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(びん沼川)バス釣りレポート
1999年6月

Contents

Reports

【霞ヶ浦】クランクベイトは素晴らしい

1999年6月26日土曜日、いつものように土浦のマルトボートで船を借り霞ヶ浦で釣りをした。今日は1人だ。と思っていたら、マルトの受け付けで高橋さんに遭遇。こんなことなら前日に電話すればよかった。まぁでも奇遇な感じでこれはこれでいいや。お互い6馬力船を借り5時出船。

朝のうち曇りときどき小雨。暑いというほどではないが蒸している。9時ごろには晴れ間が出始め、暑くなる。蒸し暑い。朝のうち微風。そのままずっと微風かせいぜいそよ風程度だったが、午後1時ごろには南東の風が吹き始め波が出てきた。マルト前の朝の表水温は23.3度。ここ数日の雨と風の影響からか、水はかなり濁っている。泡も消えにくい感じで、イヤな予感がしないでもない。でもまぁ朝の内はいつだって楽観的な気分だ。

オダ

最初はマルト前の掛け上がりにあるオダでやってみる。最近あまりやってなかったのでちょっと様子を見てみよう。ということで、スピナベ、クランク、ツネとやって、ツネにギルバイトが1回あったのみ。20分ほどでここはおしまい。

南方

南の方に行ってみる。花室川の河口付近から始めるつもりだったが途中の杭に寄り道する。それらしい杭を見繕ってラバジを落とす。20本くらいの杭を打ったところで諦めた。予定どおり花室川河口でやってみる。水深1〜2mくらいのところを主にスピナベとクランクでやってみる。ノーバイト。

花室川河口から南に流し始める。テトラがあるところ、自衛隊武器学校のドックの石積み、同じく武器学校のスロープと流してみる。ノーバイト。スロープの付近なんかはかなり堅い底質でいい感じに思われるのだがバイトがない。水深もだいたい1.5mで、釣りやすい。というか、これくらいの水深が一番よく釣れるような気がする。だけどこの日はノーバイト。濁ってるからなのかなぁ。

武器学校のスロープのところで高橋さんと合流。途中何度かバイトはあったそうだがまだ1匹も釣れてないと言う。このころまでは降ってもせいぜい霧雨程度だったがちょうどこのとき、雨らしい雨が降り始める。だからどうだってことはないのだけど。

高橋さんはこれから、さらに南の葦原の様子を見に行くと言う。おいらはこれから一気に対岸の田村まで移動する。

田村

7時半、田村のギザギザエリアで釣り始める。ギザギザ周辺の水深70cm程度のドシャローをバズで流す。流していると、ウェーダーの釣り人に遭遇。話しを聞いてみると、全然ダメだったそうだ。「濁りがすごいですね、それと、今日は水が冷たいですよ」と言っていた。ウェーダーの釣り人が流したあとで期待感は急激に下がったが、さらにバズで流してみる。案の定ノーバイト。

田村周辺は浚渫によってあちこちボコボコに掘られている。1mくらいのところから一気に7mまで落ちていたりする。その落ち際がところによっては岸から10mくらいだったりする。地形は相当複雑でどこもかしこも釣れそうに思われるのだが、複雑過ぎて逆に地形が把握できない。どこもかしこも複雑だから、複雑な地形の中でも特に良い場所を見つけないと釣れないんじゃないのかな。それで、その特に良い場所がどこなのか分からない。ということで、特に良い場所を見付けるために、あちこちでやってみる。

主にクランクで流して行くと、岬状に張り出した部分を発見。岬の先端付近の水深1.2mのところには数本の杭も立っている。その岬のサイドのところは、1.2mからいくらかゆったり目に3mまで落ち、そのあと一気に5mまで、ほとんど垂直に落ちている。そういった急激な落ち方はこのエリアでは別段珍しいものでもないのだが、張り出しているのはいいことだ。

とりあえず岬上に立っている杭をやってみる。ラバジを落としてダメで、次にツネを落としてみてこれもダメ。次に岬のサイドのブレークのショルダーを通すようなつもりでファットペッパーを投げてみた。そしたら1投目でアタリ。8時20分、800g。まずまずのサイズだ。でもこのあとが続かない。クランクとツネで岬周辺のあちこちをやってみたのだけどノーバイト。

そういえば、このときファットペッパーに使っていたロッドはEVC-665だ。このロッドで初めて釣れた。これは素晴らしい出来事だ。嬉しい。というか、ほっとした。

石田

さらに西方向に流して行く。バイトの無いまま、石田にまで来てしまった。いつも1匹だけ釣れる沈みコンクリートでやってみる。まずはクランクから。同じくファットペッパーを投げてみる。と、3投目くらいでアタリ。コンクリートをゴリゴリと小突いていたらちょっと引っ掛かりそうな感触があったので一瞬リールを止める。そのときクククとバイトがあった。すかさず大きく合わせを入れて、釣れましたとさ。9時20分、1000g。なかなかいいサイズだ。いつもこのコンクリートで釣れるのはたいしたサイズじゃなかったが、今日はまともなヤツがついていた。そんなこともあるんだなぁ。

しかしここでは2匹目はない。いつものように1匹だけだ。

土浦港

とりあえず一通りやってしまった。残しておいた土浦港に行ってみる。土浦港では何個か釣れるのは分かっているから敢えてやる必要はないのだが、まだ2匹しか釣ってないから早めに試してみることにした。が、釣れなかったよ。10時から10時50分くらいまで、けっこうじっくりやってみたけどノーバイト。

たぶん風が弱かったからだな。これまでの経験からすると、土浦港で釣れるのは風が強くて本湖がザブザブのときだ。この日は曇っていたせいかこの時間でもまだ風が穏やかで、港の中はほとんど波だってすらなかったから。おまけに濁った水がどんよりとした雰囲気で、見るからに釣れない感じだ。そしたら実際釣れなかったと。まぁいいや。でもどこ行こう。

オダ再び

朝に比べればいくらか風があったから、朝ダメだったオダにもう一度入ってみる。風のおかげで魚が回ってきたかもよ、なんて期待してみたりして。

とりあえずツネでじんわり。5投くらいしたけどダメだった。ギルバイトが2回あっただけ。5投と聞いて「たったそれだけ?」と思います? でも5投でも、じっくりやってたからけっこう時間がかかるんですよ。実際何分くらいなのかはよく分からんのだけど、気分的にはうんざりするくらい長く感じる。5投で1匹でも釣れれば次の5投もできるんだけど釣れないともうダメ。ほかの場所に行きたくなる。

