ行けるというものです。つぎは、おにぐるみなんてどうかなと思ってるんですが」

ルンタ「うまくいくといいわね」

ミーコ「なにごともチャレンジだよね!」

兄チャ「はい! がんばります。おふたりもどうちゅうお気をつけて!」

ルンタ「はーい。お兄さんもお元気でー!」

ミーコ「バイバーイ!」

都会へ行くための手がかりを得たミーコ。つづく。
勇者ミーコの冒険 #47(2017/05/24)

ミーコは都会に行くための手がかりを得た。

ミーコ「船にのるなんて、ワクワクするね!」



ルンタ「そうね!」



ミーコ「それで、どこで船にのればいいんだっけ」

ルンタ「たしか、ナントカ川って言ってたわ」

ミーコ「そうそう、そのナントカ川」

ルンタ「なんていう川だったかしらね」

ミーコ「あれ?」

ルンタ「え?」

ミーコ「あそこ! ちいさなネコが複数のネコたちにいじめられているようよ!」

ルンタ「まあたいへん」


どらネコ1「オイオイそこのチビネコ」

どらネコ2「オメーいいもん持ってるじゃねーか」

どらネコ3「オレらにもよこせや」

子猫チャッピー「ちょっとやめてよー」




ミーコ「ちょっと! やめなさいよ!」

どら1「なんだこいつ」

どら2「じゃますんなよ」

ミーコ「ちいさなネコ相手に3匹がかりで、はずかしくないの!」

どら3「うるせー」

どら2「ひっこんでろ」

ミーコ「このバールが目に入らないのかしら!」

どら1「うわっ! なんだこのおんな。あぶねーな」

どら2「あっ、このヘアバンド」

どら3「まずい。こいつ勇者だぜ」

どらズ「ちぇっ。今日はこれでかんべんしといてやらあ」すごすご

ミーコ「おととい来るがいいわ!」

ミーコはどらネコたちを追い払った。つづく。
勇者ミーコの冒険 #48(2017/05/26)

ミーコはどらネコたちにいじめられている子猫を助けた。

子猫チャッピー「おねえさんたちありがとう」



ルンタ「よかったわね」



ミーコ「けがはない?」



子チャ「うん。ぼくね、おじいさんのおつかいで、おやつを買って帰るところだったんだけど、やつらにみつかっちゃって。そうだ。おねえさんたち、うちによっていってよ。すぐ近くだから。お茶でもいれるよ」

ミーコ「まあ、ありがとう。行こうかルンちゃん」

ルンタ「そうねー」



子チャ「ただいまー」

おじいさん「おお、おかえり。おや、そのかたがたは?」



子チャ「このおねえさんが、どらネコたちをおっぱらってくれたんだ」

おじい「おお、孫がせわになったのう」

ミーコ「どういたしまして」

子チャ「おじいちゃん。これ買ってきたよ」

おじい「おお、すまんの。ん? 今日のぶんのおやつと言ったのに、なんでこんなにたくさんあるのじゃ」

子チャ「だって、食前にぼくが1つ、おじいさんが1つ食べるでしょ。それからメインでぼくが1つ、おじいさんが1つ食べるでしょ。そのあと食後にぼくが1つ、おじいさんが1つ食べるでしょ。だからぜんぶで12こだよ」

おじい「なんと、算数のできない孫じゃの。しかしお客さんがいるからちょうどいい。おふたりともどうぞ食べていきなされ」

ミーコ「ほんと? やったー」

ルンタ「うれしいわ」

子チャ「ぼくお茶いれるねー」

おじい「この菓子はにぼしあんもなかといっての。このあたりのめいぶつなのじゃ」

ネコたちの楽しいお茶の時間が始まった。つづく。
勇者ミーコの冒険 #49(2017/05/29)

