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(びん沼川)バス釣りレポート
1999年5月

Contents

Reports

【霞ヶ浦】初めての船外機(とか言ってる場合じゃないのだが)

1999年5月29日土曜日のこと、が車の運転の練習をしたいと言うので霞ヶ浦に行ってきた。3時20分に妻の運転で出発し4時50分に土浦のマルトボートに到着。前日に予約した6馬力船外機の付いた船を借り、セッティングをし、5時20分妻と同船し出船。マルト前の表水温は21.1度。外気温よりもよっぽどあったかい。おまけに北東の風がけっこう強く吹いていて、けっこう寒い。


船外機の付いた船を借りるのは今回が初めてだ。6月1日火曜日に第4回バスキチクラブトーナメントが開催されるのだが、おいらは会社を休めれば出ようかと思っている。なので今日はこれまでに試したことのない遠くまで行ってみて、もしいい場所が見つかったらトーナメント当日も6馬力船を借りて出てみようかと考えている。特に大岩田あたりには面白いポイントがありそうだ。

船外機を使うのは今回が初めてだったので、出船前にボート屋さんのお兄ちゃんに使い方を説明してもらった。5分ほどでひととおりの説明が終わり、あとは実際にそのとおりに操作するだけ。うまく扱えるか心配だったが実際にやってみると別に難しいものでもない。あまりスピードを出すと怖いけど、怖くない程度に使う分には問題ない。妻も操船していたのだが、問題なくやっていた。というわけで、誰にでもなんとか扱えるようなものらしい。


そんなわけで、5時20分出船。はじめに風裏になっている田村方面に向かう。密集して立っている杭をスピナベとラバジでちょっとやってみる。妻が書き記したメモによると、このあたりは「ボラ天国」となっている。結局ここではアタリなし。

次にアシ際に行ってみる。アシ際は「鳥天国」だ。たしかにアシ原の中から鳥の鳴き声がよく聞こえる。ときどき鳥の姿も見える。が、鳥のことは置いといて、とりあえずスピナベを投げる。当たらない。ラバジをピッチングして行く。が、これもダメ。ちょっとアシ際の水深が浅すぎる。ウェーダーやフローターの釣り人もあちこちにいるのだが見たところ誰も釣ってない。妻的表現によると「フローター5つ、ウェーダーちらほら」だそうだ。さらにノートをよく見ると「5連ボラジャンプ」と書いてある。ここもまたボラ天国だ。まぁそんなことはいいとして、そのあたりはアシ際からブレークまでの距離が近くていかにも良さそうに思われるのだが、あまり期待できなそう。このエリアのアシ際は却下。

アシ際がダメでもブレークはいいかもしれない。1mから4mとかに急激に落ちていたりする。ほとんど垂直の壁状態になっているところもある。しかも底質が硬い。ジグヘッドとかラバジでじっくりやってみる。が、ダメだった。なんで? ちょっとボラが多すぎるからかしら。まぁとにかく、このエリアのブレークも却下。

どうもダメっぽいのだが、何か沈んでいればいいかもしれない。ということで、魚探を見ながらエレキで進む。妻は後ろでラジオを聞いている。聞きながら、ときどき、意味不明の外国語らしき言葉を発している。外国語講座を聞きながら復唱しているらしい。まぁやらせておこう。魚探を見ながらエレキで進む。が、何も見つからない。見つからないまま、以前に見付けたコンクリートの塊が沈んでいるところにまで来てしまった。

せっかく来たのだからとりあえずやってみる。CB-200を投げてみる。と、数投後、あたった。ボートのすぐ近くまで寄せてきた。が、ここでバレた。たいしたサイズじゃなかった。30cmだか35cmだか、たぶんそれくらいのサイズだったと思う。引き続きCB-200を投げるがダメ。ジグヘッドに変えてじんわりやってみる。ゴリゴリとゆっくり引いていたのだが、あたらない。ここもそれほど期待できない。

7時半、ここでいったんトイレ休憩。なにしろ寒かったので。震えるくらい寒かった。休憩を期に合羽上下を着たので以後寒さは気にならなくなったが、朝のうち、かなり寒かった。


休憩後、まずは土浦港の様子を見に行く。港の入り口付近の底質の硬いブレークをクロステールシャッドのジグヘッドでやってみる。ここのところ毎回釣果のある場所だからちょっと様子を見る程度のつもりだったがいきなり釣れた。でも小さい。400g。このときちょうど8時。さらに続けてやってると2投目くらいにまた釣れた。300g。大きいのはいないのか?

次は杭の様子を見てみる。スピナベを杭の近くに通していたら根掛かってロストした。それを期にファットペッパーで試してみる。杭の近くのブレークを通るように引いていると、8時23分400g。またもや小さい。さらにしばらく続けていたがダメだった。


土浦港はどうも小さいのしか釣れないらしい。となると、どこかほかに良い場所を見つけないといかん。ということで、今日の本題である大岩田方面に向かう。が、途中まで行ったところで、波がけっこうあることに気づく。もし更に波が高くなったりしたら帰ってこれなくなるかもしれん。なのでやっぱり行くのはやめた。もうちょっと穏やかだったらよかったのになぁと悔やまれるが、無理するのはどうかと思い諦めた。


ふたたびマルト前に戻ってくると、いつものオダに誰も入っていない。ちょっと様子を見てみる。オダを探して見ると、なんだか形が変わっている。だいたい同じだとは思うんだけど、なんとなく、雰囲気が違う。どこにマーカーを落としたらいいのか、もひとつはっきりしないのだけど、まぁ適当に落としておく。ここで妻がエレキの操船をしてみたいというのでやらせてみる。妻は同船しても釣りは全然しないのだが、どういうわけか操船はしてみたいらしい。ペダルの踏み込みで方向を変えるとか、これがオンオフのスイッチだとか、風上に船首を向けるとか、船が動かないようにパワーを調整するとか、ひととおり説明し操船交代。

当然のことながら、あっちにふらふらこっちにふらふら。これだけの強風の中、初めて操船してステイできたら天才だ。できるわけがない。結果、おいらとしては、釣りにならん。しかたがないから妻の後ろでクランクを投げていた。釣れない。

そろそろ足が疲れてきたであろう頃合を見計らって、交代してもらった。オダにツネを投げてじんわりやってみたがアタリすらない。なんか違うとは思っていたが、ほんとに違うとちょっと困る。どこで釣ったらいいんだろう?

全然分からん。新しい考えが浮かばないものだから、もう一度、田村方面に行ってみる。が、やっぱりダメだった。こっちの方面とは相性が悪い。

ここで2度目の休憩。あったかい缶コーヒーを買ってしばしくつろぐ。


さてどこに行ったものか? 考えつかん。まぁいいや、新しいポイントとかはとりあえずいいや。とにかくもうちょっと釣りたい。今日唯一釣果がある土浦港で小さいのでもいいから釣って帰ろう。ということで、ほとんど投げやり気分で港に向かう。

しかしこういうちょっとした移動でも、エンジンがあると早くていいなぁ。もう断然エンジンのファンだ。

で、あちこち、堅いところとかブレークとか杭の付近とか、それらしいところでクロステールシャッド・アユ・ツネをズルズル引いてたら、けっこう釣れた。小さいけど、立て続けに釣れてきた。

11:23/300g、やっぱり小さいんだ。
12:08/350g、またこのサイズだ。こんなのキープできないよ。
12:24/400g、はいはい、わかりましたって。
12:30/650g、おお、やっとキーパーサイズだ。最低でもこれくらいじゃないとね。

そして最後にもうひとつ。
12:37/1300g、これがあと2つ釣れたら優勝しちゃうよ、ふふ。

さらにしばらくやってみたけど、この1300gが最後の釣果で、12時50分、本日の魚釣りはおしまい。


船外機っていいな。遠くまで行けるから、釣りがさらに面白くなりそう。3馬力の買おうかな。パジェロミニに載るかどうかが問題だが、持ってたら安上がりでいいかも。

結局土浦港でしか釣れなかったよ。たまたま1本だけ大きいのが釣れたけど、なんだかあれはまぐれみたいなもんだしなぁ。これじゃあ作戦が立たん。こうなったらもう3キロとかそういう欲張ったことは考えないで、釣りを楽しむ、っていうことでやるしかないな。釣りは勝ち負けじゃないと、そういう無心で臨むしかない。でも釣りは釣りでもトーナメントなんですけど。