が、その前に、ファットペッパーを投げてみる。そしたら1投目で釣れた。ツネでスローにやってたのはなんだったんだ。ファットペッパーを思いっきり投げて巻いてくる。途中で底を小突き始める。ところどころ、オダを構成する枝にぶつかる感触がある。枝にぶつかったなと思ったときはリールを止めて根掛かりを回避する。そんな感じでオダ上を慎重に引いてみる。枝にぶつかって1秒くらい止めて巻き始めたときバイトがあった。んだっけかなぁ。忘れてしまった。が、とにかく、枝にぶつかった瞬間かその直後に釣れたような気がする。11時00分、500g。小さいけどこれでようやくリミット達成だ。ああ長かった。

その後10投くらいクランクを投げたがダメだった。

田村再び

高橋さんに電話すると、田村にいると言う。なのでもう一度行ってみる。

朝方発見した水中の岬の近くで高橋さんはなにやらスローな釣りをしていた。彼はこれまでライトリグのスローな釣りはしなかったのだが、EGS-662を買って以来、けっこうライトリグもやっている。買う以前はライトリグ、というかスピニングタックルが嫌いだと言っていたが、最近はそうでもないようだ。おいらは昔から言っていたものだ。エッジ買ったら好きになるって。予想どおり、買ってからは嫌いじゃなくなったようだ。ふふふ。

そんなことはどおでもいいのだ。なんて自分で書いといてそう言うのもなんなのだがね。

ここで再び水中岬でやってみる。このような浚渫による岬はこのエリアにはたくさんあるらしいのだが、おいらは今のところこの場所しか把握していない。ここは覚えやすい場所だから簡単に入ることができる。さっそく今日の当たりルアー、ファットペッパーでやってみる。が、今度はダメだった。しばらくやったのち高橋さんに擦り寄り状況を聞く。と、200mくらい先に見えている杭群を指差して言うではないか。

あそこの杭がいいぜ、兄弟。やつらはちょうどブレークの斜面に立ってるんだ。さっきオレはバラしちまったけどな。ちょっと様子だけでも見てきたらどうだい?

ということで様子を見に行く。1mもないくらいのシャローフラットから最深7mまで落ちている。杭は落ち始めの2mくらいのところに立っている。ブレークラインは複雑に曲がりくねっていて、いっこうに把握できない。が、とりあえず、これらの杭はたしかに良さそうだ。

第1投、1mくらいの間隔で並んでいる杭の間にファットペッパーを通したらいきなり食った。12時30分、600g。さらに続けて杭付近にクランクを通す。一通り流して最後の杭に指しかかった。3本の杭が束ねてあって、ロープが数本くっついている。この杭群の中では最も複雑な様相を呈している。この杭の横を通したとき、底が相当堅いらしくゴリゴリ感が急に増大し、そしてバイト。12時45分、400g。そのあと杭にラバジを落としたりツネを掠め通してみたりしたがノーバイト。

土浦港再び

バイトが続かないのでもう一度土浦港に行ってみる。風がいくらか強くなりつつあったので、そろそろ魚が入ってきたかも。とりあえず杭をツネでやってみる。ノーバイト。こんどは回遊バスの通り道だと思われるコンクリートのブレークをツネでじっくりやってみる。でもダメみたい。まだ風が弱い。あと1時間もすれば入ってきそうなんだけど、まだいないらしい。1回だけかすかなバイトがあったのだが半信半疑な気分で合わせたものだからちゃんと乗らなくて、水中でバレた。ちっ。

港ではしばらく粘ってみたが結局このバイトがあったのみ。いいかげん疲れてきたので14時、釣り終了。


そんなわけでもひとつシャッキリしなかったです。でも新しいポイントが2つ見つかったから有意義ではありました。では釣果のまとめ。ルアーはすべてファットペッパー。色は134番だそうで。ゴーストアユ、なんじゃないかと思います。おなかの部分は透明なプラスチックの色そのまま。側面はうっすらと黄色っぽくなっていて、背中は黒味がかった黄色ですかね。なんかそんな感じの地味なヤツです。

後日親切なTacoさんに教えてもらってところによると、134番は「クリアーアユ」という名前の色なんだそうな。

08:20/800g
09:20/1000g
11:00/500g
12:30/600g
12:45/400g

上から3つの合計は、800+1000+600=2400g。いつもと同じくらいの重量ですか。しかしほんとに、これ以上は釣れんなぁ。キロフィッシュ3本というのは、おいらにとっては、とてつもなく難しいことのように思われてきた。マグレに期待するしかないらしい。

しかし全部の釣果がクランクっていうのも、かっこいいようにも思われるけど、ほんとはかっこいいとかいうことじゃなくて、クランクでしか釣れんかったと言ったほうがいい。クランクで釣れたあと毎回ツネでじっくりやってみたんだけど、どういうわけだか釣れなかった。いつもなら、ツネでフォローしたら1個や2個出てきそうなもんなんだけど、この日はなぜか出てこなかった。なんだかちょっと、バス釣りに対する認識を改める必要があるような、ないような。しかしまぁいろんなことが起こるものですね。

EVC-665で初めて釣れた。嬉しいなぁ。このロッドにファットペッパーはちょっと軽いかな、とも思っていたがそうでもなかった。けっこう使いやすかった。EVC-603もファットペッパーにはちょうどいいが、665も悪くない。

でもロッド自体が重いので腕が疲れる。パーミングしている右手の手のひらも痛い。投げるときにリールが当たって痛くなってきた。グローブが必要だ。さっそく明日にでも買ってこよう。それとこの日は手首のサポーターをせずに釣りをしていたのだが、これが失敗だった。手首も痛い。右手にはサポーターとグローブがあったほうがいい。特にクランクをよく投げる日には必須だな。これを書いているのは釣りをした翌日の日曜日なのだが、今日は腕が筋肉痛になっている。それと、力があまり入らない。油断してるとちょっとしたものを落っことしそうになる。クランクには腕力が必要だ。

しかしまぁファットペッパーというルアーは素晴らしいものですね。ここのところおいらはだいたい1.5〜2.5mくらいのところで釣ることが多いから、3mくらい潜るファットペッパーがちょうどいい。もうちょっと浅いところだとファットペッパーJr.の出番だけど、ファットペッパーのほうがすぐに底に届くからいいかも。他の色を試したわけじゃないからなんとも言えないのだけど、ゴーストアユ(でいいんだろうか?)という地味なヤツはいい色なのかも。なんとなく、クランクと言えば黄色や金色みたいな派手なのがいいと思っていたけど、一概には言えんらしい。色に関しておいらはあまり気にしてないのだけど、134番は相当いいんじゃないかと思って、さっそく今日買いに行ってきた。もう当分この色だけを使うことになるだろう。

