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ヘラブナ釣行記−2003年3月

2003/03/31 ビン沼川

今日は、前の部屋でガスやら水道やらの清算をして、そのあと部屋を不動産屋に引き渡す日だ。午前中に向こうに行って、ガス屋やら不動産屋やらが来るのを待っていなければならない。本でも読んでいれば済むだけのことだから夫婦揃って行く必要はない。そこで妻は「わたしが一人で行ってこよう」と言う。一人で行かせるのもなんだか悪いので「車で送って行こう」と親切心を発揮するフリをしつつ、釣り道具を車に積み込む。

9時半、ビン沼川、アルファー運輸下に到着。

平日なのに大勢の釣り人がいるが、いい感じにあいている場所があった。左右の釣り人と20メートルくらいは離れている。晴れで無風。流れもない。桜がちょっとだけ咲いている。ざっと見渡すと絞っている人もちらほら。釣れ釣れの予感。

15尺、底、両グルテン
エサ:新ベラグルテン底山盛り1+水1
道糸:08
ハリス:04、グラン4・33cm・40cm
ウキ:ボディー6cm、パイプトップ

タチは2本くらい。振り切りと落とし込みで水深が変わってしまう。どのみち正確には測れないのでだいたいこんなもんだろうという位置にウキをセットして1投目。振り切って3節くらいなじむからタナはOK。おまけになんとなく魚の気配。そして3投目に早くもカラツン。期待を込めて4投目。なじんでからすぐに上げてくる。やっぱり魚はいる。そしてツンと分かりやすく落として1枚目、だけでは終わらず、2枚目も一緒に釣れた。6寸くらいのと7寸くらいのとのリャンコ。いったいどうなってるんだ。

それから30分くらいの間にパタパタと3枚ほど追加。その後アタリは若干遠くなるものの、サワリとアタリは途切れない。ポツポツと拾ってゆく。携帯を忘れたので時間はよく分からないのだけど、たぶん昼ごろには15枚ほど釣っていた。そのころ集金のおじさんがやってきて、400円を支払う。これだけ釣れて400円なら安いもんだ。気持ちよく支払う。

しばらくすると横風がいくらか吹いてくる。ウキが流されてアタリが出ない。あるいは出てもよく分からない。風がやんだタイミングにうまい具合にアタリが出てくれればいいのだけど、そうそううまくはいかない。そんなわけで失速するが、いくつか拾う。1時ごろに風がやむ。そうするとサワリからアタリにちゃんと連動して復活し、またいくつか拾ってゆく。最後のエサで釣れたのでそれを上がりベラとし、納竿。

10時から2時までの4時間やって23枚。型は6寸から尺までのあいだで、平均8寸前後。尺ありそうなまともな魚は1枚だけ。手のひらに乗りそうな6寸級は3枚ほど。

というわけで型はイマイチだったけど、これだけコンスタントに釣れたら文句はない。が、やっぱりもうちょっと大きいのが混じるとなお楽しい。もしかしたら宙でも釣れちゃうのかな。そしたら型も揃うかも。

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2003/03/29 椎の木湖

TacoさんとXさんとの3人で椎の木湖へ。

3号桟橋ゴルフ場向き314番。右にTacoさんが座り、左にXさん用の席をキープする。Xさんは30分ほど遅れて到着。

椎の木湖のホームページを見ると、ダンゴで高釣果を上げている人がちらほら。おまけに、水温が10度を超えた。ダンゴでそれなりに釣れるかも。ということで、まだ早いだろうとは思ったが両ダンゴに挑戦。

水深は18尺ほど。16尺で底付近をやるのもいいが、もうちょっと上の14尺にしてみる。

14尺、テンテン、両ダンゴ
エサ:特S1+マッハ3+水1
道糸:08
ハリス:04、グラン6・50cm・60cm
ウキ:ボディー14cm、PCムク

開始後30分、なじみながらスパンと落として1枚釣れた。ダンゴへの反応がわりといい。うまくすればそれなりに釣れるかも。深くなじませることだけを心がけて打ってゆく。がやっぱりそう簡単には落とさない。カラツンはさほどないのだけど、アタリが少なくてうまくいかない。とはいえ、ポツポツ釣れるものだから飽きずに続けられる。

