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ヘラブナ釣行記−2003年12月

2003/12/27 椎の木湖

レンジじゃなくてちゃんと鍋で作るウドンがマイブームのXさんと椎の木湖へ。ちなみにおいらのマイブームは言わずと知れた両グルテン。ちょっと釣り方を間違えるとちっとも釣れないので有名な椎の木湖で通用するだろうか。

入場時間の6時半を10分ほど過ぎたころ到着。駐車場は平日並みにあいている。入場すると人はまばらで場所は選び放題。先に入場していたXさんを1号桟橋渡り横に発見。スノコで雪かきをしている。渡り横137番を譲ってもらう。雪かきをしてから釣り支度。

12尺、底、両グルテン
新ベラグルテン底1+わたグル0.2くらい+水1
グラン3、04、50cm・57cm
ボディー12cm、PCムクトップ

サワリはほどなく出てきたが、アタリが出るまでに小一時間かかっただろうか。ウウと押さえたりムムと緩く落としたりするようになってきた。しかしこれがことごとくカラツンかスレ。その後、ツンと鋭く落とした。こういうはっきりしたアタリはこれまでなかったが、このアタリでようやく1枚。

それからも、緩いアタリはいくらでも出るがさっぱりダメで、鋭いツンやチクだと釣れる。しかしそういうアタリがなかなか出ない。エサかしら? ということでエサを柔らかくしていったところ、パタパタと3枚ほど釣れた。柔いエサがいいのかも。

ということで、柔らかめのエサでやっていく。が、またアタリがなくなった。何が悪いのかさっぱりわからん。今日は食わない日だな、くらいの諦めムードが漂いつつある。

午前中の釣果は15枚くらいだったかな。

午後も柔らかめで続ける。鈍いアタリはあまり取らないようにする。しかし鋭いアタリはなかなか出ない。

1時半だか2時だかになって思いついた。逆に硬いエサがいいのかも。食いが悪いんだから締める方向と考えるのが普通なんじゃなかろうか。さっきはたまたま柔らかいので食ったけど、アタリが続くとしたら硬いほうかも。

というわけでエサを作り直して再開。わたグルの配分を多めにしたもの。

そしたらこれは正解だったようで、30分で5枚くらいのペースになった。が、そこが今日のピークで、あとはポツポツ。それでも午前中よりはマシで、最後までにいくつか拾って終了。

27枚、17キロ。

自動検量機のある釣り場は久しぶりだったので、計らずにそのまま逃がしてしまった魚が2枚あった。なのでほんとての釣果は29枚。釣る、タモに入れる、針をはずす、逃がす、という一連の動作がみのわだ湖で染み付いしまった。黙ってるときはいいのだけど、Xさんとしゃべっているときに体が勝手にそう動いてしまった。

次回の椎の木湖のためのメモ

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2003/12/25 みのわだ湖

新ベラが元気なことで有名な地元のみのわだ湖へ。クリスマスなのでみんなデートとかで忙しいのか、今日は一人での釣行。6時半に家を出れば7時前に着いてしまう。釣りに行くときはいつも、コンビニで買ったオニギリ2個を食べながら釣り場に向かうのだけど、これじゃ2個食べきる前に到着してしまう。

7時ちょっと前に到着。事務所下桟橋の深いところで底釣りをする。竿は21尺。穂先から60cmくらいのところで底が取れた。エサを作って底立てして、それから釣り代を払いに事務所に行って、7時15分ごろ釣り開始。

21尺、底、両グルテン
道楽秋SP1+アルファ0.2くらい+水1
グラン3、40cm・45cm
ボディー16cm、パイプトップ

1投目。2つなじむ。タナはOK。そのままにしておいたら5秒後くらいにピョコンと動いた。無視すると、ジワ〜となじみなおして、チク。空振り。

2投目、2つなじむ。1つ上げる。チク。空振り。

3投目。2つなじむ。そのままズル〜。ワカサギ。

4投目。2つなじむ。しばらく待ったところで1つ上げる。ツン。空振り。

5投目。2つなじむ。フワ〜と半節上がってチク。1枚目。

それからコンスタントにアタリが続く。1つなじんだところでそのままツンと落としたり、2つなじんだ直後に落としたり、ムムと押さえたり、モワ〜ンと上がってきたりして釣れる。要するに、なんでもいいらしい。8時半までに20枚。だいたい時間15枚のペース。