まぁだいたいそんなとこですかねぇ。ちなみに来週もマルトに行く予定です。

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【霞ヶ浦】ワーム率50%

1999年6月19日土曜日、土浦のマルトボートで船を借り霞ヶ浦で釣りをした。前日の段階で高橋さんに電話してみたら一緒に行こうということになったのだが、その時点では、風が強く吹きそうだから霞ヶ浦はやめといて神流湖にでも行こうということになっていた。でも当日、というのは今日なんだけど、朝の様子からするとたいした風じゃなさそうだからやっぱり霞ヶ浦に行こうということになった。たまには他の場所もいいかもなぁとは思っていたのだが、霞ヶ浦で釣りができるならそれに越したことはない。というわけで、高橋さんと一緒に霞ヶ浦で釣りをした。

5時半出船。それぞれ6馬力船を借りる。朝の時点では予想どおり風はほとんどない。微風程度。でも8時ごろには強くなり始め、以後、そこそこの強さで冷たい北東風が吹き続けた。曇り時々小雨。冷たい霧雨がときどく降り、寒い。マルト前の表水温は23.5度。気温はかなり低いが水温はたぶん、それほど下がってないんじゃないかな。先週は休んだからよく分からないが、なんとなくそんな気がする。


まずはマルト前の乱杭の様子を見る。今日は天気が悪いからか、釣り人が少ない。いつもなら何艘かの手漕ぎボートが入っているのだが今日は誰もいない。なのでちょっとやってみる。アシ際とか杭際にバズベイトを通す。乱杭エリアの終点あたりに2本の杭が立っていて、そこの間にバズを通したとき、バシャっと出た。が乗らない。もう一度通すとまた出た。が、こんども乗らない。3度目も出たが乗らない。4度目も出たが、また乗らない。5度目以降は出なかった。バズには乗らないらしいので、今度はポッパーを投げてみる。が、ポッパーには出なかった。最後にラバジを打ち込んでみたがアタリはない。

以上、乱杭エリアでの出来事でした。嬉しいやら悲しいやら。出るなら乗れよバズベイト。


桜川河口付近のアシに移動。ここでもバズでやってみる。無反応。昨日降った雨の影響か、桜川は濁り気味な感じでダメっぽい。別に根拠はないのだが、生命感が希薄な雰囲気だ。


備前川河口付近のアシに移動。ここでもバズでやってみる。このあたりは桜川に比べてまだ水質がいいような感じがする。風があたっているのも感じがいい。ここでもバズで流して行く。朝一、乱杭エリアで投げていたのはゲイリーの大きいほうのバズベイトだったが、それではどうも乗りにくいみたいなので、ここでは小さい方のバズに変えてやってみた。

打ち始めて30mくらい行ったところだったかな。アシの際に投げて巻き始め、際から2mくらい離れたところでパシャっと音を立ててバイトした。これは一発で乗ってくれて、今日の1匹目、6時15分、500g。かわいいサイズだ。でもトップで釣れると楽しいなぁ。その後残りのアシを流して行くがノーバイト。

備前川の先の風車のある公園のあたりのアシ原もバズで流してゆく。が、ノーバイト。公園の真ん中あたりまで来たところで、ウェーダーの人がいたのでそこでおしまい。とっとと移動する。


花室川河口付近でやってみる。垂直護岸の際にバズを通す。護岸のギリギリのところにうまくキャストできたので、そのまま引いてくる。引いてくるとときどき護岸にぶつかっていい感じだ。けっこう風もあたっていていくらか波立ってる。波立ってるのであまりよく見えなかったのだが、わずかに水面が変化して、ロッドに重さが乗った。で、釣れた。6時45分、600g。かわいいサイズだ。でもトップで釣れると楽しいなぁ。

花室川河口から南み進む。自衛隊武器学校のドックの石積みをちょっとやって、その先のスロープをバズで流す。が、ここでは出なかった。こんどはスロープをクランクで引き返す。今日初めて使うタックルEVC-603+カルカッタ101XTにファットペッパーJr.を結び、スロープ周辺の1.5〜2mくらいのハードボトムを流して行く。しばらく進んだとき、当たった。ボートのすぐ近くまで寄せてくると魚体が水面に出た。見たところ、後ろのフックに浅くかかっている。抜き上げるのはやめてネットで掬うことにする。で、ネットに手を伸ばしたそのとき、行ってしまった。さようなら。

あ〜あ、ニュータックルでの初バスだったのに。残念。もったいない。悲しい。ま、でも、とりあえず、EVC-603は2m潜るクランクにちょうどいいということは分かった。カルカッタもいい感じだ。あの大きさならパーミングもしやすい。よく飛ぶし。といっても、やっぱりメタニウムのほうがさらに飛ぶかな。でも十分よく飛ぶ。かっこいいけっこうなリールだ。

その後気を取り直して残りのスロープを流してみたがノーバイト。さっきのバラシが痛いなぁ。たいしたサイズじゃなかったけど。たぶん500gくらいだろう。


風がいくらか強くなってきたので移動する。武器学校のあたりは北東風がもろに当たっているので釣りにくい。それにさらに風が強くなったら帰るのがたいへんだ。ということで、風上に向かって移動する。西浦の北岸のギザギザエリアに行ってみる。

ここでもバズでやってみる。が、ダメだった。一通り流し終わったところで高橋さんに電話してみると、桜川の上流のほうにいるんだそうだ。試しにおいらも行ってみる。


8時半、桜川が二手に分かれるところに到着。高橋さんはさらに上流にいると思われる。ラバジで流しつつ上流に向かうことにする。このあたりは本湖より水温が低く、20度くらいしかない。雨の影響か、濁り気味。河口付近と同様、生命感が希薄な感じだ。でもアシ際にラバジを落としてやってみよう。

案の定ダメでした。

30mくらいラバジを打ったところで諦めて、スピナベでサクサク流すことにする。ほどなく、高橋さんと合流。聞くところによると、ダメなんだって。やっぱりね。見た感じ、いかにもダメっぽいもの。でもその後しばらく、ポッパーの練習などをしてみる。釣果は無し。


高橋さんはまだしばらく桜川でやってみるということだが、おいらは引き返すことにする。10時半、石田の沈みコンクリートに到着。クロステールシャッド・パープルウィニー・ツネで様子をうかがうと、1投目でギルっぽいバイトがある。が、乗らない。ありゃギルだ。その数投後、アタリがあった。こんどはバスだ。10時45分、650g。まずまずのサイズ、かな。そうでもないか。

