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宮鼻の庚申塔

埼玉県東松山市/2007年3月31日撮影

国道407号線を坂戸から東松山に向かい、高坂橋を渡ったら右のバイパス側を進み、九十九川の手前で細めの路地を左に入ってすぐのところに祠に入った庚申塔がある。


坂道の途中に祠。



左側のお地蔵さん(だかなんだか)。



元文5年(1740年)の庚申塔。

「武州比企郡 施主大黒部村中」と彫ってあるが、現在の地名としては大黒部ではなく宮鼻に位置していると思われる。もともとこの位置にあったのかわからないし、それにこの場所は宮鼻と大黒部の境界に近いので、細かいことは気にしない。



塔上部中央に何か彫ってあるっぽいが、読めない。

太陽と月も彫ってあるが、どちらが太陽なんだろう?

青面金剛の頭にはとぐろを巻いた蛇。



中段の左手でショケラをつかんでいる。青面金剛にぴったりとしがみついているようで、なんだか悲しげ。

中段の右手に持っているのはなんでしょう? 金剛鈴ですかね?



屈服した風情の邪鬼と、左右のニワトリ。その下に三猿。