2000年1月22日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート
3キロトーナメントというのはですね、
一応おいらが主催しているミニトーナメントですわ。
掲示板での話しの成り行きでやることになりました。
今回が第4回目の開催です。
というわけで、トーナメントをやってきました。その日の出来事について、書いてみますわ。
トーナメントに出場する高橋さんに迎えに来てもらって、高橋さんの車に荷物を積み込み4時30分、出発。道中、今日のタックルについて話しをすると、おいらのセッティングとまったく同じだ。メインはサスペンドシャッド。2人とも、ベルズのスーパーシャッド60と同70をメインにしている。これら2種類がリグってあるほかに、2人とも、スピナベとラバジとテキサスがリグってある。まったく同じだ。製品までまったく同じというわけではないが、種類はまったく同じだ。だからどうだってわけでもないが、なんだか負けたくない気分だ。
あれこれ話しながら外環、常磐と過ぎ6時ごろマルト受け付けに到着。到着したもののまだ受け付けは開いてない。車の中で今日のポイントについて話しをすると、高橋さんは朝一、新川の河口に入ってみるという。おいらもそうするつもりだったのでまたもやバッティングだ。「そしたらいいよ、オレは高橋さんの後ろで釣るよ。で、高橋さんが投げたところで釣っちゃったりして。あとから釣られるとけっこうショックなんだよな。」などと薄暗い中、車のなかで無駄話しをして過ごす。と、まもなくマルトボート開店。
9.9馬力船を借りてセッティングする。7時20分ごろ、全員揃ったところでトーナメント開始。高橋さんは宣言どおり新川方面に向かっている。atomさんは大岩田方面に向かっている。ほかの人達はマルト周辺でやってみるつもりなのだろうか、けっこうそのへんでのんびりしている。さてどうしようか。様子を眺めながら思案すること10秒、本命じゃない新川に入っても集中しづらいだろうからということで、本命の花室川に向かうことにする。
朝のうちは弱い北風。昼ごろいくらか強くなるものの、釣りができないほどにはならなかった。晴れ。朝の気温はたぶん氷点下だったと思われる。ガイドが凍った。朝のマルト前の表水温は5.1度。花室川河口付近は朝のうち4.5度くらいだった。午後、新川河口に入ってみたときは、9度くらいあった。場所によって水温には差があるらしいが、釣れたのは水温低めの花室川周辺だった。水温が高いエリアというよりも、そのエリアの中で水温が高いスポットを気にしたほうがいいのかな? おいらはあまり水温を気にしてないのでよく分からん。
花室川河口付近。河口から40mくらいの沖。先週キロフィッシュが1匹釣れた場所でやり始める。水深1m前後で底はカチカチのところにスーパーシャッド60SP・アユカラーを投げる。ロッドは新品のEVC-602だ。今日初めて使う。こいつで釣れるといいのだけれど。
スーパーシャッド60SPを投げて、巻く。底を小突きながらただ巻いてくるだけ。ヘンなものにぶつかって感触が変わったときだけ一瞬巻くのを止めてバイトを待つ。が、止めるといっても1秒とか2秒くらい。バイトを待つというよりも、根掛かりを回避する気持ちの方が強いかもしれん。というのは、止めてるときに当たったことがないから。でも念のため、バイトを待つような心構えをするように努めている。なんて心構えを披露してみたが、バイトは結局一度もなかった。
スーパー護岸地帯を流してゆく。石積み周辺と杭群に、同じくスーパーシャッド60SPを通す。どんどん流して行く。アタリがないまま、大岩田ドックの近くまで来てしまった。ドックの近くにはatomさんがいる。それを遠目に見ながら最後の杭群を打つ。最初は杭群を横に刻むように流してみるがアタリがないので、杭群の中にボートを突っ込んで縦に通してみる。
縦とか横とか言っても意味が分からんので図を参照。図を見ると、おいらが縦と言ってるのが横のようにも思えるが、おいらは図のように捉えているのでそう思ってくださいな。