ウェーダーとかフローターの人さあ、ライジャケ着たほうがいいんじゃないの? 溺れると思うよ。まぁ溺れるのは勝手なんだけども、もし溺れてるところにおいらが船で通りかかったら、やっぱり助けるじゃない。それで、ことによっちゃあ救急車呼んだりすることになるでしょ。もしそんなことになったらおいらとしては面倒なのよ。生きてればまだいいけどさ、ウェーダー履いたまま逆立ちして浮いてたりしたら、そりゃさぞかし夢見が悪いだろうね。そういうのも迷惑だし。って、知ったこっちゃないか。まあとにかく、おいらを始め人々に迷惑をかける可能性があるので、ライジャケは着ましょうね(はあと)。

それでは最後に、同行した妻の感想。

せっかくカメラを持っていったのに、まだ夫が1匹も釣っていないうちにしょうもない写真を1枚撮ったら、電池が切れて、シャッターが上がらなくなってしまいました。とほほのほ。なので、今日は写真はナシです。夫が300gとか400gとか釣っている間は、ほ、ほ、ほ、こんなん撮るまでもないですわ、と思っていましたが、1300gのときは、ちょっとしまったと思いましたね。こんな大きいの、私の前ではもう二度と釣ってくれないかもしれませんからね。
まあそんな失敗はしましたが、今日は操船もちょっとできたし、よかったです、はい。

だそうです。「私の前ではもう二度と釣ってくれないかもしれませんからね」がちょっと気にかかるところですかね、夫としては。あと5回付いて来れば、見せられると思うんですけどね。

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【霞ヶ浦】

1999年5月22日土曜日掲示板の常連“るあ〜”さんと一緒に霞ヶ浦に行ってきた。うちから車でほんの10分か15分ほどの近所に住む“るあ〜”さんを拾って霞ヶ浦に向かう。2人で一緒に行くと道中退屈しなくていい。常磐道の桜土浦インターに到着するころには“るあ〜”さんの話しもいよいよ佳境に入る。佳境に入り過ぎて桜土浦で降りそこなった。話しをしながら運転していたらなんとなく景色に違和感をおぼえ、通り過ぎてしまったことに気がついた。しかたがないから次の土浦北でいったん降りて、すぐさま土浦北から常磐道に乗る。とかなんとか、ロスタイムはあったものの4時半ごろマルトボートに到着。今日は同船せず、それぞれ別々に船に乗る。“るあ〜”さんは手漕ぎだから支度にたいして時間はかからない。先に出船してもらう。おいらはエレキのセッティングをして5時ごろ出船。

朝のうち曇り。途中から晴れてきて暑くなる。マルト前の朝の表水温は20.6度。日中はたしか21度くらいにはなっていたと思うが、定かでない。朝のうち風は弱い。12時ごろには南風がかなり強くなってきたが、それまでは、たいして強くはならなかった。釣りはしやすい。でも暑かった。


まずはいつものようにボート乗り場横の乱杭にスピナベを投げる。が、ノーバイト。いしださんが手漕ぎボートに乗ってやってきた。マルト前の地形をおおざっぱに説明してみたりなんかする。しばし雑談をしたところで、おいらは桜川の様子を見に行く。

とりあえず北岸の岸沿いをスピナベで流して行く。ノーバイト。途中で南岸に渡り、アシ際をやってみる。スピナベでやってみてダメで、次にバズベイトでやってみてこれもダメ。ラバジを落として行く。しばらく進むと、小さなワンド状のところがあって、そこにゴミが溜まっている。ゴミの際にラバジを落とすとツーとラインが走りだす。5時50分、今日の1匹目。500g。サイズはたいしたことないけど、ツーとラインが走るのがずいぶんと楽しい。最近忘れかけていたのだが、アシ際の釣りが楽しいのだということを思い出ししばらくラバジを落としていったが釣れたのは結局この1匹。


桜川の岸際をざっと流したあとは、桜川河口の杭をやってみる。ラバジを落としてみたり、その付近一帯にクランクを投げてみたり。ノーバイト。

次はマルト前のブレークをやってみる。3mくらいから6mくらいにまで落ちるブレークのあたりをマッドペッパーでグリグリやってみる。結局30分くらいやってたのかな。アタリらしき感触が3回あったのだが釣れなかった。もしかしたらアタリじゃなかったのかな。よく分からんが、クランクの上手な人なら2つ3つは釣ってたんじゃなかろうか。でもおいらには釣れん。

ディープクランクを引いていたら腕が疲れてきたので、こんどはマルト前〜新港入り口までのハードボトムをドラッギングしてみる。ボディーシャッド・ツネをズル引きしながらゆっくり船を進ませる。途中1回だけかすかなバイトがあって一瞬乗ったような感触があったがすぐに外れた。


マルト前一帯には深入りせず、新港の方へ進む。ここでも引き続きドラッギングでやってみる。結局3回くらいバイトがあったんだけど、乗らない。一瞬乗ってもすぐに外れる。どういうこと? 今思えば、マスバリにでもすればよかったかも。あるいは、スプリットショットリグのほうがよかったかしら。

ドラッギングもいまひとつうまくいかない。今日は魚はあんまり泳いでないのかなぁ、どこにいるんだろう、などとぼんやりと考えてみたりする。このとき風はほとんどなく操船はしやすいが、魚の活性は低いように思われる。加えて、朝方曇っていたものの、このころにはすっかり日差しが強くなっている。もしかして、杭のシェードだったりして、なんて思ってみたりする。

これまで杭でいい思いをしたことはほとんどないのだが、ちょうど目の前に杭があったのでツネを投げてみる。するとどうだろう、着底した瞬間アタリがあった。ヒョイっと投げてスルスルとラインが沈んでゆく。ラインが止まってテンションをかけたときすでに食っていた。

8時40分、ボディーシャッド・ツネ、750g

ほんとに杭のシェードだったりして、なんて悦に入る間もなく、そこいらぢゅうの杭を打って行く。そしたら今日はこれが大正解。

8時46分、ボディーシャッド・ツネ、450g

このあとなんとなく、杭に落とすならジグヘッドのほうがそれらしいような気がしたのでリグを変える。ワームはそのままボディーシャッド4インチ、パープルホログラムシャッドだが、1/16オンス・ネイルボムにする。

8時54分、1200g。うわ、こんなのまでいるんだ。むちゃくちゃうれしい。今日がトーナメントだったらよかったのに。

9時5分、550g。1200のあとの550は小さく見えるが、予想したとおりに釣れるのはうれしい。

9時15分、1000g。なんと、もう1個でちゃったよ。550のあとの1000は大きく見える。今日がトーナメントだったらよかったのに。

1/16オンス・ネイルボムで立て続けに釣れて気分爽快なんだけど、ちょっと軽くて使いづらいように思われたので、ここで1/8オンスに変更。さらに続けて杭を打つ。しばらく沈黙したが9時45分、900g

もう今日の杭のシェード側は絶好調だ。が、絶好調だったのはここまで。ひととおり打ってしまってもう打つ杭がなくなった。ここで休憩。缶コーヒーを買いに行く。


10時半再開。

マルト前のブレークをもう一度念入りに調査する。ドラッギングしたりラバジ投げたりクランク引いたり。けっこう時間をかけてやってみたんだけどダメみたい。いないのか? まさかね。どうやったらいいんだろう? 分からん。

再び杭を打ってみるつもりで新港に入ってみたが多くの杭には先行者がいる。しかたがないからツネとラバジであちこち探る。何回かバイトがあったがすぐに外れた。食いが浅いのかね。

それでもバイトのあったあたりでじっくりやってると、12時35分、ようやく釣れた。ボディーシャッド4インチ、パープルホログラムシャッド・ツネ・ドラ600g。これが今日最後の釣果。風がかなり強くなってきたので13時、今日の釣りはおしまい。


というわけで、今日は杭がよかったですよ。8本中6本が杭で、6本とも、杭のシェード側。絵に描いたような釣れ方ですね。こんなこともあるんだ。なんだか楽しかったなぁ。

05:50/500g/ケイテック・ラバージグ(ガード付き)14g/ウォーターメロン
08:40/750g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉
08:46/450g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉
08:54/1200g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/1/16ozネイルボム
09:05/550g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/1/16ozネイルボム
09:15/1000g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/1/16ozネイルボム
09:45/900g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/1/8ozネイルボム
12:35/600g/ボディーシャッド4インチ/パープルホログラムシャッド/常吉

