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ヘラブナ釣行記−2003年2月

2003/02/28 椎の木湖

Evolutionの申年チームキャプテンである“でぶごん”さんが椎の木湖に特訓しに行くというので便乗することに。何を特訓するのかは知らないが、おいらも申年チームのメンバーなので一緒に特訓だ。それはそうと、“でぶごん”というハンドルからは魔人ブウのような体型を想像しがちだが、実際はそうでなく、いたってふつうの体型だ。ご注意ください。

平日の椎の木湖はときどき平日とは思えないほどのお客さんで賑わっていたりもするが今日は平日らしい人の入りで、場所は選び放題。3号桟橋煙突向きの渡り横436番に“でぶごん”さん。その隣の435番においら。“でぶごん”さんは9尺メーターセットをやるという。おいらは11尺の1.5メートル。

浅宙のセットをやるなら8尺か9尺で1メートルのタナをやればよさそうなものなんだけど、そういう釣りでめまるさんに勝てる日はまず来ないから、似てるけどちょっと違う釣りを開拓しなければなるまい、とかなんとか気負った感じで11尺。長いような、短いような。タナは1.5メートル。浅いようなそうでもないような。ああなんだか中途半端だ。

11尺、1.5メートル、ウドンのセット
バラケ:ヘラスイミー1+水1+新B1+スーパーD2
食わせ:彩10cc+JP10cc+水50cc、レンジで作ってポンプ出し
道糸:06
ハリス:04、グラン4・8cm、グラン2・60cm
ウキ:ボディー6.5cm、パイプトップ

今日はマッハの代わりにスーパーDを入れてみた。マッハの残量が少なくなっていたので、なんだかマッハがもったいなくて。スーパーDはレギュラーじゃないから、できれば早いところ使い切りたい。そういうわけでスーパーD。

ウキは、最初、自作のPCムクを付けてみた。以前の反省を活かして1mm径のトップを付けたもの。しかし反省は活かしきれず、以前と同じように、立ち方がイマイチだった。だからこれはボツ。現在製作中の新バージョンに期待。

さて、釣り。

ウドンで1節、バラケで2節なじませるような感じで打ってゆく。5投目くらいからサワリが出始め、さらに5投くらいしたところでカラツン。それからまた5投くらいしたころから釣れ始める。バラケが落ち切ってすぐに落としたり、誘ってツンと入ったり。最初の3枚は簡単に釣れた。

しかしここからカラツンモード。ハリスを徐々に詰めてゆく。60→55→50→45と推移する過程にポツポツ拾う。しかしじきにアタリが出なくなってきた。そこで50に戻す。このへんが妥当な感じか。ハリスだけじゃなくて、バラケの付け方もいくらか変えてみる。なじみを浅くするのはイマイチっぽくて、小さくて固いのを打つとマシな感じ。

というあたりが分かりかけたところでこの釣りはおしまい。3時間で9枚とショボいが、うまい人がやったらずいぶんと釣れそうな雰囲気だった。


次は8尺メーター。わりとウキがよく動くものだから、どう見たって8尺で十分だ。“めまる”さんに勝てないとしても、8尺でやったほうが状況に対して素直だろう。

8尺、1メートル、ウドンのセット
バラケ:ヘラスイミー1+水1+新B1+スーパーD2
食わせ:彩10cc+JP10cc+水50cc、レンジで作ってポンプ出し
道糸:06
ハリス:04、グラン4・7cm、グラン2・50cm
ウキ:ボディー4.5cm、パイプトップ

1投目からサワリがあって、すぐにアタリが出始める。カラツンの中から拾う感じではあるが、アタリはそこそこ多く、ポツポツ拾える。風が吹いて流れ出すとアタリが止まるものの、風も長続きしないから大丈夫。隣の“でぶごん”さんも同じ釣りをしていて、なかなかいい感じに釣っている。暖かくなってきて一段と活性が上がった感じ。