さてそれで、縦に、つまり杭群の広い範囲を1発で探れるラインにシャッドを通したらバイトがあった。コツコツと一定のリズムで底を小突いていたところ、コンとはっきりしたバイトがあった。すかさず合わせを入れるとけっこうな重さだ。しかしのんびりしてると杭に巻かれるのでじゃんじゃんリールを巻いてくる。冬なのでそれほど魚は泳がない。どんどんこっちに寄ってくる。もうちょっとで浮いてくるかと思ったときに下に潜る。けっこうでかいかも。今日初めて使うEVC-602は素晴らしい曲線を描いている。なんてことを見る余裕はまったくない。これは推測だ。たぶん美しく曲がっていたのだろう。ぐっとこらえていると竿の弾力も手伝ってようやく魚が浮いてきた。atomさんはおいらが魚と闘っている勇姿を見ているだろうか。そして“バラせ”という念を送ったりしているのだろうか。仮にそうだとしても効かなかったぞ。浮いてきたところですかさずアミで掬い1匹目。1400gのいい魚だ。ことによるとこれ1匹で優勝だ。心の中でよっしゃぁと叫び、あらかじめ水を入れておいたライブウェルに静かに入れる。まだ8時50分。
気をよくして杭群をさらに攻めるがノーバイト。
朝一で入ったところにもう一度入る。日差しによって水温が上がって魚が入ってきたかも。
入ってなかったらしい。
花室川の河口でやっていたアルミに乗った2人組みが去って行ったので入ってみる。幸いオカッパリの人もいない。河口のところの水中の石積みにスーパーシャッド60SPを投げる。と、1投目、コンコンとしたアタリがあった。9時30分、1000g。手に持ったとき、たいしたサイズじゃないか、なんて思ったが、1キロあったよ。なにしろ最初に釣ったのが1400gだったから小さく見えちゃった。
拳に力を込めたりしないように。
まだ9時30分だ。これなら3本目のみならず4本目も釣って入れ替えできちゃうかも。この1キロの魚はあとで入れ替わるかもな。なんて大それたことを臆面も無く考えた私は、この1キロフィッシュにはマーカーを付けたものだ。さすがに1400gが入れ替わることはないだろうと思ったが、1200gをあと2本釣るような気になっていた。
さて、この2本目を釣ったころ、Tacoさんとatomさんがやってきた。atomさんは1本釣ってるという。Tacoさんはまだ釣ってないらしい。この機会にさりげなく、「2本で2キロいってると思うよ」などと軽くプレッシャーをかけておいた。そして次の場所へ移動する。
南に向かう。技研のちょっと先のドックの石積み。オカッパリの人がいなかったのでやってみる。が、やってたら、中学生くらいの4人組みがやってきた。ドックはオカッパリ優先というような気がしたので移動する。
そのドックのちょっと先の水門。ギザギザ鉄板と杭があるところ。全然ダメ。
花室川方面に帰る。高橋さんとすれ違う。Tacoさんともすれ違う。2人とも、いままでおいらがやっていたところとかに入るのだろうか。たぶん釣れないと思うよ。というか、釣れないでくれ。と思ってはみたものの、高橋さんは技研のスロープで1本釣った。おいらもやっとけばよかったよ。
武器学校のスロープをやってみる。さっきまでは数艇のボートが浮いていたが今は誰もいない。チャンスだ。スーパーシャッド60で丁寧にスロープを探る。1回だけバイトがあったが乗らなかった。惜しい。
もう一度、花室川河口に入る。これで3度目。でもダメ。再びスーパー護岸を流す。これもダメ。残り時間はあと1時間半。マルト前に戻ることにする。小さくてもいいから波除けで1本釣ろうと思ったが、その前に新川河口に行く。河口からブレークを伝って石田方面に流してゆくがノーバイト。レンギョをスレで引っ掛けたのみ。レンギョもけっこう浅いところにいるのね。
残り時間40分、土浦港の1mハードボトム。オカッパリの人がほとんどいなかったので岸寄りの浅いところをやる。ざっと流してノーバイト。残り時間20分、マルト前1.5〜2mに最後の望みを託す。やってたら、すぐ近くにいたTacoさんが波除けで釣った。おいらにはバイトがない。波除けに入ればよかったよ。
ここで時間切れ。魚に付けたマーカーはむなしいが、2本で2400gなら上出来だ。
というわけで、検量の結果2420gで優勝しちゃいました。正直なところ、かなり嬉しいです。先週、先々週と練習した甲斐があったというものです。できれば3本目も釣って3キロ以上の釣果を出したかったところですが、優勝できたんだからいいですね。
バス釣りは、楽しいね。
2000年1月15日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート
22日に予定されているトーナメントの練習に行ってきた。5時ごろ家を出て、6時半ごろマルトボートの受け付けに到着。外はまだ暗い。小雨が降っている。でも寒くはない。風もたいしたことはない。弱い北風。これなら釣りはできそうだ。
受け付けを済ませ桟橋に荷物を運ぶ。今日は遠出するつもりがないので6馬力船を借りる。桟橋では、トーナメントに出場予定のJUNさんを発見。じゃなくて、JUNさんがおいらを発見し、声をかけてくれた。お互い、がんばろう。
