home庚申塔を探せ → This Page

樋の口橋南の馬頭観音

埼玉県坂戸市新ヶ谷、東和田/2006年10月28日撮影


坂戸市新ケ谷と戸口の境界付近に真谷寺というお寺があって、そのお寺の墓地のすぐ横で馬頭観音を発見。馬頭観音の位置している場所は新ケ谷なのか戸口なのか判然としないのだけど、真谷寺が見つかれば簡単に見つけられると思います。地図上の右側のマーカー地点。

そこから少し北上し、突き当りの通りを西に進むと、関越道が迫ってきます。関越道の少し手前にまた別の馬頭観音があります。地図上の左側のマーカー地点。

下の写真が真谷寺のそばの馬頭観音。畑でも道でも墓地でも寺でもないような、どういう属性なのか分からない土地に立っています。


邪鬼を踏まずに蓮に乗っているので馬頭観音ではないかと。側面には「天明三癸卯」(1783年)とあります。ちなみに「癸卯」は「みずのとう」あるいは「きぼう」と読むそうで。



真谷寺から越辺川の上流方向に進んでいくと道端になにやら石碑のようなものが(赤い矢印のところ)。青い矢印のところにかすかに白く見えるのは、関越道を走るトラックの荷台。

中心の「馬頭尊」の文字の右側には「明治十八年三月建立」(1885年)とあります。左側は「東和田村/願主 渡辺佐吉」。この馬頭尊は新しいので文字が読みやすい。