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びん沼川バス釣りレポート

1998年6月

Contents of Fishing Report

Fishing Report

【番外編】霞ケ浦、ライトリグでまずまず

1998年6月27日土曜日先週同様、新座市在住の高橋さんとともに霞ケ浦に行ってきた。もともとの予定としては一人でバイクに乗って行くつもりだったのだが、金曜日、家に帰ってくると“よかったら明日一緒にどうですか”という高橋さんからのメッセージが留守電に入っていたので、急遽、一緒に出かけることになった。バイクで走るのはちょっとしんどいのでおいらにとっては大ラッキー。

午前2時に駅前で待ち合わせ高橋さんのランドクルーザーに乗って出発。3時45分ごろ最初のポイント、西の州岬と和田岬の中間あたり、廃船のあるところに到着。まだ薄暗くしばし車中で時間をつぶし4時ごろ開始。前回のカスミ釣行では2匹しか釣れなかったため今回はライトリグ中心で数を稼ぐ作戦。今日の活性をまずチェックなどといった常識を無視していきなり常吉をリグる。一方の高橋さんはスピニングタックルを持ってきていないという。今日もまたハードルアーとラバージグで一日通してしまうのだろう。

最初の釣果は廃船の壁際。ここでは1匹ばらしたものの2匹釣りまずまず。どちらも40cmくらい。サイズもまずまず。カットテイルの常吉をシェイクしながらゆっくりとリールを巻き廃船の際を手前に徐々に引き寄せている途中でバイトという釣り方。垂直に立っている壁を釣るときはだいたいいつもこの釣り方。次は鉄板が垂直に立っているところ。ここも廃船際と同様の釣り方。サイズは35cm。

垂直な壁の際をひとしきりチェックしたので次は浜。廃船の横には砂利底の浜が続いていて、岸からでもキャストできるところにある杭の周辺。杭の並び方からしてエリ跡なんじゃないかと思う。オダの残骸でも沈んでないかと期待しつつ、グラブのスプリットショットリグをズル引き。30分ほど沖に向かってキャストしていたら1匹釣れた。35cmくらいの魚体の美しいバス。特に何かが沈んでいたようには感じなかったが、どういうわけだか釣れてくれた。これで4匹目。

次は幅4mほどの小さな水路の水門付近。ここはいつも水が湧き出していて流れがある。流れの強いところではリッジの常吉を流れに乗せる。流れの緩いところではフワっと動かしそのままステイ。これらの釣り方でギル1匹と小バス2匹を追加。ここで続けていれば小バスをあと何匹か釣ることはできただろうが、そんなにおもしろい釣りでもないので移動。10時くらいだっただろうか。

玉造方面がいいらしいということで、カスミをぐるっと半周して行ってみることにした。雲があって直射日光は遮ってくれているものの蒸し暑い。風があるのがせめてもの救い。とはいえ先週のかんかん照りの暑さにくらべたらマシなほうで、これくらいが釣りができる限界の暑さ。これ以上暑いときは家でラバージグでも作っていたほうが身のためかもしれない。で、玉造での釣果は高橋さんがスピナベで1匹釣ったのみ。時間帯が悪いのか玉造方面の状況が悪いのか知らないがあまりパッとしない。再び移動。

次は新利根川河口。ここは先週同様の泥濁りで釣れるような感じではなかったが、49cmを釣った実績があるので試してみないわけにはいかない。ここでも常吉をセットし鉄柵際、岸際、オイルフェンス際を探るつもりなのだが強風で思うようにキャストできない。あるとき、オイルフェンス際をめがけてキャストしうまいところに落ちたのだが糸ふけ分のラインが風に流されオイルフェンスに引っかかった。ロッドを大きくあおったりしてラインをはずし巻き取ろうとしたそのとき、生命感のある感触が伝わってきた。知らない間に釣れていた。25cm。これを釣果に加えることに異論のある方もあろうかと思うが、まあ一応釣れたということで7匹目。何時だったのだか記憶に無いのだが、夕方というよりも昼だったような気がする。

その後小野川の様子を見に行ったのだがあまり釣れるような感じがしなかったので素通りし、廃船ポイントのすぐ近所の水門があるところで釣ってみることにしたが、ここでは釣果無し。ギルっぽいバイトが1回あっただけ。どうもダメなので廃船ポイントに戻る。16時だか17時だかで、昼というよりは夕方。ベイトタックルでも釣ってみたいものだと思いラバジやスピナベを投げてみるが釣れない。キャロライナリグや3/8oz常吉やらもやってみたりとけっこうがんばってみたがだめ。最後に大山ドックに行ってツネってみたが釣果無し。