この沈みコンクリートではいつだって釣れても1匹なんだけど、今日もやっぱり1匹だった。その周辺のブレークをやってみる。水深1mから2.5mくらいにまで落ちるブレークの斜面をできるだけなぞるようにファットペッパーを引いてみる。とかやってたら、釣れた。11時05分、500g。今日はこんなサイズばっかりだ。でも釣れたからいいや。というか、これはニュータックルでの初釣果だ。素晴らしい。ゲンがいいぞ。EVC-603は3m潜るクランクにもいい具合です。

石田のブレークも悪くなさそうだったので、今日はいくらか丁寧に探ってみることにする。ツネドラでジリジリ探る。ブレークのショルダーに近いところに立っていた杭に、ためしに落としてみたら、当たった。合わせたら乗った。そしたらけっこうな勢いで引っ張られドラグが出て行く。出て行くものだから、杭から出ているロープか何かに絡まった。ラインは切れはしなかったが、魚はどこかに行ってしまった。ちっ。

ツネドラ再開。このとき使っていたワームはボディーシャッド4インチ。なかなかアタリが出なかったが、11時50分、800g。けっこう魚体は長かったが、ヘロヘロに痩せていた。怪我もしてた。でも元気に泳いでいるらしく、水面に出るまでにそこそこ時間がかかった。やり取りしてる最中は、もしかして1キロあるかもよ、なんて思ったくらいだ。でも痩せていた。ふぅ。

以後ここではアタリなし。土浦港に向かう。


土浦港には高橋さんがいて、ツネドラしてた。おいらも近くでやらせてもらう。と、いきなり当たった。と思ったらロープだった。しばらくして、また当たった。今度は明らかにバスだ。ちゃんと泳いでいる。が、ロープに絡まった。絡まったままテンションをかけていたら、今度はそのロープがエレキに絡まったらしく、エレキのペラが回らなくなってしまった。が、ロープが絡まっているので船の位置は動かない。どうしようもない状態になってしまった。しばらくおろおろしていたが、なにかの拍子に糸は外れた。切れずに済んだが魚はいない。で、エレキを上げてロープをほどき、釣り再開。

相変わらずツネドラしてると、12時25分、550g。またこのサイズか。別にいいけど。

その後高橋さんと一緒に港の入り口付近でがんばっていたが、雨脚が強くなり始めた12時45分、今日の釣りはおしまい。


一口メモあれこれ。

まぁざっとこんなとこですか。では釣果のまとめ。

500g/ゲイリーのバズベイト
600g/ゲイリーのバズベイト
650g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉
500g/ファットペッパー/黄色
800g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉
550g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉

大きいほうから3つの合計は、600+650+800=2050g。だいたいいつもくらいの重量ですわ。というか、いつもより、若干低いっすね。今日釣った魚はどれもこれも痩せ気味で、それが原因ですね。嘘です。あ、いや、痩せてたのはほんとなんだけど、しょぼかったのは魚のせいじゃなくて、もちろん、おいらの実力のせいだ、ってことです。まぁでも急に冷え込んだ状況でこれだけ釣れれば十分でしょう、なんて、自分で自分を慰めてどうしようっていうんだ。

知らないよ、そんなこと。

じゃ。

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【霞ヶ浦】かろうじて1本かぁ

1999年6月6日日曜日、今日もまた、土浦のマルトボートで船を借り霞ヶ浦で釣りをした。が車の運転の練習をしたいというものだから、おいらとしては疲れていてそれほど釣りをしたいわけでもなかったが、まぁせっかくだから行くことにした。なんて嘘です。今度の週末は釣りに行けないから今週は2日連続で行くことにしたのです。そしたら妻も付いて来る気になったらしく、一緒に行くことになりました。めでたしめでたし。

4時40分ごろマルトボートに到着。Kawanaさんの車が止まっている。受け付けでおっちゃんに挨拶するとすかさず、Kawanaさんはもう出てるよと言っている。我々もとっとと受け付けをして出船の準備を始める。今日もまた3馬力のエンジン船を借りる。5時10分ごろ出船。

朝のうち曇り。その後晴れて暑くなる。日中はほんとに暑かった。真夏のような暑さでヘトヘト。特にバイトがない時間帯は辛い。でも朝のうちは涼しかった。霧が出ていて視界が悪いが涼しい。高原の湖に来ているようだ。でもシャローはボラだらけ。水温は25度くらいだったかな。いつもくらいだな、くらいにしか認識してない。

出船後、とりあえずKawanaさんに電話してみる。土浦港の入り口付近で釣りをしているというので、とりあえず挨拶しに行く。これが釣り人に対して言い分があるという妻です、などと妻を紹介しこれまでの状況を聞く。もうすでにクランクで3つ4つ釣っているんだそうだ。

ということで、Kawanaさんが釣りをしているすぐ近くでおいらもクランクを投げてみる。CB-200を思いきり投げてグリグリ巻いてくると途中でボトムを小突き始める。小突きつつゴリゴリ引いてきたらボートからほんの5mくらい先で当たった。第1投目でいきなり釣れた。5時15分、500g。幸先がいい、というよりも、むしろ、イヤな予感。パチンコ屋に通っていたときの類推からすると、朝一でいきなりっていうのはあまりよくない。しばらくもがいたところで芽が出てきて、それがどんどん育ってゆく、というのが理想の展開だ。朝一いきなりっていうのは以後萎む兆候だ。まぁでもとりあえず釣れただけいいや、とも思う。

その後10分ほど港の入り口でクランクを引いてみたがアタリはなく、とっとと移動。石田のコンクリートの様子をちょっとだけみて、そのあと、昨日高橋さんがゴツいのを釣ったギザギザに行ってみる。ギザギザエリアをスピナベで流す。途中変化のある部分にはラバジを落とす。ボラだらけだ。バスほんとにいるのか? そのエリアにはバスボートもちらほらいるが、そんなに見込みのあるエリアなのか? どうも苦手だ。釣れるという話しはボート屋のおにいちゃんなどからも聞いてはいるが、よく分からん。でもあのエリアもいずれは開拓しとかないとな。

7時40分、マルト前に戻ってくる。このころにはすっかり霧が晴れ、日差しが強く、暑い。マルト前に戻ったところで、マルト前のブレークをオダ方面に向かってマッドペッパーで流してみる。3mくらいから落ちるブレークを伝うように船を進ませ、ブレークをできるだけなぞるようにマッドペッパーを引く。腕が疲れただけだった。

最近ほとんど様子を見てない、マルト前ハードボトムをやってみる。水深2m前後のハードボトムにクランクを投げたりサスペンドミノーを投げたりツネをズル引いたり。ノーバイト。オダに行く。

オダではKawanaさんが釣りをしている。おいらもその近くに入れてもらって一緒にオダをやる。このとき8時半。風がほとんどなく、暑い。が、操船はしやすい。操船はしやすくても、バイトはない。最近思うには、風のないときは釣れるような気がしない。気がしないのだが、結局1時間ほどネチネチやってしまった。暑くて、頭が、回らない。