ちょっと飽きてきたかも。と一瞬思う。しかし、「じゃあ何かい、このペースを1日続けられるとでも言うのかね、キミは。そういうぬるいこと言うな。」と自分を戒め、さらなるペースアップを目指す、くらいの気持ちで緊張感を持続させることにする。

案の定、ちょっとずつペースが落ちる。早いアタリの空振り率が高まった。が、それなりのペースを持続して、11時半までに48枚。朝からのトータルで考えると、時間あたり11枚。

自転車に乗って様子を見に来たと昼食。ドリップコーヒーを飲みながら、ヤオコーのパン屋さんのパンを食べる。

さて、午後の部。

アタリは相変わらず続いている。待たなくても、早いアタリが勝手に出る。しかしこれが乗らない。朝はほとんど全部乗っていたが、ほとんど全部乗らなくなってきた。エサ落ち付近まで待ってチクと入れば乗るようだが、毎回そこでアタリが出るわけじゃないからそのアタリに絞るのはいただけない。ここでようやくずらしていくことに。

半節分くらいずつずらしていく。たいして好転しない。全部で5cmくらいずらしたとき、腹にスレてきた。こりゃずらし過ぎかしらね。なんだかタナに信用が置けなくなってきたので、タチを計りなおす。が、朝一で計ったときとほとんど変わってない。別に掘れたわけじゃないらしい。タナ以外の要素が悪いんだろうということで、トントンからやり直す。アタリの取り方を重視してやってみることに。

早いアタリは相変わらず出ているが、これは乗らないから無視する。2つなじんだあと、少しでも上げてきたところで鋭く入ると乗る確率が高いようだ。押さえるようなアタリや、ゆるく沈むアタリはまず乗らない。上げたあとの鋭いアタリに絞る。

これでまたいくらかペースが持続するようになり、最後までなんとか持ちこたえた。

トータル76枚。午後は3時間半で28枚だから、時間あたり8枚。

というわけで、みのわだ湖は依然新ベラパワー炸裂中。ただ、型は宙のほうがいいらしいです。今日は7、8寸主体と小ぶりでした。しかしこれだけ釣れば充実感があります。ぬるい考えを捨ててよかったなぁと思える一日でした。

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2003/12/21 加須吉沼

エボの今年最後の例会に参加。場所は加須吉沼

加須吉沼といえば、今月7日に行ってオデコを食らったという恐ろしい池。そのときは主に底釣りをしたのだけど、強い横風でサワリもアタリもあったもんじゃなかった。それでも30枚だか40枚だか釣ってる人はいるのだからなにかしら釣り方はあるはずだ、と理論的には思うけれど、実感としてはサッパリ感満点。例会当日の天気予報を見ても、6メートルほどの西風が吹くらしい。なにをしたものか。

作戦

風がなければ底釣りでそれなりに楽しめるだろうとは思う。しかし横風のときの底釣りは辛い。第一に、長い竿を扱うのがやっかいだ。場所によっては21尺が必要になる。第二に、流されるとエサが地面を引きずられるので、そんなときは釣れるような気がしない。第三に、魚が食ったとしてもアタリが浮子に表れにくい。というわけで、底釣りでまともな釣りになるイメージはまったく持てない。

浅宙は、浮子が横に流されて釣りになるとはとても思えない。しかも、ちかごろ全然そういう釣りをしていないので、釣れるイメージが少しもない。

残るはチョーチン。ウドンのセットはこの冬まったくやっていないので、両グルテンでやりたい。どうしてもアタリが出なかったらバラケを付ければよかろう。問題はタナ。最初に考えたのは、底から1尺なり2尺なり切ったタナ。おそらく、18尺とか16尺になるだろう。このへんがよさそうだ。といったんは決めた。しかし加須吉沼のホームページを見てみると、例会前日にあたる20日の釣果結果が載っている。その日のトップは12尺テンテン・両グルテン。これを見てタナは12尺に決定。竿が短いぶん釣りやすい。

といっても、両グルのテンテンなんてこれまでに1回しかやったことがない。というか、宙の両グルは数えるほどしかやったことがない。1日を通して取り組んだことは1度もない。まともにやったと言えるのは先日のみのわだ湖が最初。そのときは、新ベラのおかげでたまたまいい釣りができたが、同じような動きになるとは思えない。なにぶんにも経験不足で、状況にうまく対応できるだろうか? なかなか難しいだろう。が、みのわだ湖では理想的な浮子の動きを経験できただろうから、とりあえずその動きを目指してみよう。経験不足のところはダンゴの釣りの類推でがんばってみる、ということではなはだ心もとないが、ほかに選択肢が思い当たらないからこれで行く。