結局昼頃に釣った7匹目が最後の釣果。すべてライトリグ。数はまずまずだが後半釣れなかったのは失敗。午後は風がかなり強くなったのだがそれが原因だろうか? だとしてもうまく釣る方法もなにかしらあったのであろうから失敗は失敗。高橋さんの釣果はラバジ、スピナベで4つだか5つだか。最大43cm。これで高橋さんが常吉とかやり始めたらかなわんだろうなぁ。でもたぶん始めないだろう。

霞ケ浦は数、サイズともにけっこう期待できていいのだが、これから暑くなってくるとキツイかも。魚はともかく人間のほうがへばってしまう。これからは山上湖中心にしようかなと今から計画を立てている。

ところで、これを書いているのはカスミ釣行の翌日、6月28日なんですが、今日、偏光レンズの具合を試すためにびん沼の様子をちょっとだけ見に行ってきました。度が合わなくなってきたので眼鏡を買い換えたんですが、これはサングラスを着脱できるタイプのもので、ただのサングラスの代わりに偏光レンズを入れてもらったもの。5万円。びん沼のことですから水中の様子が良く見えるというわけにはいかないものの反射光が和らいでなかなか良いものです。これで夏のクリアウォーター山上湖での釣果は倍増。さてびん沼のほうですが、あちこちでアオコが浮いてて風も無く釣れるような感じがまったくありませんでした。30分ほどグラブのノーシンカーを引いてみましたが、案の定アタリなし。秋までだめかもなぁ。

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【番外編】霞ケ浦で暑さのため集中力を欠く

1998年6月20日土曜日、新座市在住の高橋さんとともに霞ケ浦に行ってきた。高橋さんとはこのWebページがきっかで知り合い、前回、すなわち5月23日には霞ケ浦を案内してもらい、そのときはずいぶんと楽しい釣りをさせていただいた。今回は高橋さんとの2度目の釣行となる。

午前2時に駅前で待ち合わせ高橋さんのランドクルーザーに乗って出発。ちょうど4時ごろ、新利根川河口あたりで釣り始める。低気圧が今にも通り過ぎようかというときで、生ぬるい風がかなり強く吹いている。蒸し暑い。前日の雨の影響からだろうか、濁りが入っていて水色が悪い。まあでも気にせず、とりあえず買ったばかりのザラスプークを投げてみる。これは別にトップで釣ってやろうというつもりではなくて(?)、動かし方の練習のつもり。生まれて以来初めて投げるペンシルベイトであったが、適当に動かしてもなんだかそれらしく動いてくれる。ありがたいことだ。調子に乗って投げていると、ゴミ除けのフェンスみたいなものが浮いていたのだが、それに引っかかってロスト。ストラクチャーにタイトにと思ってギリギリのところを引いていたらストラクチャーにぶつかってしまった。幸先の悪いスタートでちょっとヤな予感。

最初のポイントではアタリがなく移動。西の州岬と和田岬の中間、廃船のあるところ。ここで高橋さんがラバージグで3つ。おいらも同じくラバージグで1つ。このころもうすでに低気圧が抜け去ったらしく晴れ渡っていて暑い。風はあるものの真夏の暑さ。汗が吹き出し体中がベタベタして集中力を欠くことしきり。あるときなど、アタリがあったかなとはなんとなく思ったものの状況を良く理解することができずにボォーとしていて、さらにラインがスルスルと横に動いているにもかかわらず引き続きボォーとしているテイタラク。ようやく気づいて合わせたときにはもう手後れでフックアップしない。そりゃそうだな。情けなし。

あまりの暑さに耐え切れずその後はあちこちを転々とする。直射日光の真下で釣りをするよりも快適な車の中で過ごすことを2人とも望んでいたのではなかろうか。少なくともおいらはそんなふうに思っていた。北利根川を渡って東岸の様子をちょっと見て、その後一気に土浦まで北上し桜川上流、筑波山が間近に見えるあたりまで西進し、ふたたび西の州岬西方まで戻ってきたのが17時ごろだったろうか。このときまでに2人ともそれぞれ1匹ずつ追加していた。

夕方、最後のポイントは朝釣果のあった廃船のところ。ここでおいらは釣果をあげることは結局できなかったのだが、高橋さんはポッパーで1匹釣った。すかさずおいらもたまたま持っていたポッパーを投げてみたのだが出てくれない。フラグラブのテキサスリグでじんわり攻めていても出ないのにトップにポンと出る、なんてことがあったりもするんだなぁ。おいらも一度ポッパーなりペンシルなりで釣ってみたいものだ。それにしてもトップっていうのは動かし方が難しいなぁ。腕が疲れちゃって続かない。日ごろあんなふうに下向きにロッドを構えることがないものだから右手左手ともに必要以上に疲れてしまう。

