2000年2月26日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート、6馬力
最近釣れても1匹だから書くことないでしょ。だからデジカメの写真を入れて釣行記をにぎわして内容の乏しさを補おうと思ってます。ところがです、デジカメ持ってくの忘れました。そろそろ電池が無くなりそうだと思っていたからコンビニで乾電池を買うのは忘れなかったんだけど、肝心のデジカメを忘れてしまいました。
6時40分ごろマルト受け付けに到着。受け付け帳にはすでに3人ほどの記入がある。その中に、JUNさんの名前がある。7時ごろ、セッティングを終え出船。マルト前の波除けで既に釣りをしているJUNさんに挨拶し、新川河口に向かう。
弱い北西風。マルト前はほとんど波だってない。9時ごろから北東風に変わるがさほど強くはならない。曇り。一日中曇りでまったく日がささず、気温が全然上がらない。手が冷たい。それに全身が寒い。いつもなら日がさしてくれば寒さはほとんど感じないのだけど、この日はとても寒かった。昼前ごろには小雪がちらつくしまつで、見るからに寒い。マルト前の朝の表水温は4.2度。まだまだ真冬。
7時20分、新川河口。珍しくオカッパリの人がいなかったんで新川の垂直護岸もやってみる。その他、河口付近の1〜2mを主にシャッドでやるが魚っけなし。今日は珍しくスピニングタックルも持っていってリーパー・ツネもリグってある。これもやってみがアタリはない。
8時15分、桜川河口付近のアシ。ラバジでピッチングしているとガイドが凍ってくる。いちいち竿先を水につっこんで氷をとらなきゃならん。サクサクと気分よくピッチングする楽しさを味わおうと思っていたのにこれじゃ全然サクサクしない。
9時、技研前。スロープの脇にあるゴロタをスーパーシャッド60SPでやる。やり始めてまだ間もない9時10分、ゴロタにぶつけながらタダ巻きしてたらコンとあたった。すかさず合わせを入れたら乗って、釣れた。ちょうど1000g。まずまずのサイズだ。スーパーシャッド60SPを丸のみしてた。元気な魚だ。とりあえず1匹釣れてひと安心。
ちなみに、右の写真のルアーは上から、スーパーシャッド70SP、同60SP、ステイシー60だ。スーパーシャッド60とステイシー60は体長は同じくらいだけど、スーパーシャッドの方が太ってる。だからたぶんスーパーシャッドの方が重くて、よく飛ぶ。ベイトで投げるのが全然苦にならない。それがスーパーシャッドのいいところだ。それに加えて、簡単に入手できるのもスーパーシャッドのいいところだ。
1匹釣れて気分をよくしたところでさらに続ける。そして数投後のこと。比較的フラットなところでコツコツとタダ巻きしてたら、石のような固い出っ張りにルアーがぶつかって、コツコツ・・・コツンという感じにイレギュラーにアクションした。のを見たわけじゃないけど、手に伝わる感触からするとイレギュラーにアクションしたと想像される。そういうときはたいていの場合巻くのをやめてルアーをステイさせて様子をうかがう。このときもステイさせて、水面にたるんだラインを2秒間ほど息を止めて眺めていた。そしたらたるんでいたラインがツっと動いた。ほんのわずかな幅ではあったが不自然にラインが素早く動いた。すかさず合わせを入れたらほんとに魚が食っていた。乗った。寄せる。ボートのヘリで魚体がわずかに水面を割った瞬間、行ってしまった。
せっかくの2匹目だったのにバレちゃった。食いが浅かったんですかねぇ。惜しい。2月になってからというもの、1日に2匹以上釣れたことは1度もない。今日はこの乏しい釣果を打開するせっかくのチャンスだったのに、下手なため、逃しました。
しかし2バイトあったんで魚はいるはず。さらにがんばる。このころ、風向きが東よりに変わった。風自体は弱いのだけど東に面しているため波がちょっと高くなってきた。これまではかなり穏やかだった水面が、にわかに波立ってきた。釣りがしづらいほどの波ではないのだけど、この風によって水温が下がりつつあるんじゃないだろうか、などと考えるとダメっぽい気がしてくる。それでもしばらくがんばってみた。が、ダメだった。