スタート

前日の作戦どおり、12尺テンテン・両グルテンで始める。それなりに強い横風が吹いている。

12尺、テンテン、両グルテン
新ベラグルテン山盛り1+新ベラグルテン底山盛り1+水2
グラン5、50cm・65cm
ボディー12cm、PCムクトップ

ホクホクのグルテンを親指の先大と、大きめに付けて打ってゆく。5投目くらいから、サワリが出だしたような気がしてくる。しかし風のせいで定かでない。ホクホクのエサをさらに打ってゆくと、しだいに弱い受けが入ってきた。魚がいることを確信する。

15尺テンテン・両グルテンをやっているgizumoさんはすでに何枚か絞っている。今日はタナが下がったのかな、と不安に思う。隣のXくんも、タナが違うんだろ、と言っている。しかし受けが入るくらいなんだから、このタナで釣れないはずはない、と自分に言い聞かせる。

地道に寄せることに徹する。アタリはじきに出てくれるはず。しかしそれらしいサワリがちょくちょく出るものだから、そのたびに待ってしまう。リズムが狂うことは意識しているのだけど、なかなかエサが切れない。このへんが経験不足。

gizumoさんが5枚くらい釣ったころだろうか、ようやくアタリ。深くなじんで、1つ上げたころでツンと明確に落とした。

これでアタリが続けばいいのだけど、なかなかそうは行かない。触りながら深くなじんでおしまいになってしまう。少しずつ、エサを小さくしてゆく。そのぶん、手もみを増やす。これまで1節残しくらいにまでなじませていたが、こうすると3節残しくらいのなじみになる。そこから1つ戻すまでの間にアタリがいくらか出るようになってきた。

それと、たて誘いで2枚ほど釣れた。1つ戻したところでちょっと待ってアタリがなければ、浮子のトップが5節分くらい浮き上がるような感じで縦に誘う。浮き上がったトップが沈み込んだところでツンと落とし、釣れた。

ということがわかったあたりでエサがなくなった。11時ごろだったろうか。釣果は10枚。gizumoさんには大きく離されているが、これでもいいほう。昼食をとって午後の部に期待。

挽回

さて午後の部。両グルテンではアタリが出なくなったと言って、gizumoさんはこのころ、バラケにグルテンのセットに変わっている。実際午前中のおいらは、gizumoさんに比べて格段にアタリが少なかった。しかし弱いながらも受けだけはなんとか出るので、それなりに釣れるはずだ、と無理やりぎみに信じる努力をする。というのは、セットをうまくやれるような気がしないから。それに、バラケを作るのがめんどくさい。どこかに答えがあると信じる根拠は「受け」だけなんだけど、信じてみることに。

おいらがダンゴをやる場合、エサをタナに入れたいがためにエサをしっかりさせる傾向にある。そうすると受けが減り、アタリが遠のく。受けつつ入る、というのが理想だろうが、入ることを重視しすぎて失敗することが多い。そのあたりのことを考えると、受けが入るというのはかなりの好条件だと思われる。ダンゴに比べてグルテンはエサを持たせるのはラクだから、「受けつつ入る」がすでにできている。じゃあ何が悪いのか? エサかしら?

ということで、エサの配合をちょっと変えてみる。開きを抑えたほうがよかろうということで、アルファー21を混ぜてみた。

新ベラグルテン1+新ベラグルテン底+アルファー0.3くらい+水2

これを小指の先大に付ける。エサ落ちは3節沈み。そこから5節なじむ。つまり3節残し。なじみきった状態から1節戻すと、ちょうど赤が沈んだところ。もうひとつ上がって、赤が出るまでのところでアタリが出る。長時間待つことはせず、毎回、縦誘いを入れる。

これをひたすら繰り返す。午前中よりもアタリが増えてきた。アタリの遠い時間帯というのがどうしても訪れるが、対処方法がわからないのでそれは我慢する。一方、アタリの続く時間帯というのも訪れて、それなりに釣果を伸ばす。一番いいときは4連荘。

しかし残り1時間というころにアタリが激減。理由はサッパリわからないが、ヘラが飽きてきたんだろう、と勝手に決め付ける。そこでエサを変更。

道楽秋SP1+水1

これで数枚を追加して終了。34枚、18.8キロ、だったかな。結果発表を聞かずに早引きしたので確かな結果はわからないが、たぶん2位。gizumoさんにはどうしても釣り勝てない。釣り方を見出すのに午前中いっぱいかかってしまうところがなんとも弱い。といっても、それなりの釣り方を見出せただけでもいいほうなんだけど。