9時半、休憩。冷たい缶コーヒーはおいしいなぁ。

休憩後、もう1度土浦港に行ってみる。いくらか風が出てきた。いつものように南風だ。まだたいして強くはないが、これから徐々に強くなるに違いない。この時点ではそこそこの強さで操船もそれほどたいへんじゃなく、いい感じの風だ。風はあるが日差しが強いので、杭のシェードを狙ってみる。が、ダメだった。2回ほど根掛かりさせただけに終わった。

杭がダメだったので沈みコンクリートをやってみる。朝一クランクで釣れたあたりだ。ほんとはもうちょっと先の部分がベストなんだけど、そこにはアンカーを降ろした手漕ぎボートがいてできない。ポイントの真上に船を止めている。もったいないなぁ。まぁ他人のことはどうでもいいや。ちょっと離れたところでやってみる。クランクを数投したのち、ボディーシャッド・ツネをズル引く。なかなかアタリが出なかったが、10時24分、300g。とっとと取り込んで写真を撮ってもらいワームを付け替えもう一投。また釣れた。今度のはちょっとデカい。泳ぎ方が違う。10時28分、1000g。おお、いい魚だ。さらにもう一投。また釣れた。3連続だ。でも小さい。10時30分、250g。こうなると次の1投も楽しみだ。ポイっと投げてズルズルやってコンクリートに達し、きわめてゆっくりズル引く。引いてるとコンクリートを越えてしまったらしく、ゴリゴリ感が弱くなる。堅いには堅いのだがコンクリートほどじゃない。でも4連続がかかっているので引き続きズルズルやる。が、結局ダメだった。4連続は逃したのはともかく、以後バイトが出なかった。

11時ごろ、移動する。というか、もう今日は帰ろうかと思い、マルト前方面に向かう。クランクを投げつつ、ボート乗り場の方に向かってみたが、アタリなし。11時半、いいかげん暑さにへばってきたので今日の釣りはおしまい。後ろに座っている妻もぼんやりした表情をしてるのでここらが上がりどきだ。


というわけで、今日は4匹。かろうじて1本、まともなサイズが釣れたけど、ヘボい結果でしたね。大きいの3本というのは、ことのほか、難しいものです。ここのところ、手持ちのポイントを増やそうとあちこち行ってはみるものの、なかなかいい場所は見つかりません。どこかいいとこないですかね。

500g/CB-200/トラ模様
300g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉
1000g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉
250g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉

大きいの3匹の合計は500+300+1000=1800g。300っていうのがどうにもなりませんな。これが800だったら2300で、だいたいいつもくらいの釣果ということになるんですがね。今日がトーナメントじゃなくてよかった。では最後に妻のひとこと。

今日は、暑かったです〜。こう暑くなってくると、もう霞ヶ浦に付き合うのはしんどいですね。ボートにボーっとすわっていると、なんだか日干しになりそうですからね。そういうわけで、霞ヶ浦のボラとは当分、お別れです。あ、ボラじゃなくて、バスか。
ではこれからの季節、雷には注意しましょう。

だそうです。ちなみに今日妻が操船していたとき、彼女の顔面数センチのところを元気なボラがジャンプして通り過ぎました。顔に刺さらなくてよかったです。ということで、雷のみならずボラジャンプにも注意しましょう。

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【霞ヶ浦】デカいの釣れんなぁ

1999年6月5日土曜日、高橋さんと一緒に霞ヶ浦に行ってきた。高橋さんと一緒に行くのは久しぶりだ。やっぱりランクルの助手席は乗り心地がいい。快適、しかもおいらはラク。3時に待ち合わせて荷物を積み込み出発。4時15分ごろ、マルトボートに到着。3馬力のエンジン船をそれぞれ借りる。4時40分出船。曇り。微風。マルト前の水温は24.0度。

高橋さんは備前川方面に向かった。おいらはとりあえず桜川の様子を見に行く。河口付近のアシ際をいくらかやったあと1本目の橋まで行き橋脚をやってみる。反応無し。2本目の橋まで行き橋脚をやってみる。反応無し。橋の近くのアシ際をやってみる。バズを数投してみると、水面に泡ができて、それが消えない。そんな感じの水質で、あまりいいとは思えない。バズのあとスピナベを数投してみるがこれもダメで、ラバジを落として行く。しばらくして今日初めてのバイト。アシ際にラバジをポチャリと落とすとラインがツーと走った。思わずスィープに合わせてしまったが乗ってくれて、今日の1匹目。5時20分、500g。小さいけど、アシ際で釣れると楽しい。楽しいものだから河口方向に下りつつラバジを打って行く。が、以後ノーバイト。

備前川の方に向かう。備前川の河口あたりから始まるアシ原をバズとスピナベでざくっと流す。ノーバイト。流し終わったあたりで高橋さんに合流。アシ原ではトップにけっこう反応があったものの乗らなかったんだそうだ。しかもサイズはどれも小さかったという。あんまり期待できない感じだ。

アシ原は早々に見切って、花室川の河口まで、杭だとか護岸だとか、それらしいところを試してみる。このあたりは未知のエリアなので、どこかいい場所がないものかと探してみたが、結局よさげな場所は見つからなかった。どうも全体に浅くて単調で、パッとしない。風がほとんどないというのもよろしくない。結局大岩田〜花室川では収穫無し。マルト前まで戻ることにする。

戻る途中にドックが1つあるのだが、その沖に、なんだか知らないがたくさんの杭が整然と並んでいるところがある。昔は小屋だか鯉イケスだかだったのかもしれない。その付近に一部、底質の堅いハンプがある。そのあたりをちょっと試してみる。ざっとCB-200を投げたあと、ツネでズルズルやってみる。1度アタリがあったのだが、合わせを入れたら根掛かった。ボートを進ませ反対側に回り込むと外れて、外れたときには魚がまだくっついていたのだが、数秒後、ラインが切れた。以後アタリなし。今度こそ、マルト前に戻る。

マルト前に向かうと、オダのところで高橋さんが釣りをしている。というか、釣りを始めたところらしい。オダで一緒にやってみる。が、ノーバイト。20分ほどやってみたが気配すらない。土浦港に向かう。

土浦港ではまず最初に沈みコンクリートをやってみる。CB-200を数投、ツネを数投、ノーバイト。ラバジで杭もやってみるがダメ。ツネ・ドラでズルズルやってみる。やってると、9時15分、100g。はぁ。100gだってさ。手のひらに乗るような可愛らしく愛らしいバスが釣れちゃった。やるせない気分になったのでその後数投しただけで移動。