10時15分、武器学校のスロープ。ここも技研前スロープと同じように固い。しかも、ところどころに岩のような出っ張りが沈んでいる。が、風があたっている影響か、アタリなし。60cmくらいありそうな鯉をスレで掛けたのみ。しばらくがんばっていたが、風のせいで釣れるような気がしなくなってきたし、それに釣りをしている人間が寒くてやっとれんので風上にあたる対岸に移動する。
10時15分、田村。最近田村で釣れたという話しはまったく聞かないのだけど、好きなので、行ってみた。たしかに風はよけていて、水面は穏やか。それだけもありがたい。が、しばらくやっていたら小雪が舞った。あいかわらず日は差ささずただでさえ寒いのに、雪が舞ったら寒いイメージ倍増だ。とかいいつつも、さらに続ける。
田村から石田方面に向かって、浚渫のブレークとかアシ際のシャローとかドックの壁とかをいろいろやってみた。が、全然バイトはなかった。最後にマルト沖のオダとかマルト前の2mフラットとかもやってみたがダメだった。
13時ごろ、おしまい。
というわけで、なんとか1匹釣れました。よかったです。でもバラしたのが痛いです。それと、寒かったです。この時期、曇ってると辛いっすね。やっぱり冬は晴れてた方が釣りしやすいです。日が出てないと水温が全然上がらないように思われるので、それももひとつ気分を萎えさせてくれます。でもとにかく、1匹、そこそこのサイズのが釣れればいい方だと思っています。ほんとは、3匹は釣りたいのですが、贅沢は言いません。
2000年2月23日水曜日、霞ヶ浦、マルトボート、6馬力
今の時期はあまり釣れないから休みをとって釣りをするのはもったいないという考えも浮かんだのだけど、休んで釣りをする開放感を味わいたい気分が高まったので休んで釣りに行ってきた。
6時半、マルト受け付け着。7時出船。晴れ。朝のマルト前の表水温は3.8度。朝のうち弱い西風。のち北西風がそこそこの強さで吹いていたけど波はあまり出なかった。釣りがしづらいほどじゃない。右の写真は朝のマルト前のようす。とても穏やか。
まずは大岩田ドック横のシャロー。平日だからほとんど釣り人がいない。えさ釣りのおじさんが2人いただけ。水深1〜2mほどのハードボトムのあちこちにシャッドを投げる。1箇所、コンクリートの塊みたいなものが沈んでるところがあっていかにも釣れそうな感触なんだけど釣れない。
大岩田ドックの石積みもシャッドでちょっとやってみる。数投後、グ〜っと重くなるような感触がしたのでスィープフッキングしてみたらグ〜っと重みを感じたが抜けた。捨てラインの可能性大。
ドック横から始まるスーパー護岸も流してみる。途中に白鳥が2羽いたので途中でやめた。バイトなし。
8時半、花室川河口でやり始める。2番目の写真は河口の手前のあたり。さざ波がたっている。右の方にかすかに見えている杭群がスーパー護岸の杭群。
河口付近の2m前後のところをやったあと、川を上流に向かって流してみる。普段はオカッパリの人がいてなかなか川をさかのぼる気にならないのだけど今日は誰もいない。川のずっと先の方にボートは入っていたがそこまで行くつもりはないから問題なし。川の南側の岸沿いのオーバーハングしてるところとか北側の垂直護岸際とかをやる。だいたいにおいてスーパーシャッドで流したがほんのちょっとだけジャンボグラブ・テキサスとフットボールジグも投げてみた。なんにせよ、投げてみただけ。
9時半、武器学校スロープ。3番目の写真。この写真では分かりにくいけど、建物の前に戦車が数台置いてある。砲口は霞ヶ浦に向いている。このスロープのところにはときどき戦車が置かれているのだけど、砲口はいつも釣り人に向けられている。戦車を最初に見たときは怖いような気がして釣りに集中できなかったけど今はもう慣れた。気にせず釣りをする。
しばらく釣りをしていたら、迷彩服を着た数人の軍人が建物の中からにわかに現れた。戦車に弾を込めるんじゃないかと一瞬ひやりとしたが、煙草を吸って歓談し始めた。休憩タイムだったらしい。でも突然突撃態勢に入ったりするんじゃないかと空想するとあまり釣りに集中できない。戦車がおいらに向かって発砲するなんてことがあるとはとても思えないけど、目の前に戦車が並んでいるだけにまったくありえないとも言い切れまい、などとも思い、なんだか落ち着かない。