というわけで2003年の例会は終了。年間順位は4位かしら? どうもおいらには爆発力が欠けるな。

ときに、この1年間、エボのメンバーとして例会に参加してきたのだけど、今日の例会を最後にやめることにしました。おやぶんがずいぶんと残念そうにしてくれたのでホロリとしちゃったけれど、いくつかの理由から、会というのはおいらには向かないと考えるに至りました。

理由1:釣り場
いろんな釣り場でウデを競ったほうが総合的な実力評価ができるだろうということで、いろんな釣り場で例会が開催されると思うのだけど、お金を払ってまで釣りをしたくないや、と思える釣り場がけっこう多いんですよねぇ。どうやったって釣れないよ、というところや、遠いわりに魅力が見出せないところに行くのがなんだか億劫に感じられちゃって。

理由2:日曜日
なにしろ自営業なものですから、平日に釣りに行けちゃうんですよねぇ。休日の厳しい状況の中で打開策を模索するのが趣味なら日曜日がベストなんですが、楽しく釣りがしたいだけだったりするものですから。ウデを磨きたい、というか、答えやメカニズムを知りたいという気持ちがあるので、そういう点では例会も悪くはないのですが、例会じゃないふつうの釣行のほうがよかったりしますし。例会となると人の釣りを見る気持ちの余裕が持ちにくく、答えを知るチャンスを逸するけれど、いろんな人とふつうに釣りに行けばいろんな釣り方を学びやすい。つまり、会のみなさんと例会以外のときに釣りにいったほうがプラスだったりもするのかな、と。

理由3:会の趣旨
エボとはエボリューションの略で、「釣り人として進化する」というのがこの会の趣旨なわけですが、なにを隠そうおいらはこの趣旨に感銘を受けて入会を決断したのです。ところがこの1年を通してみると、この趣旨はもひとつ活きていなかったように感じます。気のせいかもしれないけれど、なんとなくそんな気がして。これはもしかすると、例会という競技が開催されている最中に学ぶことは難しい、ということの表れなのかも。上の段落で書いたように、例会以外のときのほうが真似してみたり試してみたり、ってことがやりやすいですもんねぇ。とはいうものの、会に入ったことでおいら自身は多くのものを得たという感触があります。

理由4:制服
いやはや、これは勝手な物言いですが、おいらは帽子にしろブルゾンにしろ、おそろいの格好に嫌悪感を抱かずにはいられないタチなのです。警察官だとか店員だとかといった、制服が必要だと明らかに認められる立場にもしおいらがあるのなら制服も許容できるのだけど、会の結束を示すために制服は必要ない、と思えてしかたなくて。

ざっとこんなところでしょうか。読んでもらえたならお分かりかと思いますが、会の運営に文句があるわけじゃなくて、おいらが勝手なだけですよねぇ。なのでおやぶん、来年以降もこの調子でどうか会を盛り立てていってください。ゲスト参加するのが楽しみなんですから、などとまた勝手なことを言ってみたり。

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2003/12/18 みのわだ湖

買ったものはとりあえず使ってみたいというのが人情だ。

というわけでめまるさんに電話してみると、釣りに行けるらしい。どこに行くかが問題。深い池に行かなければならない。当初おいらは羽生吉沼に行くつもりでいたのだけど、ホームページを見てみるとミニ賞金大会だと書いてある。吉沼の最深部で思う存分竿を振るというおいらの目論見は達成できそうもない。

さてそこで思い当たるのが地元のみのわだ湖。最深部で6メートルちょっとくらいある。ただ、問題は横風に悩まされそうな点。しかし、まずは何枚か釣れれば十分なわけだから、風が酷くなるまでのあいだ振ればいい。というわけで、めまるさんと一緒にみのわだ湖へ。

7時ちょっと前に到着。めまるさんはまだ来ていないようだ。池の様子を見てみようと車から降りると、ジョボジョボと何かを流し込むような音が聞こえる。池のわきに大きなトラックが止まっている。黒っぽい半固形物が混じった不穏な流体をトラックから池に流し入れている。産業廃棄物かなにかだろうか、えらいことだ、池の管理人はなにをやっているんだ。