エサはいろいろと試してみた。

軽くしたほうがアタリが増えるかも、ということで
浅ダナ1+マッハ3+水1

もっと軽くしたほうがいいかも、ということで
浅ダナ2+マッハ2+水1

サワリが減ってきたところで
スイミー0.5+浅ダナ1+水1+マッハ3

重めでもアタリが出ないわけじゃなさそうだったので
特S2+マッハ2+水1

これらのうちどれがよかったということもなくて、決まりエサは見出せず。しっとりした感じがいいんだろうと根拠もなく思っていたのだけど、スイミー入りのボソっぽいのも悪くなかった。どちらかというと、ボソっぽいので無理やりでもウキを動かしたほうがよかったのかも。といっても、やっぱりまだダンゴじゃ厳しいような感じではある。

アタリはほとんどがなじみながらのもの。上げてきてから釣れたのは3枚だけ。なじみながらのアタリが、ときどきではあっても出ちゃうもんだからやめられない。結局1日ダンゴで通してしまった。

強風が吹き荒れた3時に納竿。20枚12.8キロ。

もうちょっと釣れないとダンゴの醍醐味は味わえないが、これくらい釣れれば飽きずに続けられはする。ダンゴだったら型がいいかもと期待していたがそうでもなかった。というわけで、たいした釣果ではなかったのだけど、ずいぶんと楽しめました。

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2003/03/10 椎の木湖

土曜日も日曜日も強風だった。そして月曜日あたりは移動性高気圧に覆われそうなもんだ。と思ったが今日も強風。といっても、土日に比べればいくらかマシか。とはいえ、穏やかな日が訪れるのを待てばよさそうなものだ。が、明日からは忙しくなるかもしれないので今日は釣りに行くことに。たまたまトラさんが有休をとっていて椎の木湖に行くというので便乗する。

入場がちょうど始まったころに到着。既に到着していたトラさんと一緒に入場する。2号桟橋ゴルフ場向き渡り横337番にトラさん、その左の338番においら。今日は水深は関係ないが念のため言っておくと5メートル。段底なら16尺でちょうどいい水深。


これからダンゴの季節までは浅宙セットの強化期間だ。

8尺、1.2メートル、ウドンのセット
バラケ:特S1+水1+新B1+マッハ2
食わせ:彩10cc+JP10cc+水50cc、レンジで作ってポンプ出し
道糸:06
ハリス:04、グラン3・7cm、グラン2・50cm
ウキ:ボディー4.5cm、PCムク

タナは最初1メートルだったのだけど、打ち始めて1時間経ってもアタリが散発だったので20センチ深くした。それで激変するわけでもないのだけど、なんとなくマシになったような感じだったので最後まで1.2メートルのタナで通す。

バラケは最初から最後までずっと同じブレンドで通した。手もみすれば簡単に粘りが出るバラケ。これを付け方によって調整して使う。

ウキは自作のPCムク。最初はボディー4cmのものでやってみたのだけど、このウキは例のごとくバランスが悪く、自力で立ち上がることができなかった。なのでボツ。ひとつ上のサイズの4.5cmに変えると、こっちはまともに立ち上がった。ついでに言うと、このウキは「釣れ釣れくん」という名に相応しいかも。


さて釣り開始。6時20分。右隣のトラさんは12尺でメーターセット。左隣の見知らぬ若者も浅いタナをやっている。負けるわけにはいかないと、甘めのバラケを早いテンポで打ってゆく。5投くらいしたところで気配が出始めるが落とすまでには時間がかかった。最初の1枚を釣ったのは1時間経ったころ。トラさんは出会い頭のラッキーフィッシュを1枚だか2枚だか釣っているが、その後アタリが出なくて苦戦している。左の見知らぬアンちゃんもアタリがないようだ。合わせる動作がほとんどない。

おいらのほうはちょっとずつアタリが出始める。最初のうちはバラケを上で抜いてみたり、なじんですぐ抜けるようにしてみたり、大きさで持たせてみたり、ネバリで持たせてみたりといろいろやってみたのだけど、どうやら小粒のバラケをネバリでしっかり持たせるのがよさそうだ。パチンコ玉よりひとまわり小さいくらいのバラケを親指と人差し指でペチャペチャと2、3回潰してから丸く付けるといい感じ。1節残しくらいまでなじませて、すぐに溶けずにしばらくそこで止まるくらいのバラケ。止まっているあいだにサワリが出ると釣れそうな予感。実際、こうしてバラケをぶら下げておかないとサワリが出ない。