移動しようか迷いつつ釣りをしていたら軍人のみなさんはいなくなってた。これからが勝負だ。スロープの切れ目を中心にシャッドを通す。南の方のスロープから始めて北側に流す。もうほとんど終点になりかけたとき、ようやくバイトがあった。10時15分。このとき水温3.7度。スーパーシャッド70SPクリアーアユを同じところに何度も通していたら5回目くらいにようやく食った。いつものように底を小突きながらタダ巻きしてたら突然クククと魚の感触に変わって、あわせて、寄せて、ネットで掬う。650gと小さいんだけど、とても嬉しい気持ちになった。
この魚は2月に入って2匹目の魚だ。厳しいなぁ。
その後気をよくしてスーパーシャッドを再び投げる。そしたらいきなりゴツンとあたった。凄い力で泳ぐ。バスだったら50アップ確実だ。でもたぶん、鯉だ。ルアーを取られるのがいやだから10分くらいがんばった。突っ込まれたときはクラッチを切ってしのぐ。クラッチを切ってラインブレークを防ぐ練習になった。上げてみたら案の定鯉だった。尻尾のスレ掛かり。スーパーシャッドは無事回収。
腕が疲れた。
10時45分、ふたたび花室川。
11時20分、備前川河口。右の写真。なぐさん情報によるとここにはいろんな魚が集まっているらしい。ちょっと様子を見ている。なぐさん情報のとおり、魚はいた。ここでもまた鯉と思われる魚を引っ掛けた。水中で勝手に外れたから確認できなかったけど、たぶん鯉だ。ルアーがなくならなくてよかった。なお、バスがいるかどうかは未確認。
11時50分、石田。こないだの土曜日、石田のブレークで釣った人がいたという話しを聞いていたので試しにやってみる。夏場はちょくちょく釣れていたが最近ではバイトすらない。といっても、ここのところどこでやってもバイトがなかったりしてるんで、なんというか、そういうことです。今日もまた、バイトはなかった。でも久しぶりにブレークを伝うように流してみたら、けっこう楽しかった。もっとみっちりやれば釣れるときもあるかも。次回は石田中心にやってみようかと思ってます。
そんなとこですか。1匹釣れてよかったです。しかし春は遠いですね。
2000年2月19日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート、9.9馬力
今週もまた高橋さんと一緒に霞ヶ浦に行ってきた。今日のテーマは北岸の調査だ。
弱い北西風。のち、そこそこ強い東よりの風。水温はどこものきなみ4度前後。まだまだ真冬だ。朝の気温はたぶん氷点下。9時ごろまでガイドは凍ってた。
7時ごろ釣り開始。今日のテーマは北岸なんだけど、そのまえに南岸の大岩田周辺の様子を見てみる。大岩田ドック周辺とスーパー護岸と武器学校スロープをシャッドで流す。大岩田ドックのあたりでバイトらしい手応えが1回あったが、ほんとにバイトかどうかは疑わしい。
8時10分、北寄りの風がいくらか強くなってきて釣りにくくなってきたので最初の予定どおり北岸に向かう。波は若干あったがたいしたことはなかったのでフルスロットルで北上する。西浦の真ん中あたりを走っていたとき、遠くからやってきた引き波のような緩い横波を受けて船のバランスがちょっと崩れた。やばいかもと思った瞬間、舵がとられて急旋回した。バッテリーが旋回のインコース側である左にずれるのをなんとなく眺めつつ「おお、おれ死んだかも」と思わず思った。
が、どうにか船は止まりバランスを取り戻して死なずに済んだ。命が助かったことが分かったあとで心臓が高鳴り怖い気分になってきた。以後、フルスロットルにはできなかった。これまでキルスイッチを付けていたなかったのだけど、以後面倒がらずにキルスイッチをライジャケに必ずくっ付けた。
死ぬかと思ったが釣りは続ける。8時25分、崎浜で釣りを再開。東に進みながらドックとかフラットなハードボトムとか杭とかをやる。1時半ごろまでやっていた。ノーバイト。でもいろいろ調べられたのでよし。釣りを終わったあとマルトのお兄ちゃんに北岸のポイントをいくつか教わったのでなおさらよし。ということにでもしておきますわ。
次回は、マルト周辺を復習する予定。
2000年2月12日土曜日、牛久沼
昨日の釣りの帰り道の車中、高橋さんが20g差で2位になってしまったことに対する悔しさをおおいに語ったのは置いといて、そのこと以外にこう言った。
あしたも釣り行くよ。かみさんが今実家に行ってるのよ。だからあした暇でさ。ひとりでぼさ〜としててもしょうがないでしょ。どこ行こうかなぁ。牛久でも行ってみるかなぁ。どお、よかったら一緒に行くかい?