7時、ボートのセッティングを終え釣り開始。まずはマルト前2mでサスペンドシャッドを少々。波除け付近でもサスペンドシャッドを少々。釣れません。アタリもなし。
7時40分、大岩田ドックのところで釣り始める。ドックの石積みにオカッパリの人がいなかったんで、ちょっとやってみる。グラブのテキサスを石積みの際に数投。その後、スーパー護岸を流して行く。サスペンドシャッド、フットボールジグ、グラブのテキサス、リーパー・ツネでけっこうじっくりやってみた。1回だけ、シャッドにアタリがあって乗ったんだけど、魚の姿が見える前にばれた。アタリはその1回だけ。ジグとかテキサスを杭の隙間にこまめに落としてやったんだけどそれにはバイトが全然なかった。
スーパー護岸地帯をひととおり流すとそこは花室川の河口だ。このとき9時半ごろだったろうか。河口付近の水深1mくらいのところをやってみる。河口から徐々に沖に向かって流してゆく。これまでに花室川の河口付近で釣ったこともないし誰かが釣ってるのを見たこともないのだけど、1月3日にバスボートを見た。河口付近でなにやらやっているバスボートが2艇浮いてた。なのでもしかすると釣れるときもあるのだろう。ということで、やってみた。
ベルズのスーパーシャッド60のサスペンドのやつを適当にあちこち投げてたら、9時50分、釣れた。船首が風上に向いているので風上に向かって投げる。バックラッシュしない程度に思いきり投げる。思いきり投げてもスーパーシャッド60は軽いのであまり飛ばない。でも水深が1mちょいくらいなので巻き始めればすぐに底を小突き始める。底はかなり堅くてコツコツ感がはっきりわかる。魚探には3次反射も濃く映る。そのまま底を小突きながら巻いてくる。と、コツコツだった感触が、グングンというバスが頭を振る感触に変わった。スィープフッキングして寄せてくる。ボートのすぐ近くで走る。ドラグがちょっと出る。が、間もなく浮いてた。浮いてきたがジャンプしそうなそぶりを見せる。ジャンプされると心臓に悪いので竿先を水中に突っ込んでバスの頭を下に向ける。なんていう具合にそれらしくやってたら弱ってきて、ハンドランディングして、釣れた。1300gのいい魚だ。
バス釣りって楽しいなぁ。
さらに同じところに投げる。そしたらあなた、次の第1投であたったよ。乗って、寄せて、ボートの近くに浮いてきた。さてそろそろかがんで手を伸ばそうと思ったら、あろうことか、はずれたよ。これもけっこう大きかったのに、泳いでどこかにいっちゃった。1キロあったと思うよ。ああくやしい。
やっぱり億劫がらずにアミをもってくべきたっだ。ちなみに、トーナメントのときはいつもアミをもっている。余計なやり取りなどせずに、とっととアミで掬い上げる。アミは絶対に必要だ。
さらに花室川河口で粘るが以後ノーバイト。
11時ごろ、武器学校前のスロープをやってみる。やり始めたのはいいが3投くらいしたとき風が強くなってきた。へたすると白波がたってきそうなやばい気配を感じたので、とりあえずマルト前に戻ることにした。マルト前とか土浦港とか石田とか田村とかやってみようかとも考えたけど、トーナメントは大岩田から武器学校にかけてのエリアに決定したので、まだ11時半だけど、もうおしまいにした。JUNさんもここで上がった。が、彼は、これからオカッパリするって言ってた。好きだねぇ。
というわけで、1匹でした。1匹だけど、サイズがよかったんでわりと充実感があります。でも目の前でバラシたのはいただけないですね。今日は結局、嬉しいような悔しいような、といったところでしょうか。
スーパーシャッド60をEVC-603で投げてたんだけど、もうちょっと柔らかい竿の方がいいような気がして、竿が欲しくなってきた。家に帰りついたころ、欲しい気分がいよいよ盛り上がってきた。さっそく、川越POPYEに行った。そこで、EVC-602を買った。ついでに、スーパーシャッドも買い足した。これで来週のトーナメントはもらったようなもんだ。
2000年1月8日土曜日、霞ヶ浦、マルトボート
22日に予定されているトーナメントの練習に行ってきた。高橋さんも一緒だ。atomさんとKENさんもいた。
今日は西浦のいろんな場所を見に行くつもりだから9.9馬力の船を借りる。9.9馬力を借りるのは初めてだ。6馬力に比べて、断然速いね。9.9に慣れると6ではもの足りなくなりそうだ。
曇り。朝のうち、たいして寒さを感じない。でも徐々に寒くなってきた。朝よりも、釣り終わったころの方が寒かった。へんなの。朝のマルト沖の表水温は7.5度。弱い北風。