大きいの3つの合計が3100gで、これはおいらに釣れる最大の釣果といっていい。今日がトーナメントだったら、もしかしたら、けっこういい線までいってたかもなぁ。トーナメントのときに今日くらい釣れることを祈るばかり。

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【びん沼】夕方に行かないと

1999年5月16日日曜日14時から15時半までの1時間半、びん沼で釣りをしたけど、バイトすらなかった。おしまい。

今日は行った時間が悪かった。ヘラ師が帰り始める16時ごろから始めないと。やる場所ないもの。それにびん沼のナーバスなバスは昼間は特に釣れん。朝早い時間か夕方のどちらかに、1時間が2時間くらい、ちょっとだけやる、っていう釣り場だな、びん沼は。今日は特にやることがなかったから思わずヘンな時間に行っちゃったのが失敗だ。どうせなら、ヘラ釣りの道具を持ってけばよかった。といっても、ヘラも簡単には釣れんのだよなぁ。それに支度がけっこうめんどくさい。

まぁそんなわけで。

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【霞ヶ浦】強風時のための練習

1999年5月15日土曜日、またまたマルトに行ってきたよ。それでなんとか3つ釣れたんだけど、これといって書くことがないなぁ。でもまぁだらだらと書いてみますわ。

5時出船。北東の風が朝からけっこう強い。出船する前からちょっとげんなりした気分になりそうになったけど、強風のときもちゃんと釣れるように練習しといたほうがいいかもなぁ、なんて思い直してみたりして。天気は曇り。これはいい。曇りの日がいちばん釣りしたい気分になる。でも風がねぇ。いや、それは言うまい。それと、マルト前の水温は21.1度。ここんとこ、これくらいの水温で安定してるみたいね。けっこうなことです。

とりあえず、ボート乗り場横の乱杭にスピナベを投げてみる。まぁこれはウォーミングアップみたいなものですわ。でもなんだか波が打ちつけてるわ水面が泡立ってるわで、釣れるような気が全然しない。5投くらいしたところでウォーミングアップはおしまい。体があったまった。うそうそ。けっこう寒かった。ウォーミングアップになってない。ま、いいけどさ。

マルト前のハードボトムは通過して一気に新港に行くことにした。本湖よりはいくらか波が少ないからね。新港の入り口付近から始めて、手持ちのポイントをあちこち回りながらやってみたんだけど、アタリすら無い。なにかしら沈んでるところにスピナベ→ラバジ→ツネの順に投げ入れてみたんだけど、どれにも反応がない。どうも新港内のポイントはもひとつアテにならんなぁ。

新港内の知ってる場所がダメだったんで、次は新しい場所を探してみることにした。できるだけブレークに沿うようにツネでドラッギングする。ドラッギングは風が強くてもできるから、けっこう便利だな。けっこう釣れるし。で、釣れたところに何かあったりするし。っつーことで、ゴリゴリとズル引きしながらドラッギング。

新港の割りと奥のほうから始めて、じわじわと出口の方に向かってやってって、出口の付近でようやくアタリ。これまでほとんどやったことがなかった場所だったんで、ひとつポイントが増えたかな。いつもと違う場所で釣れるっていうのはいいことだ。1回でも釣ってる場所だと、次回からもやる気が出るからね。

7時、900g、ボディーシャッド3インチ・ツネ

さらに続ける。数投後、同じ場所でまた釣れた。リグは同じ。600g。この場所もけっこういいかもなぁ。これは一応今日の収穫かも。

でもね、そのあとが続かなかった。ここでいったん休憩。休憩してたときマルトのおっちゃんが「あっちのほうが風裏だから行ってみれば」と言っていた。あっちのほうはこれまでほとんどやったことがなかったから、この機会に調べてみる気になった。で、あっちのほうに向かう。けっこう遠い。あっちのほうっていうのは北のほうね。新港を超えて新川があるほう。これまでたまに行ったことはあったけど、釣ったことがない。でもいいときもあるらしい。調べておこう。

1mから2mに落ちるブレークを中心にドラッギングして探る。そしたらコンクリートみたいなのが落ちてる場所を発見した。魚探にくっきり映ってた。しばらくそこでやってると、いきなりギルバイトあり。さらに続けると、バスが釣れそうになった。ボートのすぐ近くでバレた。やっぱりバスもいたみたいね。さらにねちっこくやってたら、こんどは釣れた。

8時35分、500g、ボディーシャッド4インチ・ツネ

さっきまではボディーシャッド3インチだったのに今は4インチになってる。これは、3インチが無くなったから。もう家にもストックが無い。釣具屋にもたぶん売ってない。3インチって、けっこう売ってないんだよね。困った。ってほどでもないか。おいらの気分としては4インチでも別にいいからなぁ。4インチはまだ家にストックがあるんですよ。風来堂にも売ってたと思うし。あ、でも、月曜日には買い占めておこうかな。

で、そのあと、アタリがなくなったんで、さらに新たなポイントを探そうと、あちこちドラッギングしてたんだけど、これといって、良さそうな場所は見つからなかった。でも1箇所見つかってよかった。

そんなこんなで11時ごろ、いいかげん強風にうんざりしてきたんで、おしまい。

ま、一応、今日は収穫ありってことで、よかったですかね。

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【霞ヶ浦】16位

1999年5月11日火曜日、わざわざ会社を休んで霞ヶ浦に行ってきた。マルトボートから船を出して釣りをするようになってだいたい半年たって、ここのところ、サイズはともかくまずまずコンスタントに釣れるようになってきたから、まぁなんとか3匹のリミットは揃うだろうということで、マルトボートが主催するバスキチクラブトーナメント第3戦に出場してみた。

5時15分ごろ到着し、受付をする。トーナメントの参加費は3000円。ボート代は平日なので2000円。それらに加え、3000円相当の賞品を持って行く必要があったらしいのだが、おいらはそのことを知らなかった。どうしたものかと困った顔をしていたら、今回は特別にマルトのおっちゃんがエンジンオイルをおいらの持ち寄り品として提供してくれた。おっちゃん、ありがとう。この借りは、ボートを頻繁に借りることでお返しします。

受付を済ませたあとは、いつものようにセッティングをする。6時ごろにはセッティングが終わったが、トーナメント開始は7時なので時間が余る。船の上で、前夜までに考えておいた釣りのプランを頭の中でシミュレーションしてみたり、あるいはメロンパンを食べたり、それでも時間が余っていたのであとはぼんやりして過ごす。

というわけで、7時出船。ボート乗り場前に集まった船が一斉にスタートする。ほとんどの参加者が9.9馬力船外機の付いたフル装備の船に乗っている。その他、土浦新港からやってきたバスボート数艇も参加しているらしい。エレキだけで出るのは見たところおいらだけみたい。みんな気合入ってるんだなぁとか思う。

今日の天気は曇り。朝から北東の風がけっこう吹いている。わりと寒い。桟橋付近の水温は20.1度。


本編に行く前にライブウェルのことを少々。

5月8日(土曜日)に釣りに行った時点では、今回のトーナメントに参加するつもりはなかった。でも釣りを終わってから、なんとなく、出てみる気分になった。それで翌日の日曜日の午後、ホームセンターに必要な材料を買いに行き、それから作り始め、23時ごろ、なんとか完成した。

最近よく見かけるやつで、車の中に入れて使う箱があるじゃないですか、あれ、なんていうんでしたっけ? とにかくそういうプラスチックっぽい材質の箱をライブウェル本体とする。お風呂の水汲みポンプとホースとパイプを使って、シャワー状に水が噴き出す仕組みにする。外部循環は作るのが面倒だし一発でうまくできるような気がしなかったから、内部循環にする。要するに、箱に水をためて、その水をかき混ぜてるだけ、という仕組み。とりあえず家で実験してみたところ、機能しているっぽい。今日実際に使ってみたところ、一応機能していた。ただ、細かな改善をすると、もっとずっと使いやすくはなりそうだ。

そんなものを急遽こしらえてみたわけだが、どうやら、マルトで貸してもらえるみたいね。ということが言いたかっただけです。あ、いや、言いたかったというほどのことでもないけど。


ここから本編。と思ったが、やっぱりその前に、今日の計画について。前夜までに考えた計画は、だいたいこんな感じ。

場所は、最近相性のいい新港にしよう。新港内には水中のコンクリートなど、数箇所のストラクチャーがある。それらを順番に回ってリミットを揃える。まずまずのサイズ(800g程度)が揃ったら、こんどは大物狙いで、新港内のブレークをやってみよう。そこで大きいのが釣れればもしかしてけっこういいかもよ。ふふふ。