うちのかみさんは実家に行ってないので車中では行けるかどうか分からなかったが、帰ってみたらなんだか機嫌がよくてにこやかに「行っておいでよ」とか言っている。おいらが優勝したこととクッキーが好評だったことが彼女の機嫌をよくしたのだろうか。理由はなんだっていいのだが、とにかく釣りに行っていいらしいので行くことにした。
ふだん霞ヶ浦ばっかりで飽き飽きしてたので、なんて嘘です。いっこうに飽きません。でも霞ヶ浦に行くと練習気分になってもひとつ気持ちに余裕がないでしょ。だからたまには他の釣り場でのんびりやるのもいいかなぁというのが主旨ですかね。
牛久沼は以前に一度だけフローターでやったことがある。でもそのときは水の汚さにうんざりしてすぐに上がってしまった。それ以外には釣りをしたことはない。魚を釣ったこともない。今回は高橋さんのアルミに同船して、バックシートでのんびりやった。
4時起床。前日は10時に寝たから6時間眠ったわけだが釣りの疲れが残っててむちゃくちゃ眠い。でも約束してるので起きられた。起きたところで高橋さんに電話すると、彼もちょうど起きたところらしい。電話口でいきなり眠いと言っている。でも2人とも釣りに行くために無理矢理起きた。
5時出発。6時には到着。カスミに比べて30分早く着く。スロープには我々のほかに誰もいない。湖面からは白い蒸気が発している。風がないので寒さは感じない。
さて釣り開始。川のオダとか川のアシとか本湖のブレークとかやって、3時半ごろおしまい。アタリなし。高橋さんは2回合わせの動作をしたけど乗らず。というか、ほんとにバイトだったのか? まぁとにかく2人ともノーフィッシュ。
釣りの話しはこれでおしまい。特に書くべきことはない。でもむちゃくちゃ楽しかったよ。
なんだか牛久って雰囲気がいいね。アシがいっぱいあって鳥がたくさんいていい感じだ。バックシートで昼寝したり弁当食べたりしたい気分だったなぁ。冬だからかもしれないけど川の水質はそんなに悪くなかったし、へんな匂いもしなかった。以前に行ったときは水が臭かったもの。それでとても印象を悪くしてたけど今回で挽回した。いいぞ牛久。
ピッチングしてたときに高橋さんに指摘されたんだけど、TD-Xってよく飛ぶのね。今まではマグネットブレーキをいじらずにピッチングも遠投もしてたんだけど、それじゃダメみたい。マグネットブレーキはいつだって7くらいにしっぱなしだったんだけど、ピッチングのときは0でもいいくらいね。そうするとすごくよく飛ぶ。でも遠投するときにブレーキを強くし直さないととんでもないバックラッシュするから要注意だ。実際おいらは大バックラッシュさせてしまった。
高橋さんは根掛かりをはずすのがむちゃくちゃうまういぞ。そのやり方を教わった。根掛かりしそうになったらまずラインのテンションを緩めてそのあと頭の中で秘密の呪文を3回となえる。それからおもむろにロッドを鞭のように振るとあらふしぎ、どういうわけだか外れました。あちこちのオダで練習してきた。呪文も上手にとなえられるようになった。
バックシートで釣りするのも悪くないものだ。操船する手間がないからいろんなものをリグる気になる。今回竿を2本しか持って行かなかったんだけどいろんなものを投げてみた。スピナベとラバジとテキサスとツネとクランクとバズベイトを投げたのかな。テキサスとかラバジは重さをしょっちゅう変えてた。ワームも種類を変えたり色を変えたりしてあれこれやってた。普段は気持ちに余裕がないしめんどくさいからそれほどリグり直したりはしないんだけど、バックシートだといろいろできて楽しいね。
まぁそんなわけで、のんびりと楽しい釣りをしてきました。もうちょっと暖かくなってくると牛久も人が増えてたいへんなんだろうけど、釣れそうな雰囲気満点のいい釣り場ですね。もうちょっと暖かくなってきたら平日に行って一日中アシ打ちでもしてみたいものです。
2000年2月11日金曜日建国記念日、霞ヶ浦、マルトボート
3キロトーナメントも今回で第5回っすよ。すごくないっすか? 5回も続くなんて思っちゃいなかったんですがねぇ。びっくりしますわ。しかも今回は過去最多の14人。再びびっくり。