ミーコとルンタはおじいさんネコと、その孫である子猫チャッピーと一緒に、お茶の時間を楽しんでいた。

おじいさん「おふたりは旅のおかたかな。どこから来なさったのじゃ」



ミーコ「ミーコはミーコの故郷の村から来たのよ」



おじい「これからどこに行きなさるのじゃ」

ルンタ「わたしたち、とかいに行こうと思ってるの」



おじい「ほほう、とかいとの。そういえば、とかいに住んでるいとこから、こないだ手紙が来たのじゃ」

ミーコ「えっ、おじいさんのいとこって、とかいに住んでるの?」

子猫チャッピー「そうだよ! すごいでしょ」



おじい「なんでも、いとこの話では、とかいには最近それはそれは高い塔がたったそうじゃ」

ルンタ「塔?」

ミーコ「高いって、どのくらい?」

おじい「天をつくような高さなのじゃ。ネコわざとは思えない、とてつもない偉業だと、いとこはいたく感銘をうけたようでの。わしにしらせてくれたのじゃ」

子チャ「その塔がね、ここからもみえるんだよ!」

ミーコ「ほんと?!」

子チャ「ほんとほんと! こっち来てみて!」

ミーコ「えっあれがそうなの?」

ルンタ「ずいぶんちいさくない?」

おじい「とおくにあるからじゃよ。いとこの話では、近くからみあげると、あまりの高さに、うしろにひっくりかえってしまうのじゃそうな」

子チャ「ぼくも近くでみあげて、ひっくりかえってみたいな!」

ミーコ「なんか楽しそうね! ミーコもころがってみたいわ!」

ルンタ「ルンちゃんもー」

とても高い塔の話で盛り上がるネコたちであった。つづく。
勇者ミーコの冒険 #50(2017/05/30)

ネコたちのお茶の時間はつづいていた。

おじいさん「それでおふたりは、どうやってとかいに行かれるおつもりかな」



ミーコ「えーと、たしか、船とか」



ルンタ「どこかの川で船にのれるってきいたわ」



おじい「ふーむ。どこの川じゃろな」

ミーコ「それがよくわかんないの」

おじい「このへんにはいろんな川があるが、船はしらないのう」

ルンタ「川をぜんぶしらべるわけにもいかないわね」

ミーコ「うーん。こまったな」

おじい「じゃが思い出すがよい。いままでの話のなかに、とかいへ行くためのヒントがかくされていたはずじゃ!」

子猫チャッピー「あっ、おじいちゃんの目がキラリと光った! ひさびさに、おじいちゃんがMr.マーブルになったよ。名探偵の推理がはじまるよ!」



ミーコ「めいたんてい?!」

ルンタ「すいり?!」

おじい「さあ、そのヒントとはなんじゃろうな」

ミーコ「そんな話あったかな?」

ルンタ「なにかしら?」

ミーコ「あっ、わかったわ! さっきみた、あの高い塔をめざして歩いていけばいいのね!」

ルンタ「まあミーコちゃんさえてるわ!」

おじい「いやいやざんねんじゃの。あの塔はここ、丘の上こうえんからはみえるが、どこでもみえるわけではないのじゃ。低い場所からはみえないのじゃ。めじるしにするのはムリじゃな」

ミーコ「そっかぁ。じゃあなんだろう」

ルンタ「むずかしいわね」

子チャ「おねえさんたち、こうさんだね!」

おじい「ほっほ。では種明かしをしようかの」

ミーコ「うん!」

おじい「これじゃ」



ミーコ「これは?」

おじい「さっき、いとこから手紙が来たと言ったじゃろう。ということはつまり、手紙をはこぶためのルートが存在するということじゃな」

ミーコ「ふうん?」

ルンタ「よくわからないわ」

おじい「手紙は風にのってとどくわけではないのじゃ。はこんでくれるネコがいるのじゃよ」

ミーコ「えっ。ということはつまり」

ルンタ「そのネコにわたしたちをはこんでもらえばいいのね!」

おじい「ほっほ。まあそんなところじゃの」

ミーコ「その、はこんでくれるネコはどこにいるのかしら!」

おじい「ここから東にしばらく行くと、しゅうはいセンターがあるのじゃ。はいたつのネコはそのあたりをさんぽしていることが多いのう」

ミーコ「東ね。よーし。行くわよルンちゃん!」

ルンタ「そうね! 行きましょう」

子チャ「おねえさんたち、じゃあね!」

ミーコ「ハーイ。バイバーイ!」

ミーコとルンタは丘の上公園をあとにした。つづく。


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