使うルアーは、まずはツネ。これで確実に3つ釣る。そのあとは、ラバジとスピナベでサイズアップを狙おう。それら以外ではあまり釣ったことがないから、今日はなんとか自信の持てるこれら3種類だけでやろう。ということで、持って行ったロッドは3本。あまりロッドが多くても、かさばって邪魔だしね。

そんな感じでやるとして、スケジュールとしてはこうだな。

07時:出船
09時:とりあえずリミット達成。600+600+600=1800
10時:でかいのが出たよ。1000+600+600=2200
11時:ちょっとサイズアップだ。1000+800+800=2600
12時:うわ、もう1個出た。1200+1000+800=3000

これなら入賞できるんじゃないの? ふふふ。


こんどこそ本編。

7時出船。エンジン船があちこちに走り去って行くのを眺めながらエレキでトロトロ新港方面に進む。眺めながら、新港に入って行くなよと呪文を唱えていたが効果なく、3艇ほど、入っていった。おいらがまず第一に入りたかった「素晴らしいポイント」の近くには、恐れていたとおり、既に人が入っていた。ちなみに「素晴らしいポイント」とは5月8日以来おいらが勝手にそう呼んでいる素晴らしいポイントだ。

新港入り口付近のこのポイントに入れなかったので、奥に進む。今思えば、近くに人がいても、その近くに入っちゃえばよかったのかな。けっこうオドオドした気分だったからなぁ。でもまぁいいや、奥の方でも釣れるでしょ。

ということで、奥のほうの数箇所の沈みモノを主にツネでやってみる。ギルバイトしかない。知ってるポイントが全滅した。しかたがないので、ほかのところを探しつつやってみる。平日だったので今日はオカッパリの人があまりいない。なので、岸寄りのほうもやってみる。ここでもギルバイトがたまにあるだけ。1回だけ、バスっぽいアタリがあって、乗ったんだけど、途中でバレた。引きがかなり小さかったので、それほど気にならない。さらに新港奥よりであちこち探す。

しかし一向にアタリがない。小バスバイト1発きり、まったくアタリがない。いつもいるところにいないのか? いるのに、食わないのか? なんて、あまり冷静に考えることができない。

1時間が過ぎ、まだまだこれからだよと思う。しかし2時間が経過した。この時点でかなり焦ってきた。ただ単に焦っただけで、新しい発想が出てくるわけじゃない。仮に出てきたとしても、いつもと違うことを急にやることなんてできなかったと思う。いつもやってて、実績のある釣り方しか、できないような心理状態だっただろう。

できるだけ自分が冷静であるように努力する。わざと、キャストするのを休み、煙草を吸いながら、回りを見渡してみたりする。強風だ。もっと深いところかな。いや、でも、こんな強風でも、けっこう浅いところにもいるもんだ。けっこう釣れたことあったじゃない。最近ほとんど2mより浅いところでしか釣ってないから、浅いところを正当化してみたりする。

1〜2mくらいのところをドラッギングする。困ったときのドラッギングだ。これで釣れたところに腰を落ち付けよう。新港出口方面にドラッギングしながらゆっくり進む。強風に向かってズルズル引きながら進むと、あちこちに堅いところがあって、釣れてもよさそうなものなのに、なぜか釣れない。ブレーク沿いの堅いところでも釣れない。

さらに進むと、「素晴らしいポイント」に人がいない。アンカーを打ってじっくりやる。が、ここでも釣れない。もう10時だ。これまでノーフィッシュ。水を入れたライブウェルの存在が、もの悲しい気分をいやおうなしに掻き立てる。やっぱりトーナメントなんて出なきゃよかったか? ああ、どうしよう。

どうしようと思っても、別に画期的なアイディアは浮かばない。再びドラッギングを始める。新港出口のほうまで進んでみる。釣れない。ほとんど、諦めかけた。しょうがない。今日はもうノーフィッシュだ。でも検量は12時半からだから、まだ時間があるなぁ。なにしてようか?

なんてヘコんだ気分に陥りそうになったまさにそのとき、安西先生の言葉が思い出された。

武石中バスケ部は県大会の決勝戦で残り時間12秒の時点で1点差で負けていた。武石中バスケ部主将三井寿(ひさし)はチームメイトに向かって「このスーパースター三井がいる限り、絶対勝ァつ!!」と言ったものの、内心、勝ちを諦めかけていた。そんなとき、貴賓席にいた安西先生はおっしゃった。

最後まで・・・希望を捨てちゃいかん。
あきらめたらそこで試合終了だよ。

というわけで、もうちょっとがんばってみるかと、おいらも思ったわけだ。これは作り話しじゃなくて、ほんとですよ。安西先生の言葉をきっちり暗記してたわけじゃないけど、このシーンとその主旨を覚えていて、それをほんとに、霞ヶ浦の湖上で思い出したのですよ。それで、このシーンについて詳しくは、『スラムダンク』(井上雄彦作、集英社)の第8巻を参照。


というように気力はなんとか復活したが、やることは同じ。ドラッギング。ただ、もっとも信頼できる「素晴らしいポイント」に重点を置くことにした。ほかのエリアはもうきっぱり捨てた。そうしたら、気力のせいだかしらないけど、ようやく釣れた。釣れたんだけど、これがほんの20cmくらいの魚でねぇ。どうしましょ。5秒くらい、ライブウェルに入れるか入れないか迷ったんだけど、こりゃあんまりだということで、入れるのはやめた。リリース。ちなみにこの魚は今日の釣果にカウントしないことにした。あんまりなのでね。

しかしこの1匹で、その場所に魚がいるという可能性を信じる度合いが強くなった。アンカーを打ってもうそこから動かない決心をする。決心をしてやり始めた数投後、アタリがあった。ズル引いていたツネにコという小さなバイト。これが事実上今日初めてのバスだ。

800g、ボディーシャッド3インチ・ツネ

サイズはまぁ標準といったところだけど、はっきりいって、むちゃくちゃ嬉しかったです。これまで釣ってきた数々のバズの中でも、ベスト3に入るくらい、嬉しかったです。よっしゃぁと叫びつつこぶしを天に向かって突き上げました。もちろん、心の中で、ですけど。

「800」とノートにメモしてライブウェルに魚を入れ、いまかいまかとライジャケのポケットの中で出番を待っていた固形酸素を放り込み、ライブウェルのふたをする。

調子づいたところで次の1投、まさかの連続バイトだ。うひゃ〜。でもサイズは400g。同じくボディシャ・ツネ。小さいけど、あと1匹でリミットだ。

10分ほど、沈黙。10分たったころ、沈黙が破れた。嬉し〜。ほんとに、嬉しかったんです。700g。これまたボディシャ・ツネ。これでリミット達成だ。ライブウェルを自作した甲斐があったというものだ。たいしたウエイトじゃないけど、リミットを達成するということは、むちゃくちゃ嬉しいものですね。でもまだ時間は残ってる。こうなれば、400gを入れ替えしたい。憧れの入れ替えだ。できるかな?