参加者は以下の12組14人。
やの
Kawanaさん
atomさん
なぐさん
おおたさん
高橋さん
KENさん&バルサ90kgさん
トライアンフさん
1/16oz.さん&はっちゃんさん
G2さん
mura王さん
Tacoさん
4時半、高橋さんに迎えにきてもらう。荷物を積み込み出発。道中なんのトラブルもなく6時ちょっと前にマルトボートの受け付けに到着。受け付け一番乗りだ。9.9馬力船を借りる。ボート屋の若い衆がやってくるまでマルトのおっちゃんとしばし雑談。マルトのおっちゃんいわく、
今日は風は弱いよ。でも南寄りの風になるから釣れない(きっぱり)。冬の南は一番よくない。でかい魚はシャローに上がってもすぐにディープに引き返しちゃうからね。だからシャローを打ってもでかいのはなかなか釣れない。釣れても小さいのばっか。これ、おっちゃんの30年の経験。
だそうで。口調はだいぶ違うがそういう内容のことを言っていた。朝から厳しいこと言うなぁ。まぁ厳しいことはあらかじめ分かっていたから今さら念押しされてもへこたれない。なんとかなるでしょ。
6時ごろ、ボートのセッティングを始める。荷物を桟橋に運んでいるとKawanaさんがやってきた。いつも早いっすね。しかもチャートのフリースがおシャレっすね。
とっととボートのセッティングをして船を出し、桟橋の外側に係留して競技開始の7時半を待つ。とかやってたら気がついた。時計を持ってくるのを忘れた。腕時計を持ってくるのを忘れたのは常磐道を走っているころに気がついたのだけど、その時点では携帯で時間を見ればいいと思っていた。でもよく見たら、携帯も忘れていた。あ〜れ〜、どうしましょ〜。
でも大丈夫。Kawanaさんにザウルスを貸してもらったから。日本時間のみならずサンフランシスコの時間までわかるすぐれものだ。これでひとあんしん。
7時半、競技開始。ここのところいくらか日差しが強くなりつつあるし花粉情報も始まったくらいだからもう春だ。などと考えて北岸をやる。北岸は南に面しているのだから日差しを多く浴びているはず。さらに、冷たい北寄りの風を避けるのだからあったかいはず。春は北岸から始まるんじゃないのかな。ということで、北岸に向かう。
まずは新川河口から。水深1m程度のハードボトムや3mくらいに落ちるブレーク近辺だとか。主にスピナベとシャッドでやってみる。
新川河口から徐々に東に向かう。石田に寄って、田村にいく途中の水中の岬にも寄って、田村にも寄る。さらに東進し沖宿を素通りし川尻川の西側のエリアに到着。沖に向かって張り出すような感じの堤防ふうの石積み護岸がある。ほどよく南風が当たっていていいような感じだ。ボートポジションの水深は1mちょい。シャッドで流す。流し終わると川尻川だ。河口付近もやってみたい気がしたがオカッパリの人がいたんで断念。川尻川の東側は禁漁区なので通り越し、さらに東進。
崎浜ドックをやってみようかと思ったがちょうどバスボートがやってきた先に入られてしまった。このドックには外壁の5mほど沖に波消しテトラが入っていて、そこをやるつもりだったが入れなかった。さらに東進。赤塚ドック。ここにも波消しテトラが入っている。テトラの内側もやりたいところだがドックにはオカッパリの人が何人かいて、その人たちがドックの壁からテトラ内側をやっているからおいらはやれない。テトラ外側をシャッドで流す。ドックの石積みにはオカッパリの人がいなかったのでちょっとやる。全然ダメだ。
釣りの友社のバスマップには赤塚ドックのすぐ近くにオダがあると書いてある。試しに探してみたら簡単にみつかった。水深3mのところになにやら固いものが沈んでいる。スピナベのスローロールとかテキサスでやってみるが気配なし。
さらに東に行くと出島ポンプ場というのがあって、そこには水門の両サイドに突堤があって、そこをやってみるつもりだったのだけど、やろうかと思ったときにちょうどバスボートがそこから去って行ったのでやるのをやめた。なんだか人が叩いたあとでダメっぽい気がして。
