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越生梅林の庚申塔

埼玉県越生町/2007年2月16日撮影

毛呂山の病院に行ったwaka-yを迎えに行ったついでに越生梅林に寄ってみました。


多くの木はまだつぼみでしたが、満開に近い木もちらほら。

梅林への入り口に祠。「庚申堂」だそうで。賽銭箱と鐘があって神社風。


祠におさまっている庚申塔の全体。比較的落ち着いた風情の青面金剛。

作成年は宝永4年(1707年)。なかなか古いのに塔の状態は良好。祠が風雨をさえぎってくれるからか。



幸い顔は削られていない。頭には蛇を巻いているのかも。頭の両サイドには太陽と月(この画像では見えていないけれど、ありました)。向かって左が太陽で右が月。右手(上)には剣。左手(上)には輪(りん)。

太陽(左)と月の拡大図。

中段の手は合掌。ここはやはりショケラの髪の毛をムギュっと掴んでいてほしいところ。

右手(下)には矢。左手(下)には弓。

残念。邪鬼を踏んでいない。写真では分かりにくいのだけど、ニワトリは描かれています。たぶん向かって左が雄鶏で右が雌鳥。

三猿はいない模様。あるいは、かつてはいたが削れちゃったとか?