サイズアップを狙って、ここはラバジ。ツネで探ったあたりをケイテックのガード付きの14gでズル引く。フットボールジグでトントンやりたいところだったが、そのとき結んであったのがこれだったので、そのまま使う。しばらくやってたら、まさかのバイト。ゴリゴリしたところをズルズルしてたらクククとしたバイトがあった。バンっと勢いよく合わせたらフッキングしてくれて、釣れた。650g。サイズアップだ。かっこい〜。

あ、いや、なんか、かっこい〜、と、思ったんですよ、自分のことを。

やれやれ。


帰着時間は13時だったが、本湖は大荒れだったし、おかしなことになって遅れるのもいやだったので、ちょっと早いが12時半、桟橋に引き返す。

無事桟橋に到着し、釣った3匹のバスを買い物カゴに入れて秤に乗せる。おいらのバネ秤の合計だと800+700+650=2150gとなるが、検量の結果は2230g。まぁ、たぶん、ふつうくらいの重量なのかな。でもね、そんなことよりもね、3つちゃんと釣れたことが嬉しいなぁ。

検量を済ませ、後片付けをする。釣り道具を車に運ぶ。おいらはとっとと片付け終わったがまだ多くの人が片付けをしている。しばらくして、結果発表。配られた弁当を食べながら、1位から順に発表される。1位の人は、何グラムだったっけ? 忘れた。たしか、3千何百グラムとかだったと思う。まぁ上位の人の重量は、『週間ルアー&フライニュース』に近々発表されるでしょう。お楽しみに。

おいらの順位は、32人、だっけかな? うろ覚えなんだけど、たしかそんなもんだったと思う。32人中16位。ちょうど真ん中だね。いいような、悪いような。ほんとは、自分としては、すごくよかったと思ってるんだけどね。なにしろ、ノーフィッシュをいったんは覚悟してたわけだから。それから考えれば、むちゃくちゃいい。ちゃんと3つ釣れたことが、とにかく嬉しい。

当初の計画だと、もしかして3キロ釣っちゃうかもよ、なんて考えてたけど、それはずいぶん甘い考えだったな。普段の釣りとは、精神状況が全然違うもの。確固たる信念を持ってやれる釣りがないと、かなり辛いような気がする。おいらには、かろうじてツネがあったから、今日はなんとかなったけど、もっといろんな釣りを練習する必要がありそうだ。とにかく、霞ヶ浦で3つ釣るのがこんなにも難しく感じられるとは、全然予想してなかったよ。

その他、思ったことをいくつか。

トーナメントって面白いね。普段の遊びの釣りとは別の面白さがあるみたい。釣れたときの嬉しさが普段よりも格段に大きい。それに、うまい人がいるものだなぁというのがよく分かる。実は、ここだけのはなし、最近オレってけっこう釣りうまくなってきたんじゃないの、なんてね、思ったりもしてたんですよ。お恥ずかしい。ほんとに、恥ずかしい了見だこと。それが今日身にしみて分かった。

普段から、デカイのを意識してないとダメかもね。もちろん普段も、デカイのが釣りたいと思ってはいるんですよ。でもね、普段はやっぱり、そこそこのサイズのをそこそこの数釣ってればけっこう満足してたような気がするんですよ。でもそれじゃダメみたいね。確実にデカイのが釣れる、っていうのを目標にしてかないと。まぁその目標が達成できたら入賞するわな。だから、入賞、あるいは優勝を目標にして、これからしばらくは、やってみようかなと、思ったりしてるわけです。でもどうやったらいんだろう。全然分からん。

ライブウェルはとりあえず機能してたみたいだけど、まだまだ改善の余地がたくさんありそうだ。なんか改善するのが楽しみになってきた。それと、水替え用のバケツが必要だ。あとは、魚に印を付けるやつもあったほうがよさそうだ。色付き卵みたいなやつがいいかしら。風来堂で買おうかな。

まぁそんなとこですか。ちなみにバスキチクラブトーナメント第4戦は6月1日火曜日です。受け付け開始が5時半からで、競技開始が6時半。競技終了が12時半。また出たいなぁ。誰か出ません? ライブウェルはマルトで貸してもらえるみたいですよ。

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【霞ヶ浦】東風

1999年5月8日土曜日掲示板の常連“るあ〜”さんと一緒に霞ヶ浦に行ってきた。うちから車でほんの10分か15分ほどの近所に住む“るあ〜”さんを拾って霞ヶ浦に向かい、4時ちょっと過ぎ、いつものようにマルトボートに到着。“るあ〜”さんと同船し、4時30分出船。朝のうち風はほとんどない。マルト前の水温は20.3度。まぁいつものようにやってればお互いいくつか釣れるだろうと、安易な気分で釣りを始める。

うしろで“るあ〜”さんがリグっているあいだ、とりあえずおいらはボート乗り場横の乱杭をバズベイトでチェックする。しばらくやってると、真新しい捨てラインに引っ掛かり、回収し、結果、ポイントを潰す。結局ここではノーバイト。

マルト前から新港入り口までの1.5mラインを流す。波よけ堤防際はバズで、沖の方はCB-200で流してゆく。途中、1回だけ、CB-200にチェイスがあった。ボートの間近まで引いてきてピックアップしようとしたとき、反転して去ってゆく魚が見えた。このエリアではこのチェイスがあったのみ。結局ここでもノーバイト。

新港入り口付近の「素晴らしいポイント」でやってみる。「素晴らしいポイント」というのはつい最近発見した感じのいいポイントのことで、今日からここを「素晴らしいポイント」と呼ぶことにした。ここではスピナベ、クランク、スプリット、ラバジとあれこれ投げる。とかなんとかやってると、岸のほうにミノーを投げていた“るあ〜”さんがさっそく釣った。30cmかそこらの標準サイズではあるものの、とりあえず釣れてよかった。仮においらだけ釣れて“るあ〜”さんは釣れなかった、なんてことになったら感じが悪い。とりあえず、釣れてよかった。これでかなり気がラクになる。

気はラクになったが、どういうわけか、素晴らしいポイントでバイトがない。いないはずはないと思うんだけど、どうしたんだ?

まぁいいや。ということで新港の奥のほうに進む。「まずまず良いポイント」でやってみるが、ここでもだめ。さらに奥に進み、「意外とあなどれんポイント」でやる。水深1〜1.5mくらいの浅いエリアのところどころに何かが沈んでいる。そんな感じのところで、適当にボートポジションをとって、あちこち投げる。

実は今日はツネ禁止のつもりだったのだが、ここまでバイトがなかったものだから、いいかげん焦ってきて、禁止するのはやめた。で、いつものようにクロステールシャッド・アユ・ツネをズル引く。数投後、今日初めてのバイト。極めて慎重にランディングし、釣れた。ちょうど6時550g。これで2人とも釣れたから、まぁとりあえずはひと安心。

安らかな気持ちで、さらにズル引く。6時半、今日2回目のバイトで900gのまずまずの魚。さらにしばらく釣りを続けるがバイトは続かない。新港出口方向に移動。

移動して、とりあえずツネでやってみるがアタリが出ない。このころにはけっこう風が出ていて、ツネだと若干流されぎみになってきたのでラバジに変える。1/2ozフットボールジグにケイテックのトレーラーをセットしたものを、ブレークの方向に投げて、ズル引いたりリフト&フォールさせたりトントンと小突いたり。7時半、スィ〜とリフトして、ストンと落とし、巻きとって、再びスィ〜と持ち上げようとしたとき、ラインが横に動いてた。バンっと合わせると感じのいい手応えがあり、かなり元気な900gのバスが釣れた。今年、ラバジで初めて釣れた。嬉しい。いいなぁ、ラバジは。特に、バンと合わせるのが気分爽快。

そのへんで、さらに粘る。が、釣れない。“るあ〜”さんにはたまにアタリらしき感触があるらしいのだがフッキングには至らないという。おいらにはアタリらしき感触すらない。これまでのところ、2人で4匹釣っているが、どれも単発で、同じ場所からは2匹目が出ない。どういうことなの? などと薄々思ってはいたものの、ついつい粘ってしまった。これは失敗だったかも。

8時15分ごろ、ようやく移動する気になった。朝、軽く流したマルト前に戻り、じっくりやり直してみることにした。ほんとは戻る前に「素晴らしいポイント」に寄りたかったのだが、船外機付きボートに乗った2人組がそのちょっと横に入っていたので我々は断念。「素晴らしいポイント」をわずかに外していたので通りすがりに、もうちょっと左がいいですよ、とか、一瞬声をかけそうになったが、知らない人にわざわざ教えることもないかと思い直し素通り。マルト前に戻る。戻ったついでにトイレ休憩。

休憩おしまい。マルト前のハードボトムをやってみるつもりだったが、休憩によって気分が変わり、オダに入ることにした。ちょうど誰もいなかったから、いないうちにやっておこう。

こぼれオダをクランクで狙っていた“るあ〜”さんがここで2匹目を釣った。サイズは平均くらいだったかな。まぁとにかく、2匹目が釣れてよかった。その後2人でオダ本体とか周辺とかを、あれこれやってみるがアタリがない。ワームをやってるとときどきギルっぽいバイトはあるが、フッキングはしない。たぶんほんとにギルなんだろう。

それでも8時45分ボディーシャッド4インチ・パープルホログラムシャッド・スプリットをオダの上でシェイクしながら泳がせていたとき、バイトがあって、釣れた。底をとらずに中層をゆらゆら動かすなんていうヤケッパチ作戦だったのに、バイトがって、嬉しいというよりも驚いた。オダの上でボーっとしてるんだよ、とかいいながらやってたものの、ほんとに釣れるなんて思ってもいかなかったので、びっくりしたものだ。800g