と思ったら、新ベラの放流だった。放流風景を見るのは初めてだ。へえ、こうやって入れるんだ、水合わせもせずにいきなり池に入れちゃって平気かしら、とか思っていたところにめまるさん登場。新ベラ狙いに浮気するようなことはなく、当初の目論見どおり深い場所で深いタナをやる。

21尺、底、両グルテン
新ベラグルテン底山盛り1+水1
グラン3、40cm・45cm
ボディー16cm、パイプトップ

タナは上バリトントン。エサを打ち込んでみるとちょうど2節なじむ。おいらとしては、2節なじめばタナはトントンだと認定。なじんだまましばらく放っておくと、モヤモヤとしている。さらにしばらく放っておくとチクと入るが空振り。しかし魚はいるっぽい。2投目。モヤモヤしてたと思ったらズルーとトップが沈んでゆく。3投目と4投目もズルズルした感じのおかしな動きが出て空振り。そして5投目でワカサギがスレ掛かり。

それから5投くらいのあいだ、ワカサギライクなへんなアタリが出っ放し。しかしツンとハッキリ落としたときにヘラブナ1号。それからはアタリが続き、まずまずのペース。リャンコも1回。10時半くらいまでに15枚。ここでエサがなくなった。横風で釣りづらいので21尺はおしまい。使い心地は味わえた。

ときに、今日初めて使った21尺というのはシマノの閃光G。以前別のメーカーの軽量竿を折ったことがあるので軽量竿はヒヤヒヤだったが、使ってみると予想外に頑丈な感じで安心。荒っぽく扱うわけにはいかないだろうが、普通に使って折れるというのは考えにくい、と思える感触。さすがに軽いだけあって、振るときや取り込むときの使い心地は嵐水18尺とさほど変わらない。おいらにはうまく扱えないかも、とちょっと危惧していたのだけど、これならなんとかなりそうだ。

というわけで、閃光Gはきっと素晴らしい竿なんだと思います。

さて、ここで昼食。今日は魔法瓶にお湯を入れて持っていった。そしてコンビニでカップラーメンを買っていった。冬はこういうのがいいですね。しかしおいらの魔法瓶は600ccくらいの容量しかなくて、これじゃちょっと少ないことが判明。カップラーメンを食べたあと、インスタントコーヒーを自分の分だけいれるのならいいのだけど、めまるさんにコーヒーを振る舞うには足りない。その点めまるさんはソツがなく、1.5リットル入るポットを持っていた。カインズホームに行って買ってこなければ。

さて午後の部。新ベラ狙いというほどのことでもないが、もうちょっと浅いところをやってみることに。風がわりと強いので10尺テンテンあたりでどうだろう。ちなみに竿は、シマノが誇る不朽の名竿「先ぬけ」。

10尺、テンテン、両グルテン
新ベラグルテン山盛り1+新ベラグルテン底山盛り1+水2
グラン4、50cm・65cm
ボディー12cm、PCムクトップ

魚がいるかと不安でもあったが、数投でサワリが出始める。なじみ切ってちょっとしたところでチクと入ったので合わせてみると釣れていた。しばらく続けるとアタリが多くなってきたが、なじみながら落とすようなことはあまりない。なじみ切ってモヤモヤしているときにツンと落とす。

さらに続けていると、浮きがモワ〜と上がってきた。3節くらい浮いただろうか。スレたかな、と思って竿を上げてみると、釣れていた。そういうのが3回くらいあった。13尺で同じ釣りをしているめまるさんも、食い上げで釣れたと言っている。それから注意深く浮きを見ていると、なじんだあとやなじみながらヌル〜と沈み込むような動きがある。大きなサワリだ、と思っていたが、どうやらこれもアタリらしい。合わせてみると食っている。これがいわゆる新ベラのアタリといういうやつか?

しかしそのヌル〜は、アタリだと思ってはいてもけっこう手が出ない。あ、今のアタリだったかも、と見逃してしまう。しかしそのあとモワ〜と食い上げてきて、それで釣れる。ツンとかチクとかいうアタリもあるのだけど、こっちはカラツン率が高い。とはいえもちろんそれは合わせる。しかしヌル〜とかモワ〜ンとかいう感じの緩い動きのほうがよっぽど釣れる。そのへんのところが分かってきたころからいくらかペースアップ。最後の1時間は14枚釣れた。そういうアタリに慣れてる人だったら2時間で40枚とか釣れちゃうのかも。