11尺のときとは違って、バラケは持たせるよりも抜いたほうが釣りやすい。バラケが付いているとカラツンがひどくてたいへんだ。ハリスはまあ50センチくらいでよさそう。というあたりが分かりかけたところでこの釣りはおしまい。2時間で7枚とショボいが、うまい人がやったらむちゃくちゃ釣れそうな雰囲気だった。


手水用に汲んであった水を池に捨てたときのこと。足元の水中に麩の煙幕が広がった。すると桟橋の下からワラワラとヘラブナ軍団が湧いてきて、麩をパクパクと吸っている。ここで、「桟橋下に魚が見えたら両ダンゴ」という有名な格言を思い出さないヘラ師は100人中3人くらいしかいないだろう。ということで、午後は両ダンゴに挑戦。

16尺、テンテン、両ダンゴ
エサ:特S2+マッハ2+水1
道糸:08
ハリス:04、グラン6・60cm、グラン6・70cm
ウキ:ボディー14cm、PCムク

水深は18尺。15尺竿には浅宙用の仕掛けが付いているから14尺か16尺のどちらかがいい。どっちにするか迷ったが、底付近のほうが無難だろうということで16尺。エサは重いような軽いような2対2の配合。これを人差し指の先くらいの大きさで打ってゆく。

数投もするとウキが大きく動き始める。予想以上に反応がよくて、いい感じに肩で揉まれる。スレっぽい動きが多いものの、しぶしぶとサワリながらなじんでゆく。が、なかなか落とさない。馴染みきったあとのアタリは全部スレでどうにもならん。馴染み込んでいる最中にアタリが出なきゃダメらしい。が、それはなかなか難しいらしく、一向に釣れない。60・70だったハリスを50・60に詰める。エサをいくらか練る。が、上でのサワリが強いだけであとが続かない。もしかして、もうちょっと上のタナかしら?

ということで、14尺に変更。エサも「特S1+マッハ3+水1」に変更。ハリスは50・60。

こっちに変えると、余分な動きが減った感じでマシになってきた。わりとすんなり馴染んでしまうことが多いが、いまにも落としそうな雰囲気が出てきた。肩でいくらか揉んで、馴染みに入る。ここでのサワリは弱く、わりとすんなり馴染んでしまう。しかしあるとき、馴染み込んでいく最中にツルリと滑るようにウキが入った。ズバっと落とすっていうよりも、馴染むスピードが変わっただけ、という動き。これを合わせてみたらようやく釣れた。この動きはこれまで何回かあったっぽいが、見逃していた。が、これからは見逃さない。と思うと、そういう動きが出なくて困ったりもするのだけど、3時半までがんばってなんとか5枚を追加。

3時間で6枚だからなんともならんが、楽しめる程度には釣れると言えるかも。実際、この午後の3時間はエキサイティングな気分を味わえた。次回は朝から両ダンゴだ。


そんなわけで、1日やって22枚16キロ。しょぼいけど、ずいぶんと楽しめました。

9尺メーター→8尺テンテン→9尺メーターと短い竿で通した“でぶごん”さんは26枚19キロ、くらいでしたっけ? さすがキャプテン。

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2003/02/13 椎の木湖

ほんとは昨日行くつもりだった。前夜にウドンを仕込んで目覚まし時計をセットした。しかし目覚めてみると風ボーボー。こりゃあんまりだということで行くのはやめた。そしてその代わりに今日、行ってきた。

というわけで、ひとりで椎の木湖へ。

まずは自作カヤウキPC5(ソリッド足8.5cm、ボディー5cm、PCムクのトップ11cm)のテスト。最初に作ったウキは足が短すぎてうまく立たなかった。今回は足を長くした。そのため、前よりは立ちがよくなった。しかしまだスムースにいかない。足の長さはいいのだけどトップが太い。1.2mmのPCムクは、小さなウキには太いようだ。だもんだから今日の帰りにシバタで1mm径のPCムクを買ってきた。とまあそんなことよりも、ウキの具合が悪いものだから、買ったウキに交換。オモリ調整のやりなおし。