てなわけで19時釣り終了。終わってみればおいら2匹、高橋さん5匹。30〜40cm。しかし2匹とは情けない釣果。払った労力に見合わない。自分の未熟さを痛感することしきり。集中力を持って1匹1匹を真剣に釣らねばなるまい。反省。タイトルの「霞ケ浦で暑さのため集中力を欠く」というのは暑さのせいにしているが精神力で補うくらいでないとダメだな。

とはいえやっぱり暑いのは辛い。これから夏どうしたものか。バイクなんかで行ったらたいへんなことになりそう。ということで、車を買いました。今日さっそく中古車屋さんを見にいったら手ごろなパジェロミニがあったので即決しました。再来週くらいには納車されるでしょう。四輪の自動車を買ったのはこれが初めて。なんだか十人並みの一庶民になったみたいで嬉しいような気恥ずかしいような。これで降水確率30%でも遠出ができるというものです。いやぁよかったよかった。

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ばらした

1998年6月14日日曜日、今日もびん沼川に行ってきた。砂塚橋からびん沼橋にかけての西岸(南岸かな?)を、13時半から16時までの2時間30分にわたって、スピナベとラバジで手広く探ってみたもののノーフィッシュ。

びん沼橋付近の護岸際でラバジにアタリがあり一度はフックアップしたもののフッキングがあまかったようで目の前でバラシ。一昨日の霞ケ浦釣行で反省したばかりなのに、ガード付きのラバージグのアワセがまだ弱いようだ。これが唯一のバイトだっただけに悔やまれることしきり。

これでびん沼4連敗。ここのところ寒いからなのか、農薬が流れ込んでいるからなのか、あるいはそれ以外の理由からなのか知らないが、どうにも釣れない。「びん沼川バス釣り情報」とかいいながらびん沼での釣果が無いのは困ったものだ。何か新しい作戦が必要なのかな? ようわからん。

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びん沼のバスはいまどこに

1998年6月13日土曜日、雨が降っていたが(というより雨が降っていたので)びん沼川に行ってきた。びん沼橋に到着し釣りを開始したのが13時半。びん沼橋下の西岸から北上しつつ釣り進み、船渡橋を渡って東岸に移動し、ところどころで釣りをしながら南下し、スタート地点のびん沼橋に戻ってきたのが17時半。ほとんどずっと常吉リグでやっていたのだが、アタリはわずかに2回。しかもどっちもギルだか小バスだかのアタリで乗ってくれない。結局ノーフィッシュ。

これでびん沼3連敗。バスはどこかにいるはずなのだがいったいどこにいるんだろう? 今日は(というかいつも)、主に岸から5m以内にしかルアーを通していないのだが、もしかして流心部分にいるんだろうか。あるいは、実は目の前にワームを通しているもののバスに無視されているんだろうか。いずれにせよ、ここいらでちょっと作戦を変えたほうがいいかもしれない。

そこで新作戦。流心部分も含めて広い範囲をスピナーベイトとかバイブレーションとかクランクベイトで探りまくる、っていうのはどうだろう。しかしそうなると、バイブとかクランクとかを買ってこないといけない。しかもこれらのルアーで一度も釣ったことがないので、なんとも心もとない。となるとやっぱりスピナベとラバジだな。釣ったことがあるこれら2つを使って広い範囲をリアクション狙いで探る、うむうむ、これでいってみよう。さて次回はどうなるか。

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【番外編】西浦はダメっぽい

1998年6月12日金曜日、会社を休んで霞ケ浦に行ってきた。前回、すなわち5月23日に霞ケ浦に行ったときは、このホームページがきっかけで知り合った高橋さんに案内してもらったのだが、今回は一人での釣行。3時15分にバイクで出発し川越海道を通って和光インターから外環に入り三郷で常磐道に分岐し桜土浦で常磐道を降りる。通行料は外環が400円、常磐道が1100円。国道6号線をわずかに経由し125号線に入り南東に進み、小野川のところで湖畔沿いの砂利道に入り三次ドックを通り越し最初のポイントに到着したのが5時。曇り、風が強く、2時間バイクで走ってきたため体が冷え切っていて寒い。