というわけで、今朝入ったばかりの新ベラに助けられて最終釣果は54枚。いろんな釣りが楽しめるみのわだ湖は素晴らしい釣り場です。


新ベラでバクバク、みたいな経験はこれまでしたことがなかったのですが、今日、初めて味わうことができました。新ベラ放流に狙いを定めて釣行する、というほどの気分にはなりませんが、ときにはこういうのもいいですね。ある程度慣れないとヘンなアタリに反応できないし。今日は変わったアタリをずいぶんと見ることができてよかったです。この冬取り組んでいるグルテンの釣りにプラスになったかも。

閃光Gは予想以上に引けるんだなぁと思いました。さすがに嵐水ほど強くはないかもしれないけれど、実用上十分だと感じました。椎の木湖あたりの魚でも、しっかりためてやれば十分上がってくるんじゃないかしら、という感触。こんどは吉沼の底釣りかなんかで使ってみたいです。

ときに、今日の釣行記では竿の名前をわざわざ書いていますが、これは、シマノの人がおいらのページの宣伝効果を認めて竿を提供してくれないかしら、という思惑によるものです。

みのわだ湖はあまり人気がないようですが、なぜなんですかね? 林に囲まれているロケーションもいいし、水深があっていろんな釣りが楽しめると思うのだけど。事務所前のパソコンのオブジェがヘンだから、とめまるさんは言っていたけれど、おいらはあれがけっこう気に入っています。たしかにヘンなんだけど。

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2003/12/10 みのわだ湖

めまるさん、「へらが好き」さんとの3人でみのわだ湖へ。西の入り江桟橋の北端に並んで座る。7時半ごろエサ打ち開始。

18尺、底、両グルテン
道楽秋SP1+わたグル少々+水1
グラン3、40cm・48cm
ボディー14cm、パイプトップ

水深は3メートル程度だが、この時期、油断するとオデコなんてこともあるので沖を狙ってみることに。

1投目から魚がいるっぽい気配が少々。3投目にツンと落として1枚目。早くもオデコ脱出。管理池なんだから釣れるのがあたりまえ、だなんて無邪気に思えない今日このごろ、この1枚でほっとする。

毎回のようにアタリが出るが、もひとつ乗りが悪い。カラツンの中からポツポツ拾う。8時半だか9時だかまでに6枚。

このころから風がいくらか吹いてきた。若干向かい風っぽくて、18尺は振りづらい。隣のめまるさんはまだ21尺でがんばっているが、へら好きさんが11尺底で釣ったので短竿に変更することに。

竿を12尺に変更。横風でいくらか波立っているのでウキはPCムクにする。エサやハリスは18尺のときと同じ。

沖に比べてアタリが減るようなこともなく、ポツポツペースを維持。朝に比べるとアタリは減ったが、カラツンも減ったのでペースはさほど変わらない。

午後はアタリが遠くなる。落ち込みのサワリが強くなってきたことからして上ずったんじゃないかとは思うのだけど、どう対処したものか分からないのでそのまま続ける。そのうち魚が下がってくれることを祈るばかり。といっても、待ってればアタリは出るので退屈はしない。


西の入り江桟橋北端で釣りをするおいら(白服)とめまるさん(赤服)。写真を撮ったのはへら好きさん。逆光なのでわかりにくいが、よく見るとおいらは絞っている最中。「写真撮るから絞ってください」と言われてかなり経ってからようやくヒット。「写真撮るから釣ってください」と頼むとすぐに釣ってしまうgizumoさんとは大違い。


どういうわけか立て続けに釣れるタイミングが訪れたりもして、なかなか楽しい。しかし数枚釣るとアタリが遠い時間帯に突入する。どういうわけでそうなるんだろう? このメカニズムを解明して対処法を編み出せば両グル名人になれそうなんだけど、分からない。

というか、いまこれを書きながら思いついた。ダンゴの釣りから類推すると、こういうときは硬いエサを小さく付けてしばらく打っていればいいのかも。おいらの場合、ダンゴでもグルテンでも、使っているうちに柔らかくなっていく傾向があるので、こんどからはエサボウルのヘチに硬い元エサをある程度残しておくことにしよう。これで両グル名人に1歩近づいたかも。

というわけで、今日も一日両グルの底で通しました。釣果はちょうど40枚。この時期これくらい釣れれば十分ですね。楽しめました。みのわだ湖はなかなか素晴らしい釣り場です。朝なら20分で行けるし。こんどは深い場所に入ってやってみようかと思います。

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