7時15分、釣り開始。まずはマルト前の掛け上がりでクリンクルカッツのヘビキャロを投げる。ブレーク上の水深2〜3mのところには、スーパーシャッド70SPを投げる。深い方にしろ浅い方にしろ、ときどきラバジも投げる。
7時50分、大岩田。スーパー護岸の石積みと杭群で、スーパーシャッド70SPを投げる。ざっと流したところアタリがない。こんどは、杭群のところにラバジを投げる。1/2オンスのフットボールジグ。ゲイリーの4インチグラブのシングルテールのラメ入り黄緑をトレーラーにする。杭群の間に落として、ツンツンと小さく鋭く底を小突く。
とかやってたら8時15分、ツンと動かしたところ重かった。ビニール袋だか木の枝だか知らないが何かへんなものを引っ掛けたと思って、ピックアップしようとする。リールを巻いてくるのだけど、こんどは手応えがない。よく見たら、ラインがこっちに向かって動いてる。ようやくここで魚だということに気付いて合わせを入れる。そしたら釣れた。800g。
9時30分、武器学校。ドックとスロープをやってみる。
9時50分、技研前。スロープを少々。
その後さらに南下し、あちこちの様子を見る。技研より南に船を進めるのは初めてだ。途中、よさげな場所がいくつかあったが先行者がいたので素通りする。清明川のあたりまで見てきた。
そこから北岸に渡る。川尻川のあたりに到着し、西に向かう。ドックの石積みなんかをやりながら西に向かう。
11時50分、田村。夏場よく釣れたブレークがらみの杭群などをざくっとやる。
その後、石田、土浦港、マルト前2〜3m、マルト沖のオダなどをやるがバイトすらない。最後に投げやりな気分で、マルト前の鉄柵をやる。マルトの桟橋の10mくらい沖にある鉄パイプで組んだ柵のあたりにスーパーシャッド70SPを投げて巻いてくる。沈んでいる枝っぽいものにあたったときだけ一瞬巻くのを止める。とかやってたら釣れた。14時15分、750g。さらにやるがダメ。
14時半、おしまい。
というわけで、なんとかふたつ、釣れました。初バス、です。嬉しいなぁ。
ほんとは3本釣りたいところだけど、まぁ2本でもいいでしょう。ことによったら今日の釣果で優勝ですわ。でも22日に釣れるかどうかは分からない。オカッパリの人がスーパー護岸とかドックとかにいなければいいんだけど、なかなかそうもいかないみたいですね。なにもこんな寒い時期に釣りすることないのにね。
2000年1月3日月曜日、霞ヶ浦、マルトボート
マルトの大会に出てきた。バス釣りするのは1か月ぶりだ。最近、釣れてるという話しを全然聞かないから、久しぶりのおいらにはなおさら釣れないとは思われるけど、なんとなく、出てみようかと思って出てみた。参加者80人。うち、バスボートが20艇くらい。
6時、マルトの受け付けに到着。参加費5000円とボート代を払って支度を始める。船はいつものように6馬力船。7時ごろにはセッティングを完了し、桟橋に係留したままKawanaさんとしゃべったりして開始を待つ。桟橋付近の水温は6.2度。弱い西風あり。晴れ。
7時半、トーナメント開始。スタート地点で釣りを始める。マルト前ブレークの深い方にラバジやらツネやらを落としてみる。ブレークを上がった3mくらいのところや、2mくらいのところもやってみる。浅いところはサスペンドミノー中心でやる。
土浦港もやってみる。Kawanaさんが波除け付近をやっている。釣ったと言ってる。羨ましい。
大岩田まで行ってみる。スーパー護岸をやろうと思ったら、すでに2艇のボートが入ってた。その先のスーパー護岸には、わざわざウェーダーを履いて護岸まで渡ってきた釣り人が何人かいてふさがっている。正月3日にウェーダーまで履いて釣りをする人がいるなんて、予想外だ。おいらのやるところはない。
武器学校のドックとスロープをやる。バイトすらない。
あまりにダメな感じなので、対岸の田村に行ってみる。田村方面は風表で釣りにくそうだけど、案外、いいかもよ、なんて、あらぬ期待をいだいてみたり、みなかったり。
田村もだめ。
ふたたびマルト前。波除け付近でサスペンドミノーを引いてたら、かすかなバイトがあったような気がしたが乗らず。マルト前2mでも、ミノーにバイトがあったっぽいが、また乗らず。3mから落ちるブレークの斜面でも、ツネにバイトがあったが乗らず。
ショートバイトをとる腕が必要らしい。初心者のおいらには無理だ。
最後に石田。ノーバイト。
というわけで、ノーフィッシュで終わってしまった。参加者80人中魚を持ってきたのが24人だったそうだ。そんな厳しい状況のときに、おいらに釣れるわけがない。
練習したい気分だ。