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下広谷の謎の石像

埼玉県川越市下広谷/2006年10月26日撮影

東武東上線若葉駅から下広谷方面を目指して歩いてみました。
庚申塔は見つかりませんでしたが、マーカーの地点で素敵な石像を発見しました。


これがその素敵な石像。きれいに整地された畑の中にたたずむ2体。いったいこれはなんなんだろう。

もう少し近づいてみても、字が読めなくてなんなのか分からない。仏っぽい感じでもないし、庚申塔の青面金剛みたいにいかつくもない。向かって右の人なんかは気のいい村人といった風情。左側の座っている人はなんだろう。ちょっと困り顔にも見えるのだけど。気のいい青年の従者とか弟子とか?

庚申塔ではなかろう、ということくらいしか分からないのだけど、なんだか素敵な石像だと思います。特に青年のたたずまいがグっとくる。人はみなこうありたい、というお手本のような人物なのかも。

下の写真は、畑の石像から小学校方面に100メートルほど進んだところにあった供養塔。民家のブロック塀の一部がこれら供養塔のために窪んでいました。

左の塔には「明和六」(1769年)と刻んであったので、そこそこ古いみたいです。サツマイモの栽培で有名な青木昆陽が死んだ年だとか。ちなみに、愛知県の明和高校は1749年に創設された明倫堂を祖とするそうなので、この像よりも古いです。