さっさと支度をして釣りを始めたのは5時15分。このポイントは高橋さんに教わったところで、水門があったり岸から届くところに杭があったりしてなかなか趣のあるポイント。バズベイト、スピナーベイト、ラバージグでさっさと探るがアタリがないので移動。ちょっと東に行くと廃船があるポイントがあってそこで様子をみる。ラバジで廃船のキワをズル引くとアタリ。強烈な引きでドラグが出る始末。50cm越えたかも、なんて思ったのも束の間、水面に顔を見せたのはバスじゃない。50cmありそうなヒゲのある細っぽい魚、しかも背びれにスレがかり。ニゴイですかね? ちょっとヤな予感もしたが気を取り直して再開。鉄の板が垂直に立っているそのキワにラバジを落とす、この釣り方で3つ釣れた。35,35,30cmの3つ。今日は調子がいいかも、なんてことを安易に思う。

今回の目的のひとつとして、未知のポイントを開拓するということを考えていたので早々に移動。計画どおり、西に向かう。ドックとか水門とか、何かしら特徴のあるところで試してみるのだがアタリがない。小野川河口付近の垂直コンクリート護岸のところでは、目の前の杭でアタリが2回あったのだがどちらもばらしてしまう。ガード付きのラバージグを使っていたのだが、もひとつフッキングが弱いのかもしれない。要練習。

さらに西に向かってところどころ試す。次にアタリがあったのは(多分)大山ドック。ここではスピナベで1匹追加。30cm。生涯においてスピナベで釣ったのはこれが2匹目。このときすでに11時ごろだっただろうか。

その後どんどん西に向かい最後には土浦まで来ていた。しかしなんだか西浦の水質は芳しくない。風が強いのは西の州方面も同じなのだが、西浦のほうがドロドロした感じでよろしくない。見るからに釣れなそうでやる気があまり出ない。15時ごろから40分間昼寝をし、起きて片付け16時に土浦を出発し家に帰りついたのが18時半。

ざっとこんな感じで、サイズ、数ともにぱっとしない内容。敗因はやはり西に移動していったことで、小野川あたりから釣り始め、西の州→和田岬→新利根川河口と、東に向かって釣り進めばよかったと今になって思う。なんとも、はずしたな、といった感じの釣行だった。まあでも西浦方面の具合も一度行ってみないことには分からないわけで、それを今回知ったという点ではよかったということにもなるかな。次回はもうちょっとうまく釣りたいものだ。

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びん沼と丸掘りの様子をうかがう

1998年6月7日日曜日、びん沼と丸掘りに行ってきた。昨日は河口湖で日の出から日没まで釣りをしてヘトヘトになったのだが、一晩熟睡したら体力も復活しついつい釣りに出かけてしまった。

びん沼で釣りを始めたのが15時。常吉リグやらスプリットショットリグで1時間ほど様子を見てみたのだがアタリもないし釣れるような気もしないので移動。荒川で釣ってみようと思い付き治水橋周辺へ行ってみたのだが、なんとなく釣れなそうな感じがしないので丸掘に移動。丸掘で釣りを始めたのは17時ごろ。予想以上にヘラ師が少なかったので釣りをする気になって始めたのだがここでもアタリ無し。18時半終了。

どこにでも魚がいるようなところで釣りをしたあと、どこにも魚がいなそうなところで釣りをするのは精神的に辛いものがある、ということが分かった釣行でした。さて、来週はどこへ行こうか。今これを書いているときの気分では霞ケ浦かなぁ。ではまた来週。

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【番外編】河口湖で新たな釣り方を身に付ける

1998年6月6日土曜日、このホームページを見てくださっている佐谷さんとともに河口湖に行ってきた。河口湖は去年の秋以来の久しぶりの釣行であるが、去年は2度行ってそれぞれ1匹、2匹の釣果だったので若干の不安はあるものの、その雪辱(ってほどでもないけど)をすすぐ絶好の機会でもある。日ごろのびん沼での練習の甲斐あって去年の秋にくらべて釣り技術はいくらか向上しているはずなので、その成果を試す意味でも良い機会だ。

午前2時、うちの近所の駅前で待ち合わせ一路河口湖へ。現地に着き朝食と釣り券(1日税込み1,050円)を買い最初のポイントへ。釣りを始めたのは5時。かなり寒く、真冬用の装備を持っていって正解だった。風もちょっと強めに吹いていて、真冬用の上着の上から合羽の上下を着込んでやっとなんとか過ごせるという程度に寒い。

ポイントを説明できるといいのだが、私は連れていってもらったところで無邪気に釣りをするというはなはだ受動的な態度であったため、なんという名前のところで釣りをしているのか分からない。ただ奥河口湖のどこかで釣りを始めたことは分かっている。その他時間もあまり記憶していない。何時ごろどこで釣りをしていたのかまったく把握していないのだが、19時まで釣りをして、おおむね次のような釣り方で合計13匹のバスを釣り上げた。サイズは20〜25cmといまひとつだが、頻繁に放流しているだけあって数は出た。