石田の沈みコンクリートでCB-200を投げたら1投目で釣れた。9時30分、350g。ここのコンクリートは釣れるけど、毎回小さい。さらに続けてCB-200を投げていると、ガツンとしたアタリがあった。合わせを入れるとすごい勢いで引っ張られる。レンギョのようなメリハリの無い泳ぎ方じゃない。クンクンとした感じの、頭を振るような手応えだ。これがもしバスだったら相当でかい。と期待しつつも、なんだか違う臭いとも思う。がんばって寄せてくると、ボラのスレ掛かりだった。尻尾の付け根あたりにかかってた。その後さらにツネでじっくりやるがノーバイト。この場所は、どういうわけだか1匹しか釣れん。しかも小さい。

10時ごろ、再び土浦港で釣り始める。もう一度、杭をやってみる。こんどはラバジじゃなくてツネでやる。やってたら釣れた。10時45分、700g。ようやくまともなサイズのバスが釣れた。が、このバスは、なんだか痩せてた。ちょっと怪我してたし。あまりコンディションがよろしくない。でもこれは今日これまでの最大サイズだ。残りの杭を1本1本丁寧に探る。10時55分、700g。同じようにコンディションがよくない。サイズも同じだ。もしかして、同じ固体なのか? そんなことはないよね? あるのか? 知らないよぉ。ちなみにワームはクロステールシャッドで色はパープルウィニー

ひととおり杭を打ち終わったところで、沈みコンクリートをクロステールシャッド・ツネやってみる。11時20分、コンクリートをゴリゴリとズル引いてるとコンっと当たり500g。しかしデカいの釣れんなぁ。

あとが続かないのでオダに行く。南よりの風がけっこう強く吹いている。あと1時間もしたら白波が立ちそうだ。でもまだ大丈夫。釣りできないほどじゃない。オダ周辺に向かってクランクを何投かしたあと、ツネでじんわり探る。12時、550g。またこんなサイズか。やれやれ。でもここでさらに続ける。ギルが3個釣れたあと、ようやくバスが釣れた。12時40分、ポイっと投げて着底して、ズルっと枝を乗り越えたところでコっと当たり、すかさず上方向にスィープフッキングするとドラグが出る程度に引っ張られる。今日これまでに釣れたバスの引きとは違う。マーカーブイの紐に巻かれそうになったがボートを回り込ませて回避でき、ボートのすぐ横までなんとか寄せて網で掬ってランディング。40cmもないくらいだったが太ってて、950g。魚体に傷ひとつない立派なバスだ。ようやく感じのいいのが釣れてひと安心。こういうのを1日3本は釣りたいものだ。

さらに続けてやろうとしたら、穂先でラインが絡まった。南風がかなり強くなってきていたので、絡まったのを期に終了。1時ちょっと前くらいだったかな。


そんなわけで、8本釣ったけどサイズのいいのは1本だけで、どうももひとつぱっとしない。

500g/ケイテック・ラバージグ(ガード付き)14g/ウォーターメロン
100g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉
350g/CB-200/トラ模様
700g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉
700g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉
500g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉
550g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉
950g/クロステールシャッド/パープルウィニー/常吉

大きいの3匹の合計は700+700+950=2350g。毎回、この重量だ。これを乗り越えるにはどうしたらいいんだろう。現在、乗り越え方を募集中。教えてください。

ちなみに高橋さんの釣果は2本で、40くらいのと45くらいのだったそうだ。なんでもギザギザで釣ったらしい。ギザギザなんておいらはこれまで見向きもしなかったが、いいこともあるんだなぁ。こんど試してみよう。早ければ明日にでも試してみたいが、起きれないかな。

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【霞ヶ浦】あと1本が釣れんなぁ

1999年6月1日火曜日、会社を休んで、マルトボートが主催するバスキチクラブトーナメント第4戦に出場してきた。このトーナメントに出場するのは今回で2度目だ。前回は真ん中あたりの順位だったので、今回は、どっちかというと上のほうかなぁ、という順位になりたいものだ。

4時に出発。コンビニでパンと缶コーヒーを買い、運転しながら食べる。ガソリンスタンドに寄って給油する。外環→常盤道と軽快に走る。ドレンボルトもちゃんと締まっているはずだからエンジンは快調だ。5時30分、土浦のマルトボートに到着。トーナメント参加費の3000円を払いエントリーする。今日は3馬力のエンジン船を借りることにする。それほど遠くには行くつもりはないのだが、ちょっとした移動、たとえば桜川から土浦港まででも、エンジンがあれば移動は早い。エレキだけでも移動できるがじれったい。こないだ借りた6馬力は、結局フルスロットルにすることはなかったので、3馬力で十分だろうと思って、3馬力を借りた。が、結果的には、やっぱり6馬力にすればよかった。今日は湖面が穏やかだったので、たぶんもっとスピードが出せた。やっぱり3と6とじゃ大違いで、速いに越したことはない。

メモ:次回は6馬力を借りよう。

6時ごろには出船の準備が整う。大会開始までにはまだ30分ある。1300gの魚が釣れるところをイメージするなどして過ごす。風はいくらか吹いているが湖面はさざ波程度。晴れ。朝からけっこう暑い。日中はかなりの暑さになりそうだ。マルトボート桟橋前の朝の表水温は・・・メモするのを忘れた。たしか、23度くらいだったような。


朝イチ、桜川のドシャローで1発を狙う

6時半、ラッパの合図でトーナメント開始。大きなエンジンの付いた船を見送り、あとからゆったり桜川に入る。見ているとおいらの前に3艘、桜川に入って行く。おいらは河口付近のアシと、スペシャルなコンクリート1箇所だけが目当てなのだが、先行する船はみな、ずっと上流まで進んで行った。ほ。

スペシャルなコンクリートの手前のアシにスピナベを数投したのち、コンクリートを打つ。スピナベを通して、それからラバジを落とした。が、どういうわけか釣れない。いないはずはないのだが。ここでまずは1匹簡単に釣って気分をラクにする作戦だったのに。失敗した。

でもまだ始まったばかりだ。桜川河口付近のアシ際をスピナベとラバジで流してゆく。途中で対岸に渡り、さらに流してゆく。途中、バズを投げてみたりシャロークランクを引いてみたりもしたがノーバイト。ボラはたくさんいるがバスはいないらしい。

仮説:ボラ天国にバスは無し。


オダにでも行ってみるか

7時15分、マルト沖にある、3mから落ちるブレークのオダに入る。桜川の河口から近いので、ちょっと寄ってくような気分で入ってみる。こんなほんの100mほどの移動でも、エンジンがあると早い。気軽に移動できていいなぁ。でも次回のトーナメントのときは6馬力にしよう。