というように、おいらがスプリットで魚を掛けていたとき“るあ〜”さんのクランクにも掛かった。が、こっちはバレちゃった。3つ釣れればなんとかかっこうがついたのに、惜しかった。

さらにスプリットもしくはツネでやっていたのだが、いいかげんアタリがないので飽きてきて、スピナベをやってみることにした。オダに当てながらゆっくり巻く。数投目、枝にぶつかって乗り越えた瞬間、クククといった感じのバイトがあった。9時半400g

そうこうしていると、風が強くなってきて、けっこう波が出てきた。いったん桟橋に戻り10分ほど様子を見ていたが収まる気配がまったく感じられなかったので、10時、今日の釣りはおしまい。


おいら5つに“るあ〜”さん2つ。いまひとつ、もの足りない釣果だったかな。最後にバレちゃったのが痛い。

それはそうと、なんだか今日は、バイトが少なかったなぁ。1箇所1バイトっていうのもなんなんだろう。よく分からんが、東風が吹いていたのが悪いらしい。マルトのおっちゃんによると東風のときは釣れんということだから、たぶん、東風のせいだ。風が強くなってきたとき、沖のほうから泡だった水が押し寄せられてきてたから、もしかしたら、東風が吹くと一気に水が悪くなるのかも。なんてのは言い訳です、はい。

ほんとは、もうちょっと“るあ〜”さんに釣ってもらえるとよかったんだけどなぁ。釣れただけよかったということにでもしておいてくださいな。

06:00/550g/クロステールシャッド/常吉
06:30/900g/クロステールシャッド/常吉
07:30/900g/1/2ozフットボールジグ
08:45/800g/ボディーシャッド4インチ/スプリット
09:30/400g/ボッシュ・スローローラー 1/2oz
----------------------------------------------------
3550g

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【びん沼】釣れたよ

1999年5月5日水曜日こどもの日、夕方ちょっと時間ができたのでびん沼に行ってみた。掲示板に寄せられた情報によると最近びん沼ではけっこう釣れているらしく、もしかしたらおいらにも釣れるかも、とか期待をちょっとだけしつつ行ってみた。今年はびん沼で釣りをすることはほとんどなさそうだから、びん沼釣行は釣行記から除外しようかとも思っていたけど、今日は釣れたから、やっぱり入れることにした。といっても、それほど書くことがない。だいたい、次のような感じ。

16時半から18時までの1時間半、新河岸川放水路でやってみた。ボディーシャッド4インチ1/16オンス・ネイルボムで、岸際2mくらいのところを中心にズル引き。

最初は東大久保橋の付近でやっていたがアタリがない。見渡すと、東大久保橋の西方、水門よりもちょっと先のあたりが空いている。そこまで歩いて移動してやってみる。数投目、まさかのバイト。ゆっくりズル引きしてたらクククといった感じのバイトがあって、大げさにスィープフッキングして乗せて、無事取り込めた。300gと小さいけど、まさか釣れるとは思ってなかったのでけっこう嬉しい。びん沼で釣ったのは相当久しぶりだと思う。びん沼って釣れるんだ。

1匹釣れると集中力がアップする。釣れた付近をかなり丁寧にズル引く。が、アタリがない。そのあたりではときどき、小魚が岸寄りでピチャピチャやったり、対岸のヘラ師がヘラを釣り上げたり、流心部分でヘラだか鯉だか分からないが何かの魚がはねたりしてて、生命感に溢れている。バスも1匹くらいいるんじゃないの?

ズル引きでアタリがないから、ズル引きの途中にときどき、トゥイッチを混ぜることにした。ロッドティップを20cmくらい鋭くはじくような感じで、ヒュンっとワームを弾ませる。そうこうしてると、ヒュンっとはじいた瞬間、奪い取るようなバイトがあって、まさかの2匹目が釣れた。こんどのは800gのまあまあの魚。びん沼って釣れるんだ。

というわけで、久しぶりに釣れちゃいました。釣れると、びん沼もけっこう楽しいなぁ、とか、思いますね。相変わらず人は多いけど、空いてる場所もまぁ無いわけじゃないから、2、3時間、ちょっとだけ釣りするにはけっこういいかも。まぁいつも釣れるような釣り場だとは思えないけど、今の時期は、わりと釣れやすいのかも。なにしろおいらにも釣れるくらいだからなぁ。まぁとにかく、嬉しい気分です。

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【霞ヶ浦】弱らせてから掬うこと

1999年5月3日月曜日憲法記念日、おとといと同様、土浦のマルトボートから船を出し霞ヶ浦で釣りをした。4時20分ごろマルトに到着すると、もうすでにけっこうな人数の釣り人たちが受け付けの順番を待っている。おととい以上の人の多さに辟易ぎみ。いくらか風もあったから出るのをよそうかとも考えていたころKawanaさんがやってきた。Kawanaさんは出るということなので、それならってことでおいらも出ることにした。

4時45分出船。そこそこの強さでぬるい風が吹いていて、湖面はいくらか波だっている。曇り。マルト前の水温は18.5度

■ 乱杭

ボート乗り場横の乱杭エリアに人が入ってなかったので、とりあえずスピナベでチェックする。ノーバイト。連休中、数多くの手漕ぎボートに荒らされまくっていているからか、魚はいない。と、思われる。

■ 波よけ際

次は、波よけ際をスピナベで流しながら、新港方面に向かう。時間が遅くなると多くの手漕ぎボートがへばり付くから、波よけ付近は朝一に入らないことには二度と入れなくなる。なので人がまばらな早い時間帯にとりあえずやっておく。波よけの角と際を重点的にやってみるが、ここでもノーバイト。道中、波よけ際でサスペンドミノーを引いていたKawanaさんに出会い、話しを聞くと、ミノーで1本出ているという。いることはいるんだ。でもスピナベには出ないのかな。あるいは、やり方がちょっと雑だったかも。まぁでも波よけは一応やってみただけで、本命な感じじゃないからとりあえずいいや。

■ 新港入り口付近

前回偶然発見し6本のバスが立て続けに釣れた、新港入り口付近の感じのいいポイントに入る。ブレークがシャローに寄っているあたりの底にコンクリートの段差があって、おまけに付近に杭まで立ってるという、絵に描いたようないい場所だ。ここで数本簡単に釣れるだろうと期待しつつ行ってみる。そしたらそのポイントの付近に鯉のぶっこみが投げ込んである。見たところ、おいらが投げたいところには届いていなそうだったけど、無用のトラブルに巻き込まれるのも面倒なのでそのポイントは断念。

■ 新港奥のストラクチャー

入り口付近がダメだったので、魚探を見ながらそのまま奥に進んでゆく。進んで行くと、浮き漁礁みたいになってるアシの島がある。その周辺に差しかかったとき、なにやらあやしい影が魚探に映る。水深は1.5mくらいだったな。アンカーを刺し込んでツネでじっくりやってみる。と、1投目からバイト。でもバレた。ボートから2mくらいのところでジャンプされバレた。まずまずのサイズだったんじゃないのか? ふぅ。

さらにやってると今度はギルが釣れた。さらにやっていたが、バイトが無い。単発だったらしい。おまけにそれをバラしたらしい。いいものを見つけても、それをモノにできないんじゃしょうがない。

■ 新港奥のストラクチャーその2

チャンスをモノにできなくてちょっとがっかりした気分だったがまだ時間はたくさんある。気を取り直して、魚探で探す。他にも何かないものかと、その周辺をうろちょろしてると、あった。水深2mくらいのところになにやら堅い塊が沈んでいるようだ。ブレークにも近い。アンカーを刺し込んでツネでじんわりとやる。

ここでも1投目でバイト。これもボートのすぐ近くでバラした。数投後、ギルが釣れた。さらに数投後、今度はラインブレークだ。はぁ。さらに数投後、またまたバラした。どうなってるんだ? いつもこんなにはバラさないぞ。いつもと同じようにスィープフッキングしてるのに、今日のはちゃんと刺さってないのか? いやいや、バスの食い込みが浅いんだな。そうだ、きっと、食い込みが浅いんだ。でもほんとにそうなのか? ランディングが雑だったんじゃないのか? ああ、きっとそうだ。なんだか意味も無く焦ってたもんなぁ。最初のバスをバラしたから、なんだか慌ててたんだ。慌てる必要なんて全然無いのにね。よし、今度からは気をつけよう。魚がボートの近くまで寄ってきたら、そこで魚を十分に弱らせよう。ネットを突っ込むのは、弱らせてからでも間に合うもんな。