このへんのことに気づいたころからいくらか釣れるようになってきた。バラケが付いているときに落とすこともあったが、やっぱりバラケが落ちきったあとのアタリがほとんど。しかも誘わないと落とさない。が、誘えば割合アタリが出てくれる。魚の寄りがよくなってくるにつれてカラツンが多くなってきて、その都度ハリスを詰めてゆく。最初50だったのを45にしてポツポツ。さらに40にしてポツポツ。もひとつ詰めて35にしたらアタリがなくなり、40に戻してまたポツポツ。9時半までに7枚の釣果。

このころ風が横向きに変わり、ウキがどんどん流される。で、こりゃダメだということで8尺テンテンに変更。しかしこれが感じが出ない。30分くらいやってギブアップ。気配だけは出るがアタリが出ない。風向きもいくらかマシになったので、再び浅宙に。

魚は残っていたようで、すぐにアタリが出始める。10時半までに3枚を追加して休憩。8時ごろになぜか登場したgizumoさんをまじえて3人で昼食。これまでの4時間強で10枚。なかなか厳しい。が、食堂に行くついでに事務所のパソコンを覗いてみたら、これでも10位の人と同じくらいの釣果だった。なんだ、意外とがんばってるじゃないか。

さて午後の部。

バラケもセッティングもさっきと同じ。場を休めたのがよかったのかどうだか知らないが、1枚目は簡単に釣れる。午前中カラツンに苦戦していたトラさんもあっさり釣った。おいらがさりげなく与えたアドバイスが効いたに違いない。

Xさんとはまた別口の天邪鬼であるトラさんは、実は根は単純なのでツボさえ外さなければ扱いやすい。魚を寄せすぎてカラツンに苦戦しているトラさんにアドバイスを与えるとするならば、「寄せすぎだよ」とか「バラケを締めろよ」などと言っても効果はない。トラさんに対して否定的なことを言ってもトラさんの心には響かない。しかし肯定的な意見はトラさんマインドを直撃だ。「トラさんのエサはおいしすぎるんだよ、もうちょっとまずいエサを打ってごらんよ、手もみするとまずくなるから」、このようにアドバイスするのが正解だ。満足げに「ほほう、オレのエサはおいしすぎるのね、しょうがねぇなぁ」などと言って締めたエサを打つことになる。

もっともここで疑問に思うべきことは、そこまでしてトラさんにアドバイスを与える理由はあるのかしら、ということだ。が、直截に言うと善意が無駄になるだけなので、善意を無駄にしたくない方のご参考までに。

ああそれたそれた話しがそれた。

午後は最初の数枚は簡単だったが、あとが続かない。なかなか落としてくれない感じ。いっぽうトラさんは午前中のカラツンが全部乗るアタリに変わったようで、3連荘したりしている。これがずっと続いたら午後だけで30枚くらいは釣っちゃう勢い。なんだけど、やっぱりこれは続かない。乗ってたアタリがまたカラツンに変わっていったらしい。しかしアタリだけは途切れない。うらやましい。

おいらのほうはあたれば乗るがアタリが遠いといった雰囲気で、ポツポツペースを脱しない。バラケや誘いでなんとかしようとしてみるが、ペースアップにはほど遠い。こりゃいよいよハリスだなということで、ハリスを伸ばす。40だったのを45に。これでいくらかアタリが復活するがトラさんのようなアタリっきりという状況にはなかなかならず、苦戦。隣のトラさんと一進一退の攻防を繰り返す感じで今日の釣りは終了。


午後はトラさんといい勝負だった。午前中の貯金でかろうじて逃げ切った。gizumoさんは「いなかったことにしてくれ」と言っていたが、もうバラしてしまいました。なんだか苦戦していたようです。

やの:33枚、23.55kg(平均710g)
トラさん:25枚、19.75kg(平均790g)

大型1枚に缶ジュースを賭けていたのだけど、トラさんに1460グラムを釣られて負けてしまった。「ウデがいいんだねぇ」とトラさんに言うと「渡り横だから」と謙虚な反応。ひねくれモノはこう扱おう!

ちなみにおいらの釣果は池の9位でした。なんだオレも浅宙できるんじゃないか、と思いました。浅宙も楽しいや。

池の9位という実績のあるおいらの自作ウキ「釣れ釣れくんPCムク」は、5cmバージョンと6cmバージョンが1本ずつ余っていたものだから、「1本500円で売ってあげるよ」とトラさんに言ってみた。9位の実績があるものだから5cmバージョンが売れました。ささ、まだ6cmバージョンが1本余ってますよ。両ダンゴの季節が来たら、もうこのウキなしじゃ釣りに行けない!

苦手意識のあった浅宙でまともに釣れたものだから(おまけに自作ウキだし)、今日はなんだかとても充実感があります。

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