マーカーブイを落として釣り始める。風がほとんどないので操船は簡単だ。エレキなしでもほとんど船の位置は動かない。まずはざっとスピナベを投げる。オダにあてながらゆっくり目に引いてみる。反応なし。

ボディーシャッド・ツネをズル引く。オダからちょっと離れたところに堅い部分、たぶんブレークのショルダーか斜面なんだと思う、そこをズル引いていたらグゥーと重くなるだけというバイトがあった。根掛かりかとも思ったが聞き合わせてみたら動いたのでそのまま大げさにスィープフッキングして、乗って、釣れた。7時25分、700g。トーナメンターのあいだではこういうサイズをナイスキーパーというのだろうか。知らないが、おいら的には、明らかに、ナイスキーパーだ。前回のトーナメントのときは11時まで釣れなかったから、それに比べたら、こんな早い時間に釣れて、気分がだいぶラクになった。

引き続き、オダでズルズルやる。オダに引っ掛けちゃあ外し、引っ掛けちゃあ外しとやっていたら、7時40分、550g。プンっと外したときに食ってきた。教科書どおりだ。まあサイズはたいしたことないが、これはあとで入れ換えよう。トーナメント出場2回目だし時間がまだたくさんあるので、そんな余裕すらちょっとあった。

しばらく続けるが当たらない。気分を変えて、CB-200を投げてみる。このあたりの水深は3mで、オダはだいたい1mくらいの高さがある。なのでCB-200を引くと、うまい具合にオダの上っ面を通るはずだ。実際引いてみるとときどきオダにコンタクトする。いい感じだ、なんて思っているとほんとに釣れた。8時0分、530g。小さいけど、3匹揃った。

これまでのウェイト:700+550+530=1780g

その後数投してみたがダメだったので移動する。だがその前に、水を入れ換えておこう。あまりに日差しが強いので、ライブウェルの水温が上がって魚が弱ったらたいへんだ。ライブウェルの中の水をポンプで汲み上げ半分捨てる。そして捨てた分の水を霞ヶ浦から新たに汲み上げる。よし、これでしばらくはオッケー。だと思うんだけど。ちょっと心配。

メモ:やっぱ外部循環にするか。


頼りになるのは土浦港だ

ここのところ毎回釣果がある土浦港に向かう。こんなちょっとした移動もエンジンがあればラクラクだ。くどいか。いやでもほんとに。

8時15分、土浦港で釣り始める。日差しが強いので杭のシェードを狙う。杭では5月22日にたいへんいい思いをしたので期待が高まる。が、全然ダメ。ラバジをストンと落としてもジグヘッドをふんわり落としてもツネをジーっと止めておいてもアタリなし。いないってことですか?

杭がダメなら沈みコンクリートだ。スピナベ、クランク、ツネでやるがアタリなし。どうもこのコンクリートは、タイミングが難しい。釣れるときはパタパタと釣れるのだが、釣れないときは全然ダメ。バスが回ってくるコースになってて、回ってきたときだけ釣れるってことなのかなぁ。

結局9時20分までがんばってみたがノーバイト。再びライブウェルの水を入れ換えてから、次の場所に移動する。


石田のコンクリートも見てみるか

マルトから北に行った石田のあたりの沈みコンクリートに行ってみる。ここでは過去2回(だったかな)バスを確認している。1回は釣り上げ1回はバラした。どちらもたいしたサイズじゃなかったが、もしかしたら偶然にもデカいのがついているかもしれない。

と思って行ってみたのだが、相変わらずのボラ天国で、釣れるような気は全然しない。それでも一応やってみる。CB-200を数投したのち、ツネをコンクリートに引っ掛けながらじんわり探る。が、案の定ダメでした。まぁいいや、もともとここには期待してない。15分ほどやってすぐに移動。とはいえ、次はどこに行ったものか。もうおいらに残されたポイントはない。なので必然的に、今日釣果のあるマルト沖のオダか、あるいは実績の高い土浦港か。


まずはオダだな

オダでは3つ釣ったものの、まだそれほどじっくりとはやっていなかった。それに、土浦港に魚が回ってくるまでにはまだ時間がかかるだろう(別に根拠はないのだが)。というわけで、オダに決定。

9時45分、再びオダでやってみる。ツネとCB-200でしばらくやるがアタリなし。ファットペッパーをブレークのショルダーに通してみる。数投後、ボワ〜と投げて巻き始めたらいきなり、すごい勢いで持っていかれる。ドラグがジャンジャン出てゆく。ベイトリールもちゃんとドラグが出るんだ、出るとこ初めて見たよ、とか思いつつ耐えていたらラインが切れた。

もしあれがバスだったら60cmくらいはあったろうね。というわけで、ありゃレンギョだ。ファットペッパー返してくれ。

さらにしばらくいろんなルアーで探るがアタリなし。ギルバイトすらない。朝は簡単に3つ釣れたんだけどなぁ。どこか別の場所に行っちゃったのかな。それとも、食う気分0パーセントにまで落ち込んだのか。たのむから、900gくらいの釣れてくれよ。

などと思いつつもさらに続ける。しばらくオダのまわりをうろうろしながらオダのあちこちをやってみる。やっていたら、ファットペッパーが浮いているのを発見。さっきレンギョに持っていかれたやつだ。回収できて嬉しい。なんて喜んでる場合か? 全然釣れないじゃん。どうしよう。

10時半、ようやく移動を決意。土浦港に向かう。


もう土浦港しかありません

念のためもう一度、見込みのある数本の杭をやってみる。ダメ。

沈みコンクリートをやってみる。ダメ。でもがんばる。でもダメ。30分くらいやったところでいいかげん諦めて、どこかほかの場所に行こうかと思ったが、最後にドラッギングで広く探ってみることにした。

そしたらアタリがあった。最近、諦めかけたときにドラッギングするとバイトあること多いなぁ。で、これは乗ったんだけど、バレちゃった。ボートの先5mくらいのところでフっと軽くなった。手応えはまあまあよくて、1キロはないかもしれないが800gくらいはあったんじゃなかろうか。このバラシはこれを書いている今でも悔やまれてしかたない。どうもドラッギングのときのフッキングに難があるようだ。練習しなければ。

メモ:諦める前にドラッギング。
課題:ドラッギングのフッキング。

若干気落ちしたけど魚はいるようだ。がんばろう。そしたら次の1投でバイト。今度は釣れた。10時40分、610g。たいして大きくないが入れ換えだ。青いマーカーを取り付けてある530gを捨てて、この610gに青いマーカーを付けてライブウェルに放り込む。しかし魚を取り出すのにもコツがいるなぁ。なかなかうまくつかめなくて、無理矢理やってたらバスの背鰭が手に刺さった。血が出て痛い。でもトーナメント中はアドレナリンも放出中であろうから、痛いことがたいして気にならない。それよりもむしろ、次の1投を早く投げたくて、気が急いてくる。