まずウィードのあるところ。 ここでは、ウィード中にバスがいるんだろうと見当をつけて釣りをした。リーダー30cm程度、カットテイルワームもしくはグラブのスプリットショットリグでウィードの面をズル引き。途中ウィードに引っかかるのをプチンと外してフォールするまで待つ、というような動作でわりと簡単にバイトが得られた。もうひとつ、常吉でもけっこう釣れた。半引っ掛かり状態でシェイクとか、スプリットと同様プチンと外してフォール→バイトとか。マスバリでもけっこう平気だったりした。マスバリのときはサワムラのリッジ4インチを多く使ったのだが、このワーム、シェイクなどせずにステイさせておくだけで食ってくるみたい。常吉で使ったのだが、ウィードをプチンと外してフォールさせてそのままほっとくだけでいい。プチンと外さなくても、スイーと場所を移動させてステイでOK。特にスレバスに効くんじゃないか、というような気がしている。びん沼で試すのが楽しみ。

次はウィードが無く砂利底のところ。 スプリットショットリグでズル引くと、小石等が転がっていたようでいくらか掛かりがある。それを外し外し引いてくるだけで釣れた。外れたときにダートするといいかもと思ったので、グラブよりもカットテイルを多様した。水際から2、3mのところで傾斜しているようなところでは、教科書どおりに、岸に対して平行ぎみにキャストしてブレイクを斜めに引いてきた。これの繰り返しで何匹か釣れた。これまでカットテイルは主に常吉で使っていたのだが、スプリットでもけっこういいということが分かって、おいらの釣り技術は1歩前進。

最後は溶岩帯。 溶岩帯では、溶岩と溶岩の隙間にバスは隠れているんじゃなかろうかと見当をつけて釣りをした。カットテイルもしくはリッジの常吉をせいぜい10mほどのところにキャストして、ちょっとずつ移動しながらシェイクもしくはステイという釣り方。風があり波立っていて水中の様子が見えないので、隙間に落ちているといいなぁと期待しつつバイトを待つ。これで数匹追加できた。

こんな感じで1日14時間釣りをして合計13匹。昼食や移動の時間を差し引くと、1時間1匹くらいの割合で釣れたことになる。佐谷さんが言うには、この日はいつもより渋い状況だったようなので、日和が良ければもっと釣れるのかもしれない。それでもこれだけ釣れればまぁヨシとしておこう。なにしろこれは1日で釣れた数の最高記録であり記念すべき釣果なのだ。

しかし今回の釣行で有意義だったのは、釣れた数よりもむしろ、新しい釣り方を覚えたことだ。カットテイルのスプリットショットリグとリッジのステイ、この2つを新たに知った。数少ないおいらの釣り方に新たなバリエーションが加わった。こうしてひとつひとつ地道にワザを増やしつつ日ごろやっているわけだが、新しいことが身に付くたびにますますバス釣りが面白くなってくる。

佐谷さんの釣果は10匹で、数ではおいらに分があったものの内容では圧倒的に佐谷さんのほうが勝っていた。おいらの釣果はすべて常吉リグとスプリットショットリグによるものであったが、佐谷さんのほうはライトリグに加えラバジ、スピナベ、クランクベイトでの釣果もあり内容満点。バイブレーションにもアタリがあったのだがバラシてしまい、本人はこれをけっこう悔しがっていた。おいらもときどきラバジ、スピナベ、バズベイトを試してみたのだがラバジに1バイトあったのみで、これらの釣果は結局ゼロ。今になって思えば、ライトリグに徹していればもう数匹追加できていたかもしれない。とはいえ、今更そんなことを言ってもしかたがない。

さてこの河口湖、どこにでも魚がいるようなのでポイントをあまり考えなくても釣れてしまう。ポイントを探す楽しみはあまり無いのだが、自信の持てないルアーやリグを練習するのにはもってこいなんじゃないかと思う。初めて使うワームでなかなか釣れなかったりすると、このワームだめなんじゃないの、なんてことをすぐに思うものだが、魚は必ずいると信じることができるので、飽きずに練習することができる。今回はリッジで初めて釣れたのが特によかった。それとステイさせておくということが有効であることも知った。最後に、これは試してはいないのだが、佐谷さんからノーシンカーの使い方もひとつ教わったし、いろいろと勉強になった。

というようなわけで有意義な釣行でした。家に帰ってきたのは22時で足がふらふらしていましたが楽しかったです。ちょっと遠いのが難点ですが河口湖もときどきは行ってみたいものですね。では。

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