6時20分ごろ入場したのだけど、そんなこんなで7時過ぎに釣り開始。まずは9尺メーターセット。

最近はウキの動きが活発になってきたという噂を聞いたので、ペレット入りの重たいバラケ(宙ペレ30cc+水100cc+新B100cc+マッハ200cc)。下ハリス50cmで開始。5投目くらいからサワリが出だすが最初の1枚は開始から30分経ったころ。なじんで上げてスパンと落とした。消しこみに近いような激しいあたり。こりゃいいかもと色めきたったが、そういうアタリは滅多に出ない。ふつうにツンと落としてもたいがいカラツン。徐々に詰めていって下ハリス40cmになったころ、サワリも出なくなってきた。55cmに伸ばしてみるといくらかアタリが出るようになってきたがカラツン。サワリはあいかわらず少なめ。バラケを変えてみる。スイミー1+水1+新B1+マッハ2+手水少々。これでサワリもアタリもいくらか増えたがカラツンやらスレやらでいっこうに釣果が伸びない。10時半ごろ、諦めた。このまでの釣果5枚。

めまるさんならともかく、おいらには釣れん。ウキの動きがよくなってきたかと思ったのは最初だけ。たしかにバラケへのサワリは出そうと思えばけっこう出るが、食わせるのが一苦労、というか、おいらには食わせられん。真冬のイメージで臨んだほうが無難かも。

メーターセットは5号の渡り横でやっていた。水深は5.75メートル。底に届かない。届くところに移動する。2号の煙突向き、233番、水深5m。

とりあえず釣りたい気分だったので段底。16尺。下ハリス70cm。下バリトントンのち1.5cmズラシ。メーターで使った2種類のバラケ(ペレット入りとスイミー入り)を合体させる。さらに、調整用にと朝のうちに作ったダッシュ単品(ダッシュ4+水1)も合体。適当に手水をうって調整。

1投目にカラツン。2投目と3投目に釣れて4投目カラツン、5投目で1枚。あとは忘れたが、アタリはバラケが落ち切ってすぐに出る。あるいは、1回縦誘いを入れると素直に入る。が、5枚くらい釣ったあとはなかなか落とさなくなってきた。バラケが落ちきったところでサワリが出るから食わせの近くにいるのだとは思うが、アタリが遠い。もうちょっとマメにタナを調整するとうまくやれそう。1時間半くらいで9枚釣った。ここでおしまい。釣れたら釣れたで面白くないような気がしてきた。

このころX氏登場。お弁当を食べるためにわざわざ椎の木湖までやってきた。おいらは14尺の支度を始める。ちかごろちょっとだけ流行っている長めの竿での浅宙をやる。まあこれは釣りというよりも竿振りの練習。

これもなかなかサワリが続かず苦戦。隣でX氏がああだこうだと言っている。あまり意見が合わない。途中でX氏に釣り座を譲る。むちゃくちゃ甘いバラケを打っている。サワリは激増。アタリも出てくる。が、そう簡単には釣れない。なんとか1枚釣ったが続かない。X氏が帰ったあともこの釣りを続ける。いっとき決まったか、と思ったが気のせいだった。ほどほどのサワリが出ていいアタリが出るのだけどカラツン率がむちゃくちゃ高い。どうもこの釣りも難しい。

というか、収穫は、釣りのしかたじゃなくて竿の振り方にある。今日X氏にアドバイスをもらったあと、振り込むのが急激に上手になった。左手をもうちょっと高く上げるだけでこんなにも振り込みやすくなるなんて知らなかったよ。もっと早く教えてくれればよかったのに。まあしかし今日覚えたからいい。次回からは沖の魚を狙い撃ちだ。


メーター5枚、段底9枚、沖打ち5枚の19枚。

なんというか、オレって段底しかできないんだなぁと思いました。その段底だって、できる日とできない日があるけど。

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2003/02/08 羽生吉沼

さて今日はみんなで羽生吉沼へ。いわずと知れた釣り名人めまるさんはバランスの底釣りから。羽生吉沼をホームレイクとする底釣り名人かつTacoさんの師匠(底釣り限定?)であるX氏もバランスの底釣りから。10時ごろになってようやく到着したTacoさんもバランスの底釣りから。というわけでバランスの底釣りが大流行中なんだけど、おいらは最近ほんのちょっとだけマイブームになっている宙釣りの練習から。

