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1999年1月18日、友人の猫を預かる。友人は「ニャアニャア」あるいは「ミー」と呼んでいたが、我々夫婦は勝手にジャムと名付ける。ボクにとって、猫と暮らすのはこれが初めて。3週間ほどにわたる猫との暮らしを通して、猫の魅力を知る。
1999年12月3日、再びジャムを預かることになった。当時の一場面はたとえばこんな感じ。
今日の晩ご飯のおかずはマグロの刺身だった。我々人間が食べる前に、ネコのジャムに2切ればかりあげた。細かく切り刻んで小皿にのせて与えてみたら、むさぼるようにたいらげた。ジャムがたいらげたところで我々人間は食べ始めた。我々が食べているときジャムは台所のあちこちを物色している。冷蔵庫の上に乗って食卓を見下ろしたりもする。マグロの刺身が丸見えだ。ジャムの目がキラリと光った、ようにも見えた。
で、その後追加でお刺身をあげたりなんかして、ジャムとの暮らしを楽しんでいたようです。ジャムが帰っていったのは2000年1月19日なので、1ヵ月以上預かっていたんですねぇ。
2003年7月14日、あれから数年、またジャムを預かることになった。これが3度目。以前預かったときはまだ子どもだったジャムも、すっかり大人になった。
相変わらず人懐っこくて食いしん坊なところは子供っぽい感じに見えるが、以前のように走り回ることがない。食べ物をねだるときの執念も薄らいでいる。やっぱりちょっとは大人になったのかも。
このころにはデジ一を使っていたんですね。写真がきれいになっています。それまではフィルムカメラで撮ってフィルムスキャンしてWebに載せていました。隔世の感。
2004年1月21日、小さな白猫がうちにやってきた。今でもうちの猫王として君臨しているマーボだ。
自分たちの猫を飼うために分譲マンションに引っ越してすぐに、猫を探し始めた。浦和駅前で譲渡会が開催されることをWebで知り、足を運んだ。
とりあえず様子を見てみよう、というくらいのつもりで出かけたのだけど、連れて帰りたい子猫を発見。ケージの中でニャアニャアとしきりに鳴いている白い猫。そのニャアニャアが、おいらに向けられて発せられているような気がしてならない。「じゃうちの猫になるか?」と尋ねたら「ニャア」と快諾したので彼の里親になることに。
うちに来たころのマーボは生後4ヶ月ほどで、まだまだちっこかった。今のマーボを知る人には想像もつくまい。
マーボがうちに慣れてきたころ、マーボの友だちが必要だと考えるようになった。その結果うちに連れてこられたのがユズだ。2004年3月2日のことだから、マーボが来て1ヵ月と10日ほど。
ユズはチビのころ貧相だった。「この猫、愛せるだろうか?」と心配になったことすらある。(最終的には、もっとも愛らしい猫に育ったんですけれどもね。)
マーボとユズはいいコンビになった。いっしょに遊んだり眠ったりする、仲のいい兄妹のようだ。
2005年4月9日、そんな平和な世界に第3の猫が現れた。人間は大好きだが猫は怖いというジャム姐さんだ。下の写真は、怖い顔をして部屋を見回るジャム。いかにも強そうみ見えるが、ほんとうは、マーボやユズ以上にビビっているのだと思う。
ジャムの勢いに押されたマーボは、腰が引けている。
ユズは、物陰からこっそりジャムの様子をうかがっている。
マーボとユズは順調に育った。特に、最初貧相だったユズは長毛らしく、ふんわりとしてきた。
ユズ、2005年11月
ユズ、2006年2月
マーボ、2006年8月
マーボ、2007年9月
ユズ、2009年6月
マーボ、2009年11月
マーボ・ユズと暮らし始めて10年近く経った2013年7月27日、新しい猫が来た。チャッピーという小さなオスのブチ猫。6月4日生まれ。
そのころはちょうど、ペットは2匹までというマンションから、裁量次第で何匹でも飼える一戸建てに引っ越していた。もう一匹いてもいいかもなぁと思っていたところ、「妹の友だちの友だちの友だち」の家で子猫が生まれ、里親を募集しているという話が舞い込んだ。これは何かの縁だろうということで、譲り受けることに。
2015年10月、ユズが息を引き取りました。11歳と約10カ月の生涯。