痛烈な自己批判の甲斐あって、このストラクチャーでは4本釣れた。すべてクロステールシャッド・アユ・ツネによるもの。サイズはイマイチだけど、この時間にこれだけ釣れてれば、あとは気分がラクだ。

6時15分:400g
6時35分:500g
6時45分:450g
7時05分:600g

■ オダ

7時半、いったん陸にあがってトイレに行って、サングラスをかけて、リグり直して、それから再び出船。マルト沖のオダのところにKawanaさんがいる。行ってみると、さっそくKawanaさんが釣っている。それから1時間ほど、オダの周辺をうろちょろとドラッギングしたり、オダの周辺にクランク投げたりしながら、Kawanaさんとムダ話をして過ごす。

そうこうしていると、Kawanaさんが片付けはじめた。Kawanaさんは今日は早上がりだそうで、8時半ごろ、早くも片付けはじめた。Kawanaさんが片付けをしている間、おいらはオダにツネを投げ入れてみる。数投後、バイトあって、ボートの近くまで寄せてきて、ネットからあとほんの20cmというところで、バレた。だから慎重にやることって自戒したばっかりなのに。もう忘れてやんの。ダメ人間だ。

■ マルト前1.5m

Kawanaさんが帰ったあと、おいらは再び新港に行くことにする。行く道中、マルト前から新港入り口にかけての水深1.5〜2mくらいのハードボトムをドラッギングする。1回バイトがあって、乗ったけど、これもバレた。ただこれは、取り込みを焦ったとかっていうんじゃなくて、ボートから離れたところで勝手に外れた。リールをグルグル巻いてるときに何の前触れもなく突然外れた。やっぱり食いが浅いのかな?

この釣行記を書いている今思うには、もしかして、リーダー長めのスプリットのほうがよかったのかな?

■ 新港奥のストラクチャー再び

朝バイトのあった2つのストラクチャーで再びやってみたけど、もう魚はいなかった。いや、いたかもしれないけど、釣れる魚はいなかった。

新港出入り口の方に戻る。戻る途中のところには、今日、まだやってないストラクチャーがある。これもまたコンクリートかなにかの塊だと思うんだけど、やるのを忘れていた。この塊も前回偶然発見したもので、前回はここでは魚は釣れなかったので、印象が薄かった。が、通りかかったとき思い出して、やってみた。

1投目でバイト。9時、400g、ボディーシャッド・パープルホログラムシャッド・ツネ

こういうピンスポットって、1投目がいいのかね?

■ 新港入り口角

新港を出てマルト方向に曲がって行くその角のところ。ここは2〜4mくらいの範囲で、水深に変化がある。ゆるやかに浅くなったり深くなったりしている。おまけに堅い。それにこのときこの周辺に人がいなかった。

地形をあまり把握できてないので、ドラッギングで行ったり来たりする。途中、かなりゴリゴリ感の激しい部分があって、期待が高まる、と同時に、釣れた。バラすことなく無事ランディング。9時50分、500g。さらに続けるともう1個。10時00分、650g。どちらもボディシャ・ツネ

■ 以後ギルバイトのみ

その後マルト前とかオダとか、マルト沖のブレークとか、ツネとクランクであちこちやってみたけど、ギルっぽいバイトがあるのみ。1回だけファットペッパーにアタリがあった(ような気がする)けど釣れなかった。曇ってて、日差しが強いわけじゃないけど、日中はやはり渋いのかも。さらにこのころには風もずいぶん弱まっていて、これもどっちかというと良くない要因かも。

なんていうのは言い訳だな。この時間帯にバイブレーションで釣った人を1人見たから。それを見たとき真似しておいらも投げてみたけど、ダメだった。

そんなこんなで12時、釣り終了。けっこう長時間やったなぁ。その割に釣果はしょぼかった。

■ まとめ

やっぱりね、知ってる人がいた方が楽しいね。1人だと、バイトがなくなってきて気が抜けたとき、なんでオレは釣りなんかしてるんだ、とかふと思う。まぁすぐに気を取り直すのだが。

今日は全部ライトリグだったな。別に嫌いじゃないんだけど、ここんとこずっとライトリグでしか釣ってないから、さすがにちょっとどうかと思われてきた。釣れてるからいいんだけど、なんとなく、ハードルアーで釣りたい気分になってきた。でもね、バイトがないと投げ続けられないんだよなぁ。ライトリグでは釣れるはずだと信じられるからずっとやってられるんだけど、ハードルアーに対する信用度がまだまだ低い。こんなことではバス釣りの楽しみを半分放棄しているようなものだ。ものなのか? もひとつよく分からんが、とにかく、次回マルトに行くときにはスピニングタックルを持っていかないことに決定(いまのところ)。ワームはワームでも、テキサスとキャロとか、そういうのでやってみよう。

今日は7つ釣れたけど、どれも小さかった。1kg越えるような魚が混じると、断然、充実感が増してくるのだけど、今日は1本も混じらなかった。デカイのはどこにいるんだ?

しかし最近人が多いねぇ。岸寄りのポイントは壊滅状態だ。でも沖のほうはけっこう空いてる。水深3mよりも深いところって、釣れるんだろうか。深いところで釣れるようなら、まだまだ釣れる余地がたくさんある。今日もすべてそうだったけど、ここんとこおいらが釣ってるのは、だいたい1〜2mくらいのところが多い。今日は3mくらいのところでも2つ釣れたけど、ほかの5つはすべて1.5〜2mくらいのところだった。というわけで、次回、深いところも試してみること。日が高くなってきて浅いところでバイトがなくなったら、3mから落ちてゆくブレークをやってみよう。

そんなとこですか。

06:15/400g/クロステールシャッド・アユ/常吉
06:35/500g/クロステールシャッド・アユ/常吉
06:45/450g/クロステールシャッド・アユ/常吉
07:05/600g/クロステールシャッド・アユ/常吉
09:00/400g/ボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッド/常吉
09:50/500g/ボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッド/常吉
10:00/650g/ボディーシャッド3インチ・パープルホログラムシャッド/常吉
----------------------------------------------------
3500g

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【霞ヶ浦】新港のポイント

連休初日の1999年5月1日土曜日霞ヶ浦で釣りをした。ここんとこ2回連続でボートを出すことができず岸釣りに甘んじていたが、高気圧に覆われた今日は久しぶりにボートで釣りができた。嬉しい。

4時半ごろ土浦のマルトボートに到着。受付の建物の中には数人の先客が既にいる。受付をしている先客のみならず、既に出船しつつある釣り人もいるようだ。みんな、はりきってるね。がんばって。

人のことはともかく、おいらもがんばりたいところなのでさっさとボートのセッティングをしてちょうど5時ごろ出船。風はほとんど無く湖面は穏やかだ。しかし気温が低いようで、かなり寒い。真冬用の上着を着ていたのでよかったが、大勢の若者たちは相変わらず軽装だ。大丈夫なのか? 人の心配はいいか。天候は晴れ。なので朝のうち風が無くとも、おそらく午後は風が出るだろう。先に結果を書いておくと、予想どおり、9時ごろには風が出始め、11時過ぎには白波がいくらか混じるほどのかなりの強風になった。それで、マルト前の水温は17.8度。ここ数日の雨と冷え込みと強風の影響でもっと低いんじゃないかと懸念していたが、水温はけっこうある。ひと安心。しかし強風の影響で濁り気味。特に桜川はどろどろ。濁りの影響が懸念される。

濁りと高気圧のせいで今日はいくらか渋いかも、でも案外釣れるかも、というような、悲観と楽観が混ざったような気分で出船。

マルト前の図/3kb

■ いきなりオダに行くことにした

濁ってるということはシャローのヘビーカバーだ、っつーことで、っつーことなのか?、まあそうだとして、ボート乗り場横の乱杭をチェックしたかったのだが、既に数艘の手漕ぎボートが杭にへばり付いている。桜川のアシももしかしたらいいかもしれないが、どうにもならん濁りなのでやる気が起きない。そこで、シャローじゃないけどヘビーカバーみたいなもんだということで、最初にオダに入ることにする。水深3mのブレークショルダーに沈んでいるいつものオダにいきなり行ってみる。

マーカーを落として釣り開始。オダの真上や周辺にスピナベを通す。底をとってゆっくり目に引いてくる。20投ほどしてみたが反応が無い。次はクランクだ。ファットペッパーをオダの周辺に向かって投げる。投げる。投げる。投げただけ。

どうもハードルアーじゃないようだ、と勝手に決めて、次はワーム。ツネとジグヘッドでじっくりやるが、これでもあたらない。ギルのアタリすら得られない。これは困った。

■ やっぱりマルト前1.5mか

オダが不発だったので、いつも調子がいいマルト前1.5〜2mのハードボトムでやってみる。ツネなりスプリットなりをズル引きしつつ、様子をうかがう。が、全然アタリがない。ところどころ枝のようなものが沈んでいて、いつもなら、そういうとこにはけっこうバスがついているのに今日はギルのアタリしかない。

結局ここではギルを1匹釣ったのみ。おかしい。いつもいるのに。なぜ今日はいないんだ?