18尺、2本半
バラケ:ヘラスイミー1+水1.2+新B1+マッハ2+マッハ適量
食わせ:感嘆II
道糸:08
ハリス:04、グラン5・10cm、グラン2・60cm
ウキ:ボディー10cm、パイプトップ

長い竿で宙を釣るなんてことはほとんどないのだけど、たまには練習しとかないと夏の宙ペレシーズンにX氏にやっつけられてしまう。今日は釣りの練習というよりも竿を振る練習だ。2本半のタナなら拙いおいらでも風がなければなんとか振れるんじゃなかろうか。

5投くらいしたところでかすかなサワリ。それから10投くらいしたところでようやくアタリ。なんどか誘ったところでツンと入った。予想外に早く1枚目。しかし魚はなかなか寄らず、サワリが出たり出なかったり。風はないのだけど右方向に流れが出ていて長いあいだ待つことができず、アタリも散発。それでもときどき釣れる。5枚ほど釣ったころ弱い向かい風が吹いてきた。ちょっとでも吹くととたんに投げられなくなってしまう。上から振ればなんとか飛ぶのだけど、打ち込み点が右にいったり左にいったりで一定しない。そのせいか風のせいか知らないが、サワリもますます減っていく。いずれ風向きは逆になるだろうことは予想できたが、隣のめまるさんの芝がむちゃくちゃ青く見えたので釣りを変更。とりあえずここまでに7枚。

次は底釣り。

18尺、バランスの底
道糸:08
ハリス:04、グラン3・43cm、グラン3・50cm
ウキ:ボディー14cm、PCムク

めまるさんは両ダンゴで10枚くらい釣っている。両グルだったらうらやましくないのだけど、両ダンゴとなるとうらやましい。めまるさんのウキの動きを見ていると、いかにも釣れそうなサワリを出している。なじんで、サワリながら上げてきて、今にも落としそう。と思ったら、見ているときにツンと落として1枚釣った。ああなんだかむちゃくちゃ楽しそうだ。

めまるさんのエサは夏冬マッハだという。このエサでもなじませるのがたいへんだ、というくらい反応しているものだから、おいらはもう一段重たいエサでやってみる。

宙ペレ1+水1+夏1

これで10投くらいしてみたが、あまりにサワリが弱い。そこで、このエサに水25ccを足してベチャベチャにして、そこにマッハ100ccを加える。これでしばらくやっているとサワリがいくらかそれらしくなってくる。が、なかなか落とさない。ウキの上がりはいいのだけど決めない。しっかり持たせてみても、サワリの時間が長引くだけで落とさない。なんとなく1枚釣ったところで両ダンゴは諦めた。

両グルに変更。新ベラグルテン底単品の標準づくり。

こっちにするとダンゴよりも長い時間待つことができるからしぶとく待ってみるのだけど、簡単には落としてくれない。何度も誘ってやっとチクと入ることがある、という程度。グルテンのことはさっぱり分からんので、おいらには対処のしようもない。3つばかり釣ったところでギブアップ。

残り時間は2時間くらい。今日はやらないでおこうと思っていたのだけど、最後は段底。宙で使ったバラケと底で使った両ダンゴを合体させて、そこに水50ccを足してマッハ200ccを加えたものをバラケとする。しっとりしているがネバリ気と重さがあって深くなじむがすんなり落とす、という感じか。配合を書くとすれば以下のとおり。もうわけが分からん。が、要は、しっかりなじんですんなり落とせば問題なし。あるいは、重いのとマッハが入っていればOKでしょう。いつも新Bを入れるのは、まぁおまじないみたいなものだ。

