島田橋の庚申塔
埼玉県坂戸市島田/2006年10月25日・2007年3月29日撮影
国道407号線と越辺川が交差するところが高坂橋。この橋から土手道に入り少し東(川の下流)に進むと島田橋という狭い木造の橋があり、その橋のそばから坂戸市側の土手下に降りると石塔やら石造やらがあります(地図上の上のマーカー地点)。
これが島田橋。坂戸市側の土手道から斜めに上流方向を向いて撮影。
坂戸市側の土手道の様子。下流を向いて撮影。左が越辺川&島田橋。右側に降りると、青い矢印のあたりに石塔群。
石塔群の全景。左から3基目が馬頭観音で4基目が庚申塔。
3基目と4基目の石塔(2007年3月29日撮影)。
3基目の石塔(2007年3月29日撮影)。宝暦14年(1764年)の馬頭観音。
左手に三叉戟(?)と斧。右手に輪宝と数珠。中段の手は削れているが、合掌もしくは馬頭印かと。
4基目の石塔(2007年3月29日撮影)。享保3年(1718年)の庚申塔。
塔の上部に太陽と月。青面金剛の頭には蛇。左手に鉾(?)と矢。右手にまた別のタイプの鉾(?)と弓。中段の手は合掌。邪鬼を踏みその下に三猿。
上段の左手に輪宝ではなく斧だか鉾だかのようなものを持っているのはちょっと珍しいかも。
上部の様子(2007年3月29日撮影)。
上段の左右の手の内側にある折り紙っぽいものはなんでしょう? 紙垂(しで)ですかね?
腹部の様子(2007年3月29日撮影)。
下部の様子(2007年3月29日撮影)。
このように、三猿の周辺が小腸や脳のようなデザインになっているものは少なくない。全体的にウネウネしていて分かりにくいが、邪鬼の左右にニワトリがいるように見える。
島田橋から県道256号線(片柳川越線)に向かう途中に発見した道祖神(冒頭の地図の下のマーカー地点)。傾いている上に、下側3分の1が埋まっているようにも見える。