釣れた一帯を丁寧にズル引く。すると11時10分、待望のバイトがあった。コンクリートをゴリっと乗り越えたところでグゥーと引っ張られる。スィープフッキングして引き寄せようとするとジリジリとドラグが鳴り心臓ドキドキ。けっこうデカいんじゃないの、これ? けっこうデカかったです。1050g。43cmくらいはあったと思うんだけど、もひとつ太さが足りん。太ってたら1300gくらいいくのになぁ。でもそんな贅沢は言いません。1キロあれば十分です。これで2度目の入れ換え。

これまでのウェイト:700+610+1050=2360g


あと1本釣れてくれ

610が1200になれば2950で、かなり期待できる。さらに700が900になれば3150で3位くらいにはなれるかも。頼む、なんとか、釣れてくれ。

引き続き土浦港でがんばる。11時50分、ようやくバイト。手応えはまずまず。でもこれは600gで入れ換えならず。惜しい。さらに続けて数分後、またまたアタリ。でもこれは、リールを巻くとどんどんこっちに寄ってくる。300g。ちっ。

まだ諦めずにしぶとくがんばる。が、ダメだった。12時半が帰着時間なのだがあまりギリギリになるのも心臓に悪いので12時10分、釣り終了。


14位

桟橋に向かう前に、魚にくっつけたマーカーを取り外し、ライブウェルの水を半分捨てる。ライブウェルは桟橋で持ち上げないといけないので今のうちに軽くしておいたほうがいい。船の上にちらかったワームとかペンチとかバネ秤とかを片付ける。それからやっと、エンジンをかけて桟橋に向かう。前回初めてエンジンを使ったときは、エンジンでうまく着岸できる自信がなかったのでエレキでやっていたのだが、今回はエンジンで着岸を試みる。ちょっと心配だったがうまくできた。やってみれば別に難しいものでもなかった。ほ。

桟橋に上がり検量してもらうと、ニセンサンビャクなんとかグラムだった。はっきり聞き取れなかったのだが、面倒だったので聞き返さなかった。検量の次は自分が釣った魚を持って記念撮影だ。もしかして、来週あたり、マルトの受付に写真が貼ってあるかも。お楽しみに、っつーか、自分が楽しみだ、っていうほどでもないか。

それで結果は23??グラム、おいらのバネ秤の計測によると2360グラムで、30人中14位。前回同様、ちょうど真ん中あたりの順位だ。平凡な釣り人だということです。まだまだですわ。あと1本、キロフィッシュが釣れてればなぁ。バレた魚が痛いなぁ。

ちなみに優勝ウェイトは3300gで、これはマルト周辺だけでも十分可能なウェイトだと思う。今日は全体的に渋い目だったのかも。こういうときにきっちり釣っておかないと、おいらが入賞する日はこない。4000gとかはどんな状況のときであってもおいらには無理だからなぁ。今日はチャンスだったんだよなぁ。まだまだ精進が足りません。

まぁそんなわけで、もひとつシャキっとしない結果でしたが、まあおいらの実力としては順当なところでしょう。ちなみにバスキチクラブトーナメント第5戦は7月6日火曜日です。受け付け開始が5時からで、競技開始が6時。競技終了が12時。会社を休めれば出るつもりです。


ドレンボルトは締まってますか?

結果発表等ひととおり終わって帰路につく。いつものように常磐道桜土浦インターに入り三郷に向かう。ほどなく、三郷料金所に到着。料金所のところでふとルームミラーを見るとどういうわけか後ろのガラスが濡れている。なんじゃそれ? まぁいいや。おいらが料金を支払う順番がきたので窓を開ける。と、なんだかオイル臭い。なんだここは、オイル臭いところだなぁ、やれやれ。と思ったのもつかの間。おいらのパジェロミニから白い煙がもわもわと出ているじゃないか。オイル臭いのはこの白煙のせいだ。どうしたというんだ、いったい何が起こっているんだ? エンジンの温度計は別に異常じゃなかったぞ。

とりあえず料金を払ってから、車を寄せて確認してみる。車から降りて地面を見るとオイルがドバドバと漏れている。なんなんだ、これは?

JAF埼玉に電話したら管轄外なんだそうだ。JAF茨城に電話して、状況を説明する。30分か40分くらいで来てくれるという。暑い中、エンジンをかけられないからクーラーはない。うだるような車の中でJAFの到着を待つ。爆発したりしないだろうなぁなどと心配になってみたり、まさかそんなこと、と安心してみようとしてみたり。

40分ほどたったころ、JAFのレッカー車が到着。ざっと確認してもらったところ、どうやらドレンボルトが外れているらしい。そりゃオイルが漏れるわな。ドレンボルトというのは、オイルを排出するためにあるんでしょ? オイルが出ないわけがない。しかしオイルがなくなったらエンジン死ぬよね? 大丈夫なのか、パジェロミニ? しかし料金所のところでドクドクと流れ出ていたことからして、気づいたときにはまだオイルが入っていたってことでしょ。だから大丈夫かも。ああ心配だ。

ざっと確認してもらった結果、その場で直るものでもないらしく、三菱のお店に持って行ってもらうことになった。おいらもレッカー車のほうに乗って、お店に向かう。三郷インターから5分ほどのところに三菱のお店があって、状況を説明し、見てもらう。その間に、JAFの人が書類を作っている。車種とか住所とか書いたあと、おもむろに金額を書いている。6000円と書いたかと思えば続けざまに8000円とか書いている。書き終わった合計は20000円ちょっとになっている。まじかよ、そんなにかかるのかよ、この出費を船代に回したら9.9馬力の船を何回か借りられるじゃないか。と、やり切れない気分がこみ上げてきたとき、JAFのおじさんは言ったものだ。あ、でも会員だからタダですよ。

教訓:JAFには加入すべきだ。

それでJAFのおじさんは帰って行った。おいらは三菱のお店の中で修理されるの待つ。冷たい麦茶を出してくれた。気が利いてるぞ。おいしかった。うとうとしながら待っていたら30分ほどで終わった。どうやらドレンボルトを締めてオイルを入れただけらしい。それで大丈夫だったそうだ。

ここではさすがにタダではなく6000円かかった。まぁこれはいいや。直っただけでもありがたい。6000円なら安いもんだ。っていうか、普通の値段なんだろうけど。

そんなわけで、たいへん心細い思いをしたのでした。当然帰りが遅くなって、これを書いている今、眠いです。明日は仕事かぁ。めんどうだなぁ。

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