ヘラスイミー1+水1.2+新B1+マッハ2+マッハ適量
     +
宙ペレ1+水1+夏1+水0.5+マッハ2
     +
水0.5+マッハ2

その他セッティングはだいたいいつものとおり。違いは食わせくらいか。

18尺、段差の底
食わせ:感嘆II
道糸:08
ハリス:04、グラン5・10cm、グラン2・60cm
ウキ:ボディー14cm、PCムク

ずっと底釣りをしていたから魚は最初から底にいるはず、なんだけど、3投目にやっと気配があらわれる。その後最初の数枚はバラケが落ち切ってすぐにチクと入り簡単に釣れる。そのあとは、簡単には落とさなくなる。しかししぶとく誘えば落としてくれる。落としてくれればまずまずの確率で乗る。最終の3時半までがんばって9枚追加し、今日の釣果は全部でちょうど20枚。11キロちょいくらい。


めまるさんがダンゴで釣ってるものだから今日はもうバクバクかと思ったがそうでもなかった。まだまだ段底が手堅い感じ。こんどは一日中段底で通してみたい。

しかしめまるさんはよくダンゴであれだけ釣ったもんだ。

最初にやった宙釣りが楽しかった。しかし振り込みが下手だからうまくは釣れない。Xさんの振り込み技術がおいらにあればかなりチャンスがありそうな雰囲気だった。真後ろからそよそよと風が吹く日にでも練習したい。18尺はおいらにはまだ何年か早いので、こんどは15尺あたりでやってみる。でもって、もっと大きなウキを使おう。

しかしグルテンというエサはよく分からん。なんであんなもんで釣れるのか不思議なくらいだ。なんとか少しはグルテンをモノにしてやろうと、ときどき試しているのだけど、手ごたえを得たことは一度もない。あれがヘラブナの好物だとはどうしても思えない。もう今後はヘラバッグの中に入れるのはやめようかしら。まだ力玉のほうが釣れそうだ(あれも釣れそうな感じがしないのだけど)。

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2003/02/06 隼人大池

おとといときのうの二日の間に凄まじいほどのスピードで仕事を片付けたので今日は釣りだ。しかし風が強いらしい。そんなときは強靭な防風ネットが張り巡らされた隼人大池へレッツゴー!

6時半ごろ到着。平日なのにずいぶんと車が止まっている。そんなに人気あるのか、ここは? まぁ人気があろうがなかろうが、入りたい場所に入れないほどの入りではなかろう。受付で2500円を支払い池へと進む。池の入口でどこかのおじさんが、「今日は愛好会の例会だから奥のほうに行ってくれる?」とか言っている。どのみちおいらは奥のほうに入るつもりだったから問題なし。軽快に「おじさん、了解」と大きな声で返事する。

とりあえず、段底。

14尺、段差の底
バラケ:ヘラスイミー1+水1+新B1+マッハ2
食わせ:彩10cc+JP10cc+水50cc、レンジで作ってポンプ出し
道糸:08
ハリス:04、グラン5・10cm、グラン2・60cm
ウキ:ボディー14cm、PCムク

いつものセッティング。はじめ15尺でタチを計ったんだけど道糸がずいぶんと余るので14尺に変更。下針トントンのタナで開始。7時20分ごろ。

タナを取ってるときに消しゴムに触るくらいだから魚は最初から底にいる。1投目からかすかな気配。2投目、バラケが落ちきったところでツンとはっきり入って1枚目。それから3投立て続けに釣れて4連荘。しかしここからカラツン地獄に突入。バラケがほとんど落ちきったところで(ということはつまり、ちょっとだけ残っている)、必ずといっていいほどそれらしアタリが出る。しかしこれがほとんどカラツン。バラケがカケラでも残っているとそいつに当たるんだろうか。

バラケにサワリが出過ぎる感じだったのでしっかり目のバラケを小粒にしてやってみる。しかしこれは逆効果だったらしく、カラツンは解消しない。ネバリが出たせいで、バラケが抜けきらない感じ。今になってみればそりゃそうだと思うのだけど、やってる最中はなぜかそうしてしまった。しかし逆効果であることにじきに気づいて、抜けやすいような付け方に変更する。サワリが出過ぎるのは我慢する。