■ 余談だけど

今日は新たなロッド、Palsm EDGE EGS-662を持ってきた。昨日るあ〜さんの友達から格安で売ってもらった。今日はこのロッドの初使用ということで、なんとかこいつで1匹釣っておきたいものだ。

これまでメインに使っていたロードランナーRR680MLSとけっこう近い感じで、似たようなロッドが2本になったわけなんだけど、一方にはツネでもう一方にはスプリットとか、あるいはリーダーの長さの違うツネ2セットとか、1/8オンスと1/16オンスとか、そういうふうに贅沢なセッティングで臨めることになった。

■ 新港にでも行ってみるか

オダもマルト前も不発だったので、新港に行ってみることにした。前回前々回と新港の岸釣りがよかったので期待できるような気がして。

というわけで新港に向かい始めたんだけど、向かうついでに、マルト前から新港にかけてのハードボトムをドラッギングしながらゆっくり向かうことにした。昨日譲ってもらい今日初めて使うEGS-662にクロステールシャッド・アユツネをセットして、後ろにヒョイっと投げて底をとって、底の感触を感じつつ、じわじわと進んで行く。しばらく行くと、今日初めてのアタリがありようやく釣れた。

もうこのとき既に7時。1匹釣るのに2時間もかかった。ああ長かった。450gの平均サイズ。でもかなり嬉しい気分だ。今日は全然ダメだぁ〜とか思いつつあったときだったのでかなり嬉しい。それに、新しいロッドで釣れたのもかなり嬉しい。いい感じの竿ですよ。ロッドの性能について詳しいことはよく分からんのだけど、いい感じだ。

それで、1匹釣れて、なんだやっぱりいるんじゃないか、と思い、しばらくそのあたりでやってみる。いつもけっこう簡単に釣れるマルト前1.5mのハードボトムのあちこちをツネでズルズル探ってみる。が、以後アタリなし。当初の予定どおり、新港に向かう。

■ 今度こそ、新港に行ってみる

新港にちょっと入ったあたりに「港内最徐行」だったかな、なんだかそんなような意味のことが書いてある看板がある。そこの看板のすぐ横に、なんだか知らないが、なんというか、四角い構造物とでも言っておこうか、とにかく、なにやら、人工の構造物がある。その構造物が壁を構成していて、壁際にツネを打った。最初の壁でギルバイトがあり、2番目の壁ではなにもなく、3番目の壁でバスらしきアタリ。合わせたら乗ったんだけど、すぐに何かに絡まって、バレた。幸いフックは外れてきたが、ようやく得られた2回目のバイトを逃してちょっとがっかり。

さらにちょっと進んだあたりのあちこちに、杭が立っている。もう既に新港内にはいくつかのボートが入っていたから、いまさら杭を打ってみたところで魚はいないだろうとは思ったが、それでも一応打ってみた。そしたら数本目の杭で予想外にもバイトがあった。が、やりとりしているあいだに何かに巻かれた。たぶん、杭につながっているロープかなんかだと思う。ラインブレーク。もしかして、魚は切れたラインの先にくっついたままなのか? ゴメンとか言ってもしょうがないんだけど、なんだか、悪いことしたなぁとは思う。バーブレスだから、自然と外れたよね? 祈るばかり。

気を取り直して。杭に魚がいる可能性を感じて、空いてる杭を打って回る。でも結局バイト無し。その後しばらく、杭の周辺とかあちこち、テキトウにやってみる。岸方向に投げたあるとき、着底と同時にバイトがあった。すかさず合わせて引き寄せてくると、どんどんこっちに寄ってくる。なんの抵抗もなく、まるでゴミを釣ったときのような感触で寄ってくる。これが本日の2匹目。ちょうど8時100gクロステールシャッド・アユ・ツネ。手のひらに乗るようなバスだった。なんでこんなのが釣れるの? ちなみにこれは今年の最小サイズだ。

■ 新港もダメなのか?

新港もイマイチくさいので、今日唯一まともな魚が釣れたマルト前を徹底的にやる決心をし、帰路につく。が、やっぱりここでもドラッギングしながら帰ることにした。

そしたらあなた、釣れたんですよ。クロステールシャッド・アユスプリットショットリグ。リーダーはいつもより長めの40cmくらい。こいつをズルズルやってたら、ゴリゴリ感の激しいところでバイトがあって、釣れた。900gのよいサイズ。

釣れたあたりに魚探をかけてみると、なんだかかなり堅いことが分かる。それに加えて、1段の階段のようにガコンと落ち込んでいる。水深は2mくらい。2mくらいのところに30cmくらいのくっきりした段差がついていて、いかにも釣れそうな感じの地形に思われる。なのでしばらくそこのあたりでやってみる。ときにはドラッギングしたり、ときには普通に投げてズル引きしたり。ここから今日の快進撃が始まった。

9時30分500g
9時35分550g

どちらもクロシャ・スプリット。しかしスプリットショットリグっていうのは、特にリーダーを長くした場合、飲まれやすくない? これら2つが飲まれ気味だったので、ここでツネに変えてみる。ここから今日2回目の快進撃が始まった。

9時43分500g
9時46分400g
ちょっと間があいて10時5分900g

ようやくかっこうがついてきた。これなら今日はもう帰ってもいい。

■ 最後におまけ

しかし帰らずさらに続ける。が、バイトがなくなった。ハンドコンのエレキをセットした見知らぬ釣り人がこっちを物欲しげにちらちらと見ていることもあって、マルト前に戻る。水深1.5mのところを中心にドラッギング。このころにはけっこう風が吹いていたのでステイできない。アンカーを降ろすのも面倒だから、ドラッギングであちこち探る。

ボート乗り場から桜川方向に向かう途中の水深1mのエリアで、今日最後のバイトがあった。そのあたりではこれまで一度も釣れたことがなかったので、まさかほんとに釣れるとは思ってなくて、バイトがあったときバイトだとは信じきれずに、ゴミかな、なんて思いつつ、半信半疑に合わせたが、これが運良くフックアップしてくれて、釣れた。11時500g。これまた、クロステールシャッド・アユ・ツネ

その後しばらくがんばったがこれでおしまい。白波が立ち始めた11時半、今日の釣りはおしまい。

■ まとめ

ドラッギングっていいなぁ。これで新しいポイントを探せるかも。

やっぱりEDGEって使ってて気分がいいなぁ。EGS-662は申し分ない。ロードランナーと用途がダブりがちなのはちょっと惜しいような気もするけど、でも贅沢感が味わえて嬉しい。ここだけのはなし、もう1本欲しいような気もする。EGS-560なんかどうだろう?

始めのうち、今日はダメっぽいと、かなり弱気になったけど、偶然良い場所を通りかかって運がいい。結局新港のとある1箇所で6本だもんなぁ。これは運以外のなにものでもない。運も実力のうちって? いやいや、運はただの運でしょう。

07:00/450g/クロステールシャッド・アユ/常吉
08:00/100g/クロステールシャッド・アユ/常吉
09:15/900g/クロステールシャッド・アユ/スプリット
09:30/500g/クロステールシャッド・アユ/スプリット
09:35/550g/クロステールシャッド・アユ/スプリット
09:43/500g/クロステールシャッド・アユ/常吉
09:46/400g/クロステールシャッド・アユ/常吉
10:05/900g/クロステールシャッド・アユ/常吉
11:00/500g/クロステールシャッド・アユ/常吉
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4800g

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