長楽の板碑風庚申塔
埼玉県川島町/2007年3月29日撮影
川島町長楽に長楽用水という水路が流れていて、その水路に沿うように自転車道が整備されている。この自転車道のすぐ北側の一般道からほんの少し北に入ったところに石塔群。もしかすると川島町長楽ではなく、東松山市今泉に位置しているのかもしれないが、よくわからない。
集会所のような小さな建物の敷地にある石塔群。いちばん左が庚申塔。
安永6年(1777年)の庚申塔。板碑(いたび)風のデザインになっている庚申塔を見るのはこれがはじめて。
上端の梵字は「ウン」と読み、降三世明王や荒神を指すものらしい。ちなみに、梵字については、「空飛ぶお不動さま」の「形から引く梵字字典」が調べやすいです。
塔下端に「加藤村中」とあり、このあたりがかつて加藤村であったことを思わせるが、現在、このあたりに加藤という地名は見当たらない。