バラケの調整とともに、タナも少しずついじってみる。だいたい半節ぶんくらいずつずらしていく。最終的に、1.5節〜2節くらいずたしたタナがよかったようだ。

バラケのほうは、サワリの激しさに途中で我慢できなくなって、水溶きペレットを追い足した。これはわりとよかったらしく、サワリがほどほどに抑えられた。そしてへんなアタリが出る前にバラケが全部抜けるようになってきた。

という感じで、10時ごろにいい雰囲気になってきた。しかしこのころには、アタリが遠くなっていた。とはいえ、あたればかなりの確率で乗る。段底はこうでなくちゃいけない、ってこともないのだけど、段底らしくて楽しい。

11時半までに16枚。だいたい時間4枚。もうちょっとうまくやれそうなもんだ。が、見える範囲ではこれでもいいほう、だと思うんだけど、どうかしら。


昼食後は浅いタナの練習。

エボのこんどの例会は川越フィッシングセンターなんだけど、この釣り場で段底で優勝っていうのはなんとなく無理っぽい気がする。1回も行ったことがないからあてずっぽうだけど、両ダンゴの底釣りかウドンセットの浅宙と見た。両ダンゴの底釣りならいきなりでもやれないことはないと思うのだけど(いや無理かなぁ)、浅宙は仕掛けが全然用意できてない。ということで、まずは仕掛けづくり。とりあえず、11尺の仕掛けを作る。道糸06(しかもバス用じゃなくてヘラ用の糸)。この仕掛けにちっこいウキを取り付けてオモリを調整し、30分ほど釣りをしてみる。ほとんどアタリっきりなんだけど全部カラツンでどうにもならん、というか、どうにもしていない。ハリスを詰めるくらいのことをすればいいのだけど、仕掛けづくりが目的だから別にいいや。ということで、バラケに食ってきた1枚を釣ったのみ。

11尺はとっとと片付ける。次は9尺。9尺用の06仕掛けは、いつ作ったのか分からんが、ひとつだけ用意してある。この仕掛けに取り替えてオモリ調整。で、釣りをしてみる。川越フィッシングセンターではとりあえず9尺でやってみて、ダメなら11尺に変更する予定。それでもダメなら、釣れてる人の釣りを見て真似する。

9尺、メーター
バラケ:段底のバラケに手水を打ったもの(ヘラスイミー1+水1+新B1+マッハ2+水溶きペレット)
食わせ:彩10cc+JP10cc+水50cc、レンジで作ってポンプ出し
道糸:06
ハリス:04、グラン4・7cm、グラン2・40cm
ウキ:ボディー6cm、パイプトップ

これで始めると、11尺のときよりもアタリは少ないが、あたらないわけじゃない。しかしカラツンが多く、難しい。ハリスを35cmに詰めてみると、ちょっとずつ乗るようになってきた。数枚拾ったところで、風が強くなってきた。水面がいくらか波立っていて、さらに左に流される。アタリが出るまで待ちきれない。

慣れないメーターセットではあるが、おいらはいつも名人と一緒に釣りをしている。たしか名人はバラケを抜いてみたりだとか持たせてみたりだとか、ハリスの長さを小まめに調整してみたりだとか、誘ってみたりだとか、いろいろやっていた。名人の対処を思い出しつつ、おいらもあれこれやってみる。結局名人のように釣れはしないが、全然釣れないわけでもなく、まあこんなもんだろうという感じ。

9尺メーターセットは1時から3時までやって7枚。おいらにしてはたぶん上出来。川越フィッシングセンターではもうちょっとうまくやれるかも。

というわけで、全部で24枚。

底もメーターも型はいまいちで、いいとこ平均500グラムといったところ。2席あけた左側に座っていたおじいさんが、おいらが後片付けを始めたときに大きいのを釣った。12尺くらいのテンテンのセットか。釣ったとき「おうおう」とか言いながら、満面に笑みをたたえておいらに見せに来てくれた。おじいさんの親切心に親切心でもって応えようと思ったおいらは、長さを計ってあげた。45cmくらいだった。「椎の木湖でもこんなのは見ませんよねぇ」とかなんとか、雑談しながらエサボールを洗うおいらであった。ヘラブナ釣りは素晴らしいなぁ。

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