ここからさらに東に行って牛渡ドック近辺の鯉イケス等をやる計画だったがこの頃南風が若干強くなってきたので気分が萎えた。まだたいしたことないけどさらに強くなってきたら帰れなくなるかもしれん。帰れたとしても相当水を浴びるだろうなどと思うと気分がへこむ。
このころ10時ちょっと前。まだ時間はある。一気に南岸に向かう。北岸には春が訪れているかもと期待してみたもののどうやらまだ冬だったらしい。冬だということがはっきりしたので冬に実績ある大岩田近辺に行った方が無難だ。ということで南岸に渡る。
10時ちょい過ぎ。技研前に到着。スロープをやるつもりだったが先行者がいたのでパス。
武器学校前のスロープ。スロープのあっちの方には高橋さんがいる。シャッドで流す。流しているとなぐさんがやってきておいらのちょい先の杭+ゴリゴリ地帯に入る。「ここやっていいですか」となぐさんがおいらに聞いてくるから快く「いいですよ」と応える。なぐさんは杭地帯の岸側に入った。もしなぐさんがそこで釣ったらおいらはその杭地帯の沖側に入るつもりだ。ふふふ。
なぐさんがやってきて、あいさつして、再びスロープを流し始める。流し始めた数投後、スロープの際を通したスーパーシャッド60SPにクククとバイトがあった。10時50分。水深50cmとかだと思う。コツコツとボトムを叩きながらただ巻きしてたら食った。スィープフッキングして取り込んでバネ秤ではかってみると1000g。やっと1匹釣れて一安心。あと1匹釣れば優勝かも。
じょじょに流して高橋さんに様子を聞いてみる。まだ釣ってないらしい。とかなんとか無駄話しながら近寄っていくと高橋さんが血相変えて「だめだだめだ」と言っている。高橋さんはそのとき岸に向かって投げていたからおいらは後ろから静々と近寄っていったのだけど、なんでも場を休ませていたのだという。おいらが通りかかった場所がまさに狙わんとしていたところだったらしい。「だめだよ、そこに魚いるんだから」などとわけのわからないことを言っている。さっきそこでバイトがあったんだけど乗らなかったから今は休ませているところなんだってさ。そんなこと知らないよぉ〜。「いや、すまん」などとてきとうにごまかして遠ざかる。
遠ざかって数分後、後ろでなにやらバシャバシャと水の音が聞こえる。降り返ると、なんと高橋さんが釣っている。さっきおいらが通りかかったところで釣っている。ほんとにそこに魚いたんだ。へぇ。でもおいらが船で横切ったおかげでバスの活性が上がったんじゃないの? なんてことはないですね。
釣れたところですかさず高橋さんに聞いてみると、あろうことか1100gだと言っている。やばい、これで現時点では優勝がなくなった。なんとしてももう1匹釣らねばなるまい。
その後大岩田のスーパー護岸、花室側の河口付近のあれこれ、再び武器学校スロープ、最後にマルト前2〜3mフラットをやってみたがノーバイトで時間切れ。
結局1バイト1フィッシュで100g負けている。あ〜れ〜。
ところがだ、検量の結果高橋さんの魚は1020gでおいらの魚は1040g。わずかに20g上回っている。他の人はのきなみノーフィッシュで魚を持ってきたのがわずかに4人。
やの 1040g
高橋さん 1020g
Kawanaさん 810g
G2さん 650g
というわけで、優勝できちゃいました。たまたま釣れた魚がたまたま一番重かったようです。魚の長さ勝負だったら高橋さんが勝ってたのにね。残念でしたね。おいらの魚は小さくても太ってたんですよ。でかい魚というのはすなわち重い魚と考えていただければよろしいかと存じますです。
あとで聞いたら高橋さんのバネ秤はちゃんと調整してなかったんだってさ。全然荷重をかけない状態で0を指してなかったんだって。バネ秤についてる調整ネジで0調整しないとダメですよぉ。いやでも調整が間違っててよかったですよ。一度落胆したあとで逆転っていうのは喜び倍増ですからね。
今回の優勝はみんなよりも釣り勝ったというような感じじゃなくて、たまたま勝ってたようなものなんですが、それでも一応優勝は優勝だから、これで3連勝ですわ。参加者のみなさん、おいらに3連勝なんかさせていいのかな?