動けなくなったユズは横たわったまま、静かに呼吸だけを繰り返していました。お腹がフーコフーコとふいごのように上下している様子をボクと妻が見つめていると、ある瞬間、最後のフーコが訪れ、以後、もうおなかは膨らまなくなりました。
いまでもユズのことを思い出すと目がウルウルとしてきちゃいますが、ボクたちの心の中で生きていると言ってもいいでしょう。実際のユズがどうだったかという事実を凌駕するほどのユズ像が、ユズを話題にするたびにどんどん形づくられていくからです。ユズは伝説になりつつあります。いずれは、神話にすらなるかもしれません。
2015年1月
2015年4月
ユズのお墓(この下にお骨が埋まっている)
ユズがいなくなって数カ月も経つと、ユズがいないということとはまた別の意味で寂しくなってきた。マーボとチャッピーは元気に暮らしているけれども、男子猫ズだけではなんだか華がない。縁があれば女の子の猫をもらおう! と思いつつ夏が過ぎ、秋。譲渡会を告知するチラシをスーパーの掲示板で発見。そして2016年9月16日、さやま猫の会さんから三毛猫のミーコを譲り受けた。
「さやま猫の会」さんから子猫を一匹、譲り受けた。数日間のトライアル期間を経て、さきほど譲渡の手続きを終え、めでたくうちの猫になった。生後約2ヵ月、メス、(あこがれの)三毛。 pic.twitter.com/ZyU6aXzYrM
— nyangle (@nyangle) 2016年9月16日
この2匹、けっこういいコンビになってきた。 pic.twitter.com/d6cv1kOJme
— nyangle (@nyangle) 2016年9月27日
白猫は、うちでいま一番の熱源。 pic.twitter.com/UJOpjSKKAr
— nyangle (@nyangle) 2016年10月19日
ご飯を待ちわびる三匹。近ごろではミーコ(三毛猫)がもっとも激しく、ご飯を要求するようになってきた。以前はマーボ(白猫)がいちばんだったのだけど。 pic.twitter.com/BJEyyEQaLE
— nyangle (@nyangle) 2016年10月26日
ミーコがうちにきてしばらく経つと、ミーコの遊び相手が必要なのではないかと考えるようになった。マーボはおじいさんだからもう遊ばないし、チャッピーもミーコの勢いに押されている。そんなわけで、またもやさやま猫の会さんの譲渡会にお邪魔して、以前から気になっていた猫を譲り受けることに。
2016年11月13日、ルナがうちにやってきた。
子猫たちを見るだけでは終わらなかった。新たに1匹、譲り受けようかと。というわけで、さっそく今日からトライアル開始。現時点では、がっつり怯えています。しかしそこはトイレなんだが。。。 pic.twitter.com/0p5MrPgBHp
— nyangle (@nyangle) 2016年11月13日
ルナと名付けました。ルンルンと呼んでもいいです。で、ルナを昨日、ケージから出してやりました。家の中をあちこち探検して、先住猫たちがあまり滞在しない寝室を、自分の居場所と定めたようです。3日目にして早くも慣れてきた! いいぞ、ルンルン。 pic.twitter.com/ynvCG5PE2E
— nyangle (@nyangle) 2016年11月15日
もうすでに「うちの猫」として何度も紹介してきたルナですが、さっきまではまだ、うちで飼えるかどうかを見定めるためのトライアル期間でした。それでさきほど譲渡の手続きをして、正式にうちの猫となりました。さやま猫の会のみなさん、どうもありがとうございました。 pic.twitter.com/KwphZ1JYsq
— nyangle (@nyangle) 2016年11月27日
そんなわけで、現在、4匹の猫たちと暮らしています。
最年長のマーボ
気のいいチャッピー
暴れん坊のミーコ
マイペースのルナ
猫を4匹も飼っていると、トイレもひとつじゃもの足りない! というわけで、3次元的4ケース態勢 created by 妻。ゴミ箱、スコップ、固まった砂をきれにはがすためのヘラ、箒とちりとり、フローリングワイパーを周辺に設置。 pic.twitter.com/3mr53WrTQy
— nyangle (@nyangle) 2016年11月29日
2016/12/02 Nyangle このページはStyleNote 5.20を使って作りました。