釣行記−2001年3月
2001年3月17日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート、9.9馬力。
曇り。北のち南の風。さほど強くなかった。
朝のマルト沖の表水温は9.6度。
バス釣りするのは1ヶ月ぶりですか。こんな曇りの日はバス釣りに限りますね。なかなか楽しかったです。
4時半、mura王さんの駐車場着。荷物を積み込み出発。6時ちょい前にマルト着。あまりお客さんは多くない。まだ冬と同じ客足。6時ちょい過ぎ出船。
朝のマルト沖の水温は9.6度。いつのまにかずいぶんと上がっている。今思えば、1ヶ月まえの水温4度の霞ヶ浦はまるでスターリン時代のソ連のようなものだったなぁ。それにくらべて今日の水温ならロマノフ王朝時代の貴族の栄華を堪能できる。ということで、水温の上昇を知ってがぜんやる気が湧いてきた。これならシャッドじゃなくても食う魚がいるはずだ。なんだって食う可能性がある。投げやすいものを投げればいいので簡単だ。
ところで、最近バス釣りに飽き気味なんだけど、それはなぜかというと、毎回やることが同じになってきたからっていうのが理由のひとつでして、いつもいつも石田のブレークばっかりで飽きてきちゃったと思うんですよ。意外な展開が起こりえないような気がして、ワクワク感があまり感じられなくなってきちゃって。いわゆる「なぐさん現象」ですか。
というわけで、今日は石田ブレークはやめて桜川に行ってみました。
6時半、6号線の橋に到着。水温は10.2度。桜川は水温が低いかと思っていたがそうでもなく、むしろちょっと高かった。橋脚とコンクリート護岸をディプシードゥ2m・SPで少々。その先の乱杭をやるつもりだったが、乱杭の対岸にオカッパリバサーがいたので素通り。エンジンで常磐道の手前50mくらいのところまでいく。そこではシャローをジャンボグラブ・テキサスで流してみる。ノーバイト。
さらに進んで常磐道を越える。しばらく行くと乱杭がある。このあたりが桜川上流エリアの開始点。CB-100とテキサスで乱杭周辺と岸際を流してゆく。が、一向にバイトがない。さらに上流に向かおうかと思ったが、ブッコミの人がいる。川幅が30mくらいしかないので対岸ギリギリを進んでも迷惑な感じだ。どうしようかと躊躇したが、ここから先がもっとも楽しいエリアなのでここまで来て引き返すのはもったいない。すみませ〜ん通してもらっていいですかぁ〜、と弱気な感じで尋ねたら行っていいよと手振りで応えてくれた。そのブッコミ釣り師は行け行けと手を振ったあと人差し指を立て口元にあてた。大きな声は禁物らしい。なのでおいらは黙ったまま頭を下げて通り過ぎた。
さて、めでたく桜川上流メインエリアに到着。ホオジロが枝先でさえずっている。ウグイスもさえずっている。遠くからチーチーチーとカワセミの声が聞こえた、と思ったら、目の前を夫婦と思しき2羽が通り過ぎた。なんて素晴らしいところだ。双眼鏡を持ってくればよかったよ。
テキサスはかったるいしクランクは引っ掛かりやすいのでここでスピナベで流すことにする。ボッシュのスローローラー1/2オンス(ダブルウィロー)、チャート、トレーラーなし。これを岸際に投げてゆく。そしたらわりとすぐに釣れた。8時15分、700g。たぶん、左図のような状況だったんじゃなかろうか。
小魚の絵が描いてあるところにスピナベを投げた。ここの水深は20cmとか30cm。スピナベが泳ぐ姿がうっすらと見えるくらい。バスはこの浅いところよりも一段深いところに陣取って、この浅いテーブル状のところを見ていた。スピナベが岸際に落ちてちょっと泳いだときすかさず食いついた。という気がする。以前高橋さんに桜川のレクチャーを受けたときそう教わった。
さらにスピナベで流してゆくと、同じような状況の場所でまた釣れた。岸際に投げてほんの20cmほど引いたとき水面がモヤモヤっと動いた。うっすらと見えていたスピナベが消えたような気がした。手には感触が伝わってこなかったが合わせを入れた。そしたら魚。ああびっくり。なんだかちょっと興奮したよ。8時30分、1600g。長さはそれほどでもないがよく太ったバスだった。釣れ方が面白いのみならず、サイズもよかった。ああバス釣りって楽しいじゃないか。
さらに流すとまた釣れた。こんどはこれまでの2本と若干状況が違う。水面に覆いかぶさる笹の際にスピナベを通したら釣れた。こいつは笹の下に隠れいたんだろうか。8時45分、500g。小さいが、これでリミット達成だ。あとは入れ替え。
どんどん上流に進んでいくと、最初の2本の状況と似た場所があった。そこでもスピナベにバイト。ジャンジャン引き寄せてくるのだけどなかなか引きが強い。流れの速い場所なんでボートが流される。ボートの位置と魚の位置を同時にコントロールしなきゃならん。こりゃなかなか難しい。とかやってたらボートの下に入られた。藪にぶつかるんでこれ以上ボートを下げることはできない。無理やり魚を引っ張り出す。ボートのヘリに魚体が見えた。と同時に、行ってしまった。スピナベが船体に当たったんだろうか。たぶん1キロはあったと思うよ。釣ってれば入れ替えだったのになぁ、ああ残念。
以後、桜川でバイトなし。
11時20分、石田にいた。シャローばっかりやってるうちにブレークが恋しくなってきた。いつものように石田のブレークを回ってみる。土浦港もやってみる。最後にマルト前をやる。ちょうどmura王が戻ってきた。1時ごろ(だったかな?)、おしまい。
桜川上流エリアで4バイトあって3つ釣れました。すべてスピナベ。700+1600+500=2800ということでまずまず。けっこう楽しかった。