反省と教訓
崎浜〜牛渡エリアはストラクチャーが豊富でよさげに見える。一度じっくりやってみるべし。でも遠いんだよなぁ。
G2さんは葦原で釣った。しかもおいらが普段から無視度100%に認定している葦原で釣ってきた。先入観は捨てたいものだ。
今回釣ってきた4人の共通点を考えてみたんだけど、要はカスミ慣れの度合いじゃないかな。違う? 少なくともおいらと高橋さんとKawanaさんはそうでしょ。カスミばっかりだもんね。しかも釣りに行く回数自体が多い。でもG2さんは西浦で釣りするのは初めてだったんですよね。これすごいっすね。大山から出て釣りすることが多いとはいえ、初めての西浦で釣っちゃうってのはすごいっすよ。さすが。
参加賞に持っていったクッキーは好評だったらしい。我々夫婦は現在有頂天だ。ちなみにこのクッキーのキモは砂糖を少なめにすることで、料理本の8割程度におさえるのがポイントだ。しかしまだまだ改良の余地があるはず。現在模様について検討中。
クッキーのキモは分かっていても、釣りのキモは分からない。誰か教えてくれ。
とりあえず、誰よりも多くカスミに通って4連覇を狙っています。理屈やワザが乏しい分、通ってなんとかするつもりです。
2000年2月5日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート
3キロトーナメントの練習をしに霞ヶ浦に行ってきた。9.9馬力。晴れ。北よりの微風。午後は南風。マルト前の朝の表水温は4.9度。
7時出船。13時半終了。ノーバイト。全然練習になってないんですが、こんなことで来週のトーナメントはだいじょうぶなんでしょうか。だいじょうぶじゃないです。どうしましょ。などと独り言を書いてもしょうがないのでどこで釣りをしたかってことだけ簡単に。
7時、マルト前。激濁り。ボート屋の人が言うには、浚渫作業の影響ではなかろうかとのこと。湖底を掘り返した影響で濁ってるらしい。
8時、マルトのちょい南の蓮河原ドック。噂によるとみお筋がきれいに掘れているらしい。たしかにきれいに掘れていた。
8時15分。大岩田スーパー護岸。いつものようにスーパーシャッドでやってみたもののノーバイト。今日の目的はいろんな場所を見て回ることだからいつもほど丁寧にはやらなかった。なんて言い訳したってしょうがないんだけどねぇ。
9時、花室川河口。ここも濁ってる。この前までは大岩田〜花室川〜武器学校のあたりはけっこう水がよかったんだけど今日はだめ。浚渫作業で掘り返された濁りがここにも来てる。
9時50分。技研前。噂に聞くスロープ脇のゴロタを確認。たしかに、釣れてもおかしくない地形だ。
10時30分。技研のちょい先のドック。テトラがあるところ。ここも水は悪い。
10時40分。清明川河口。河口から沖合い200mまでずっと1mフラット。沖合い200mあたりでナチュラルブレークっぽくなっている。ということを確認しただけ。
11時30分。対岸に渡る。牛渡。鯉イケスの杭をちょっとやってみる。そこから西に向かい、房中ドックと赤塚ドックでやってみる。このあたりは比較的水がいいような感じだ。だからって、釣れるかどうかは別だ。
北岸の様子をみながらさらに西に進む。
12時15分。石田。田村以西は水が悪い。石田も悪い。でもあとから聞いたところによると、石田で釣った人がいたらしい。1200gを2本だそうだ。
12時半。マルト沖のオダ。久しぶりにオダでツネってみた。楽しかった。
その後マルト前のブレークをやって13時半、おしまい。
半日あちこちでやってみたけどノーバイトだった。困った。